PHPのstrcoll()関数とは?ロケールに基づく文字列比較の使い方を解説
PHPのstrcoll()関数は、現在設定されているロケール(言語・地域の設定)に基づいて、2つの文字列を比較するための関数です。通常の文字列比較関数とは異なり、ロケールの照合規則(照合順序)を考慮して比較が行われる点が特徴です。
注意: この関数は大文字と小文字を区別します。そのため、比較の結果は大文字・小文字の違いによって変わる可能性があります。
構文
strcoll(str1, str2)
パラメータ
str1 − 比較する1つ目の文字列
str2 − 比較する2つ目の文字列
戻り値
strcoll()関数は、比較結果に応じて以下の値を返します。
0 − 2つの文字列が等しい場合
0より小さい値 − str1がstr2より小さい(前に並ぶ)場合
0より大きい値 − str1がstr2より大きい(後に並ぶ)場合
使用例
以下は、同じ文字列を比較する例です。
<?php
setlocale(LC_COLLATE, 'en_US');
echo strcoll("Demo text!", "Demo text!");
?>出力
0
2つの文字列が完全に一致しているため、戻り値は「0」になります。
使用例:大文字と小文字の比較
次の例では、ロケールを「de_CH」(スイスのドイツ語)に設定し、大文字の「A」と小文字の「a」を比較しています。
<?php $x = 'a'; $y = 'A'; setlocale(LC_COLLATE, 'de_CH'); print "de_CH: " . strcoll($x, $y) . "\n"; ?>
出力
de_CH: 32
ポイントのまとめ
strcoll()関数は、setlocale()関数で設定したロケールの影響を受けます。事前にsetlocale()で適切なロケールを設定しておく必要があります。
ロケールが「C」または「POSIX」に設定されている場合、strcoll()はstrcmp()と同じ動作になります。
大文字と小文字を区別せずに比較したい場合は、strcasecmp()などの関数を検討するとよいでしょう。
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