MongoDBの$projectと$concatArraysで既存の多次元配列フィールドを連結する方法
$concatArrays演算子とは
MongoDBの$concatArrays演算子は、複数の配列を連結し、その結果得られた配列を返すために使用されます。本記事では、既存の多次元配列(ネストされた配列)フィールドに対して、集計パイプラインの$projectステージと$reduce演算子を組み合わせて$concatArraysを適用し、配列を平坦化する方法を解説します。
サンプルコレクションの作成
まず、ドキュメントを含むコレクションを作成します。次の例では、「Marks1」フィールドに、配列の中にさらに配列が格納された多次元構造のデータを挿入しています。
> db.demo338.insertOne({"Name":"Chris","Marks1":[ [56,67,45],[67,89,90,91]]});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e5299baf8647eb59e56209f")
}登録したドキュメントの確認
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示してみましょう。
> db.demo338.find().pretty();
これにより、次のような出力が得られます。
{
"_id" : ObjectId("5e5299baf8647eb59e56209f"),
"Name" : "Chris",
"Marks1" : [
[
56,
67,
45
],
[
67,
89,
90,
91
]
]
}多次元配列を連結するクエリ
既存の多次元配列フィールドを処理して配列を連結するには、$projectステージ内で$reduce演算子と$concatArrays演算子を組み合わせます。$reduceは入力配列の各要素を先頭から順に処理し、$$thisが現在処理中の要素、$$valueがそれまでの累積結果を表します。各要素を累積結果と連結していくことで、ネストされた配列を1つの配列にまとめられます。
> db.demo338.aggregate([
... { "$project": {
... "Marks": {
... "$reduce": {
... "input": "$Marks1",
... "initialValue": [],
... "in": { "$concatArrays": ["$$this", "$$value"] }
... }
... }
... }}
... ])実行結果
クエリを実行すると、ネストされていた配列が単一のフラットな配列に変換され、以下のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e5299baf8647eb59e56209f"), "Marks" : [ 67, 89, 90, 91, 56, 67, 45 ] }このように、$reduceと$concatArraysを組み合わせることで、多次元配列を1次元の配列へと簡単に平坦化(フラット化)できます。集計パイプライン内で完結するため、ドキュメントの更新を行わずに読み取り時のデータ形式だけを変えたい場合にも便利です。
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