iOS 12でiPhoneの「アクセシビリティ」機能を使いこなす方法

iOS 12の登場により、Appleはユーザー補助(アクセシビリティ)機能を大幅に刷新し、操作しづらい状況でもiPhoneを快適に使えるよう、数多くの新しいオプションを追加しました。手の小さい方でもコンテンツに届きやすくする機能から、聴覚障がい者向けの字幕表示、視覚障がい者向けのVoiceOverといった重要なサポートまで、iOS 12の数十種類に及ぶアクセシビリティ機能の使い方を知っておくことは、iPhoneやiPadを最大限に活用したいすべての人にとって欠かせません。
アクセシビリティ設定画面を開く
アクセシビリティの各オプションにアクセスするには、まず「設定」アプリを開きます。次に画面を下へスクロールし、「一般」をタップしてください。

ここに「アクセシビリティ」を開く項目が表示されます。

アクセシビリティのオプションは非常に豊富なため、一つひとつ個別に説明する代わりに、Appleと同じく「どのような課題をサポートするための機能か」という観点でグループ分けしてご紹介します。
視覚のサポート

全盲の方や、何らかの形で視覚に課題をお持ちの方のために、iOS 12はあらゆる工夫を凝らしています。小さな文字を読みやすくする、アイコンのサイズを拡大する、まったく見えない方のためのVoiceOverスクリーンリーダーを使うなど、多彩なオプションが用意されています。このセクションで特に注目したいのは、「VoiceOver」、「ズーム」(「拡大鏡」とは別機能なので注意してください)、「より大きなテキスト」、「太字テキスト」、「コントラストを上げる」などです。特にコントラストを上げる設定は、色覚に課題がある方でも画面上の色の違いを判別しやすくなります。
操作(インタラクション)
次は「操作」セクションです。ここでは、各種ジェスチャーや3D Touchなどの操作性に関する設定を変更できます。まず押さえておきたいのが「AssistiveTouch」機能です。これを有効にすると、タッチスクリーンの動作をより細かく制御できるようになります。標準のジェスチャーが難しい方は、カスタムジェスチャーを作成すると便利でしょう。また、AssistiveTouchボタン自体もカスタマイズ可能で、ホーム画面へ戻る、アプリの切り替え、さらにはApple Payの呼び出しなど、さまざまな操作を割り当てられます。

このセクションにはその他にも、サイドボタンの動作の変更、3D Touchが反応するために必要な押す強さの調整、そして画面がタッチ操作にどう反応するかを細かく設定できる「タッチ調整」など、重要なオプションが揃っています。
聴覚のサポート
最後は「聴覚」セクションです。難聴や失聴のあるユーザーにとって重要な項目です。AppleはBluetooth対応補聴器を手掛けるメーカーとの緊密な連携でも知られており、このセクションで聴覚に障がいのある方に合わせたiPhoneの動作をカスタマイズできます。

「MFiヒアリングデバイス」メニューでは、近くにあるBluetooth対応補聴器を検索して接続をサポートしてくれます。また、「LEDフラッシュで通知」を有効にすれば、通知が届くたびに本体のLEDが点滅するため、音声や振動だけに頼らずに気づけるようになります。

さらに下へスクロールすると、動画などのメディアで「サブタイトルとキャプション」を有効にするオプションもあります。ただし、この機能が動作するのはiTunes Store経由でストリーミングまたはダウンロードしたコンテンツのみである点には注意が必要です。
まとめ
AppleやiOSデバイスに対する評価は人それぞれですが、アクセシビリティ機能に関しては他社の追随を許しません。AppleはすべてのユーザーがiOSデバイスを快適に使えるよう本格的に取り組んでおり、設定メニューで詳細かつ柔軟にカスタマイズできるおかげで、iOS 12のアクセシビリティ機能はかつてないほど簡単に活用できるようになっています。
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