C#のMathF.Atanh()メソッドとは?構文と実行例をわかりやすく解説
C#のMathF.Atanh()メソッドは、指定されたfloat型(単精度浮動小数点数)の値に対する逆双曲線正接(アーク・ハイパボリック・タンジェント)を計算して返します。
なお、このメソッドに渡すことができる値の範囲は -1 ~ 1 です。範囲外の値を渡した場合、戻り値は NaN(Not a Number、非数値)となります。この挙動については、後述の実行例で確認できます。
構文
MathF.Atanh()メソッドの構文は以下のとおりです。
public static float Atanh (float val);
使用例1
まず、MathF.Atanh()メソッドの基本的な使い方を見てみましょう。
using System;
public class Demo {
public static void Main(){
float val1 = 25f;
float val2 = 15f;
Console.WriteLine("Return value (val1) = "+(MathF.Atanh(val1)));
Console.WriteLine("Return value (val2) = "+(MathF.Atanh(val2)));
}
}出力結果
このコードを実行すると、次のような出力が得られます。
Return value (val1) = NaN Return value (val2) = NaN
ここで「NaN」が返されている理由は、引数として渡した値(25 と 15)が有効範囲である -1 ~ 1 の外にあるためです。MathF.Atanh()は定義域外の入力を受け取ると、非数値(NaN)を返します。
使用例2
続いて、別の値を使った例を見てみましょう。
using System;
public class Demo {
public static void Main(){
float val1 = 5.8f;
float val2 = 2.9f;
Console.WriteLine("Return value (val1) = "+(MathF.Atanh(val1)));
Console.WriteLine("Return value (val2) = "+(MathF.Atanh(val2)));
}
}出力結果
このコードを実行すると、次のような出力が得られます。
Return value (val1) = NaN Return value (val2) = NaN
こちらも同様に、5.8 と 2.9 という値は -1 ~ 1 の範囲外であるため、どちらも NaN が返されています。
まとめ
MathF.Atanh()メソッドを使用する際は、必ず引数が -1 以上 1 以下 の範囲内に収まるように注意してください。範囲内の値(例:0.5f や -0.8f など)を渡せば、対応する逆双曲線正接の値が正常に返されます。範囲外の値や NaN を渡した場合には NaN が返るため、実際の開発では入力値のバリデーションを行うことが推奨されます。
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