【C言語入門】ポインタの概念を理解するためのサンプルプログラムを解説
ポインタ(pointer)とは、他の変数のアドレス(メモリ上の場所)を格納するための特殊な変数です。C言語を学ぶ上で最も重要かつつまずきやすい概念のひとつですが、仕組みを正しく理解すれば、より効率的で柔軟なプログラムを書けるようになります。
ポインタの主な特徴
ポインタには以下のような特徴があります。
メモリ領域を節約できる
メモリ上の位置に直接アクセスできるため、実行速度が速い
動的にメモリを確保・解放できるなど、メモリを効率的に扱える
リンクリストやツリーなどのデータ構造と組み合わせて利用される
ここからは、ポインタを使って文字列の中の特定の文字にアクセスし、表示するデモンストレーションを行います。ポインタ演算を利用すると、配列の任意の要素を読み取るだけでなく、値を書き換えることも可能です。
サンプルコード1
次の例では、ポインタを使って配列内の要素に順番にアクセスしています。
#include<stdio.h>
int main(){
char array[9] = "Tutorial", *ptr, i, *ptr1;
ptr = &array[1];
ptr1 = ptr + 3;
*ptr1 = 101;
for(i = 0; i < 4; i++)
printf("%c", *ptr++);
return 0;
}
実行結果
このプログラムでは、まずポインタ変数 ptr に、配列の2番目の要素('u')のアドレスを代入しています。続いて ptr + 3 のアドレス(4番目の要素)に対して、ASCIIコード 101、つまり文字 'e' を書き込んでいます。
その後、*ptr++ を使って先頭の 'u' から4文字分を出力するため、結果は以下のようになります。
utoe
このように、ポインタの加算によって「指し示す位置」を移動させ、間接参照(*)によってその場所の値を読み書きできることが確認できます。
サンプルコード2
もうひとつ、別の例を見てみましょう。
#include<stdio.h>
int main(){
char string[13] = "CprogRamming", *p, i, *p1;
p = &string[5];
p1 = p + 3;
*p1 = 101;
for(i = 0; i < 4; i++)
printf("%c", *p++);
return 0;
}
実行結果
この例でも同様に、p は6番目の要素 'R' を指し、そこから3つ先の 'm' を 'e'(ASCIIコード101)に書き換えています。ループで4文字出力するため、実行結果は次の通りです。
Rame
これらの例からわかるように、ポインタを使えばメモリアドレスを直接操作することで、配列や文字列の任意の位置に柔軟にアクセスできます。ポインタ演算と間接参照の関係を掴むことは、C言語でのメモリ操作を理解する第一歩となるでしょう。
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