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Google FiberとWebpassとは?1Gbps超高速インターネットの仕組みと魅力を解説

Google Fiberは、Comcast Xfinity、AT&T U-verse、Spectrum、Verizon FIOSなど、他のインターネットサービスプロバイダー(ISP)が提供するサービスと同種の高速インターネット接続ですが、その速度は既存のサービスを大きく上回ることで知られています。

Google FiberはGoogleの親会社であるAlphabetが所有・運営しており、2010年に発表されました。カンザスシティを正式なローンチ地に選定した翌年の2012年から本格的な展開が始まり、その前にパロアルト近郊で小規模なテスト展開も行われています。

Google Fiberが注目される理由

Google Fiberは毎秒1ギガビット(1Gbps)という驚異的なインターネット速度を提供します。比較として、アメリカの一般家庭の平均的な接続速度は20Mbps弱です。現在「高速インターネット」と呼ばれるものでも、その多くは25〜75Mbps程度で、100Mbpsを超えるプランはごく一部にすぎません。

1Gbpsという速度は、テクノロジー業界で長年働いてきた人でも想像しづらいほどの速さです。では、具体的に何ができるのでしょうか? 私たちは今、1080pから4K動画へと徐々に移行しつつあります。画質の面では大きな進歩ですが、データ量も膨大になります。例えば映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2』の場合、1080p版のファイルサイズは約5GBです。一方、4K版はなんと約60GBにもなります。平均的なインターネット回線で最適な速度が出たとしても、この4K版映画のダウンロードには7時間以上かかる計算になります。

それに対して、Google Fiberなら10分もかかりません。

もちろんこれは理論上の話です。実際には、AmazonやApple、Googleなどの企業は、サーバーへの負荷を避けるために通信速度を大幅に制限しています。しかし、回線速度が上がれば、複数の接続をそれぞれ平均家庭よりはるかに速く同時に使うことができます。平均的な20Mbpsの回線では4K映画を1本ストリーミングするのが精一杯ですが、Google Fiberなら4K画質の映画を60本同時にストリーミングしても、まだ十分な帯域幅が余る計算です。映画、ゲーム、アプリがどんどん大容量化していく今後、より高い帯域幅はますます必要になっていくでしょう。

GoogleがGoogle Fiberを推進する理由

GoogleはGoogle Fiberに関する長期的な戦略を明かしていませんが、業界の専門家の多くは、GoogleがこのサービスによってComcastやSpectrumといった大手プロバイダーに競合するというよりも、より高速な回線の提供を促すことが真の狙いだと分析しています。インターネットにとって良いことはGoogleにとっても良いことであり、ブロードバンド速度の向上はGoogleの各サービスへのアクセス高速化に直結するのです。

もちろん、AlphabetがGoogle Fiberからの直接の利益を求めていないわけではありません。新都市への展開は2016年に一時停止しましたが、2017年には未発表だった都市を含む3つの新都市でサービスが開始されました。展開ペースは依然として緩やかなものの、2017年の展開における大きな改善点が「シャロートレンチング(浅い溝掘り)」と呼ばれる光ファイバー敷設技術です。コンクリートに小さな穴を開けてファイバーを通し、特殊なエポキシ樹脂で埋め戻すこの手法により、敷設作業が大幅に効率化されました。都市規模での光ファイバーケーブル敷設は展開作業の中で最も時間のかかる工程であるため、この技術革新はGoogle Fiberを待ち望む人々にとって朗報といえます。

Webpassとは?

Webpassは、主にマンションなどの集合住宅や商業ビルを対象とした「ワイヤーなしの有線インターネット接続」です。一見すると矛盾した表現に聞こえますが、その仕組みは実に巧妙です。Webpassは建物の屋根に設置されたアンテナでワイヤレスのインターネット接続を受信し、建物内部は有線で各戸に配線されています。

エンドユーザーから見れば、他のインターネットサービスと使い勝手は変わりません。Google Fiberほどの速度はありませんが、帯域幅は100Mbpsから500Mbpsまで用意されており、これはGoogle Fiberの約半分、アメリカの平均的なインターネット速度のなんと25倍に相当します。

Google Fiberは2016年にWebpassを買収しました。この買収は、Google Fiberが展開を一時停止していた時期の直後に行われたため、「GoogleがGoogle Fiber事業から撤退するのではないか」という憶測を呼びました。しかし結果としては、Webpass買収後にGoogle Fiberは新都市への展開を再開することになりました。

Google FiberとWebpassの提供エリア

パロアルト近郊でのテストローンチの後、Google Fiberの最初の公式都市となったのはカンザスシティでした。その後、オースティン、アトランタ、ソルトレイクシティ、ルイビル、サンアントニオなど、全米各地へとサービスを拡大しています。一方、Webpassはサンフランシスコを拠点とし、シアトル、デンバー、シカゴ、ボストン、マイアミ、オークランド、サンディエゴなどの地域でサービスを提供しています。

最新のカバレッジマップを確認すれば、Google FiberとWebpassが現在提供されている地域や、近いうちにサービス開始が予定されている都市をチェックできます。

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