C#のOrderedDictionaryクラスとは?主なプロパティ・メソッドと使い方を解説
OrderedDictionaryクラスは、キーまたはインデックスのいずれかでアクセスできる、キー/値ペアのコレクションを表します。このクラスは System.Collections.Specialized 名前空間に属しており、要素を追加した順序が保持される点が大きな特徴です。そのため、「辞書のようにキーで素早くアクセスしつつ、挿入順も維持したい」というケースに適しています。
OrderedDictionaryクラスの主なプロパティ
以下は、OrderedDictionaryクラスの代表的なプロパティの一覧です。
| 番号 | プロパティと説明 |
|---|---|
| 1 | Count OrderedDictionaryコレクションに格納されているキー/値ペアの数を取得します。 |
| 2 | IsReadOnly OrderedDictionaryコレクションが読み取り専用かどうかを示す値を取得します。 |
| 3 | Item[Int32] 指定したインデックス位置にある値を取得または設定します。 |
| 4 | Item[Object] 指定したキーに関連付けられた値を取得または設定します。 |
| 5 | Keys OrderedDictionaryコレクション内のキーを格納するICollectionオブジェクトを取得します。 |
| 6 | Values OrderedDictionaryコレクション内の値を格納するICollectionオブジェクトを取得します。 |
OrderedDictionaryクラスの主なメソッド
続いて、OrderedDictionaryクラスの代表的なメソッドを見ていきましょう。
| 番号 | メソッドと説明 |
|---|---|
| 1 | Add(Object, Object) 指定したキーと値を持つエントリを、使用可能な最も小さいインデックスでOrderedDictionaryコレクションに追加します。 |
| 2 | AsReadOnly() 現在のOrderedDictionaryコレクションの読み取り専用コピーを返します。 |
| 3 | Clear() OrderedDictionaryコレクションからすべての要素を削除します。 |
| 4 | Contains(Object) OrderedDictionaryコレクションに特定のキーが含まれているかどうかを判断します。 |
| 5 | CopyTo(Array, Int32) OrderedDictionaryの要素を、指定したインデックスを起点として1次元のArrayオブジェクトにコピーします。 |
| 6 | Equals(Object) 指定したオブジェクトが現在のオブジェクトと等しいかどうかを判断します(Objectクラスから継承)。 |
| 7 | GetEnumerator() OrderedDictionaryコレクションを反復処理するためのIDictionaryEnumeratorオブジェクトを返します。 |
使用例
例1:Countプロパティで要素数を取得する
OrderedDictionaryに格納されているキー/値ペアの数を取得するコード例は次のとおりです。
using System;
using System.Collections;
using System.Collections.Specialized;
public class Demo {
public static void Main() {
OrderedDictionary dict = new OrderedDictionary();
dict.Add("A", "家電製品");
dict.Add("B", "エレクトロニクス");
dict.Add("C", "スマートウェアラブル");
dict.Add("D", "ペット用品");
dict.Add("E", "衣類");
dict.Add("F", "靴");
Console.WriteLine("OrderedDictionaryの要素...");
foreach(DictionaryEntry d in dict) {
Console.WriteLine(d.Key + " " + d.Value);
}
Console.WriteLine("OrderedDictionaryの要素数 = " + dict.Count);
dict.Clear();
Console.WriteLine("OrderedDictionaryの要素数(更新後)= " + dict.Count);
}
}
出力結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
OrderedDictionaryの要素... A 家電製品 B エレクトロニクス C スマートウェアラブル D ペット用品 E 衣類 F 靴 OrderedDictionaryの要素数 = 6 OrderedDictionaryの要素数(更新後)= 0
例2:Clearメソッドですべての要素を削除する
OrderedDictionaryからすべての要素を削除するコード例は次のとおりです。Clear()メソッドを呼び出すことで、コレクション内の全要素が一度に削除され、Countの値が0になります。
using System;
using System.Collections;
using System.Collections.Specialized;
public class Demo {
public static void Main() {
OrderedDictionary dict = new OrderedDictionary();
dict.Add("A", "書籍");
dict.Add("B", "エレクトロニクス");
dict.Add("C", "スマートウェアラブル");
dict.Add("D", "ペット用品");
dict.Add("E", "衣類");
dict.Add("F", "靴");
Console.WriteLine("OrderedDictionaryの要素...");
foreach(DictionaryEntry d in dict) {
Console.WriteLine(d.Key + " " + d.Value);
}
Console.WriteLine("OrderedDictionaryの要素数 = " + dict.Count);
dict.Clear();
Console.WriteLine("OrderedDictionaryの要素数(更新後)= " + dict.Count);
}
}
出力結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
OrderedDictionaryの要素... A 書籍 B エレクトロニクス C スマートウェアラブル D ペット用品 E 衣類 F 靴 OrderedDictionaryの要素数 = 6 OrderedDictionaryの要素数(更新後)= 0
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