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MongoDBで条件に一致する配列へ要素を挿入する方法($pushと位置演算子の使い方)

MongoDBでは、ドキュメント内の配列に対して条件を指定し、該当する要素だけを更新・挿入することができます。本記事では、update()メソッドと$push演算子、さらに位置演算子$を組み合わせて、特定の条件に一致する配列要素へ新しい値を追加する手順を解説します。

1. コレクションの作成

まず、サンプルとなるコレクションを作成します。ここでは学生名とスコアのリストを持つドキュメントを挿入します。

> db.demo11.insertOne({"ListOfStudent":[{"StudentName":"Chris","ListOfScore":[76,67,54,89]}]});
{
   "acknowledged" : true,
   "insertedId" : ObjectId("5e0f6e34d7df943a7cec4fa1")
}

2. ドキュメントの確認

find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示してみましょう。

> db.demo11.find().pretty();

実行すると、次のような出力が得られます。

{
   "_id" : ObjectId("5e0f6e34d7df943a7cec4fa1"),
   "ListOfStudent" : [
      {
         "StudentName" : "Chris",
         "ListOfScore" : [
            76,
            67,
            54,
            89
         ]
      }
   ]
}

3. 条件付きで配列要素を挿入するクエリ

ここが本題です。条件として"ListOfStudent.StudentName":"Chris"を指定し、一致した要素のListOfScore配列に対して$pushで新しいスコア「98」を追加します。ポイントは、更新対象の配列位置を示す位置演算子$を使用することです。

> db.demo11.update({"ListOfStudent.StudentName":"Chris"}, {$push:{"ListOfStudent.$.ListOfScore":98}});
WriteResult({ "nMatched" : 1, "nUpserted" : 0, "nModified" : 1 })

結果を見ると、nMatched: 1(1件が条件に一致)、nModified: 1(1件が更新された)ことがわかります。

4. 更新後のドキュメントを確認

もう一度find()でドキュメントを確認しましょう。

> db.demo11.find().pretty();

出力は次のとおりです。

{
   "_id" : ObjectId("5e0f6e34d7df943a7cec4fa1"),
   "ListOfStudent" : [
      {
         "StudentName" : "Chris",
         "ListOfScore" : [
            76,
            67,
            54,
            89,
            98
         ]
      }
   ]
}

ご覧のとおり、「Chris」のListOfScore配列の末尾に「98」が正しく追加されました。

まとめ

このように、MongoDBではupdate()の第1引数で条件を指定し、$pushと位置演算子$を組み合わせることで、ネストされた配列の中から条件に一致する要素だけを選択的に更新できます。なお、最新のMongoDBではupdateOne()updateMany()の使用が推奨されているため、実運用では以下のように書き換えるのが良いでしょう。

> db.demo11.updateOne(
    {"ListOfStudent.StudentName": "Chris"},
    {$push: {"ListOfStudent.$.ListOfScore": 98}}
);
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