C/C++のポインタとは?基本構文と使い方を実例付きで解説
ポインタとは、他の変数のアドレス(メモリ上の場所)を格納するための特殊な変数です。変数にメモリが割り当てられると、その変数の先頭アドレスをポインタが指し示すことになります。C言語およびC++では、単項演算子「*(アスタリスク)」を使ってポインタ変数を宣言します。
ポインタの基本構文
ポインタ変数は、以下のような形式で宣言します。
データ型 *変数名;
各要素の意味は次のとおりです。
- データ型 … ポインタが指し示す変数の型です。int、char、float などが該当します。
- 変数名 … プログラマが自由に決められるポインタ変数の名前です。
たとえば、int 型の値を指すポインタなら int *ptr; のように宣言します。
ポインタの使用例
次のサンプルプログラムでは、整数変数 a のアドレスをポインタ ptr に代入し、変数の値・アドレス・間接参照による値をそれぞれ表示しています。
#include <stdio.h>
int main() {
int a = 8; // 整数変数の宣言と初期化
int *ptr; // ポインタ変数の宣言
ptr = &a; // 変数aのアドレスをptrに代入
printf("Value of variable : %d\n", a);
printf("Address of variable : %d\n", ptr);
printf("Value pointer variable : %d\n", *ptr);
return 0;
}
実行結果
Value of variable : 8 Address of variable : -201313340 Value pointer variable : 8
プログラムのポイント
このプログラムでは、まず整数変数 a を宣言して 8 で初期化し、続いてポインタ変数 *ptr を宣言しています。そして、アドレス演算子「&」を使って変数 a のアドレスを取得し、それを ptr に代入しています。
int a = 8; // 整数変数aを8で初期化 int *ptr; // int型を指すポインタ変数ptrを宣言 ptr = &a; // aのアドレスをptrに格納
ここで重要なのは次の2点です。
&a… 変数aのメモリアドレスを取得する(アドレス演算子)。*ptr… ポインタptrが指すアドレスに格納されている値を取り出す(間接参照・デリファレンス)。
実行結果を見ると、「Address of variable」の値(-201313340)は環境によって異なる場合があります。これは、OSや実行ごとにメモリ上のアドレス配置が変わるためです。一方、「Value pointer variable」には *ptr を通じて元の変数 a の値である 8 が正しく表示されており、ポインタ経由でも同じ値にアクセスできることが確認できます。
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