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iPhoneのiOSアップデート完全ガイド|Wi-Fiなし・容量不足でも大丈夫な対処法

Appleは毎年1回、iPhoneに搭載されるOS「iOS」の大型アップデートを実施し、新機能やインターフェースの変更をもたらします。それに加えて、不具合修正やセキュリティパッチを含む小規模なマイナーアップデートも数多く配信されており、これらは大型アップデートと同じくらい重要です。

この記事では、iPhoneを最新のソフトウェアへアップデートするために必要な手順をすべて解説します。空き容量が足りない、Wi-Fiに接続できないといったトラブルへの対処法もあわせてご紹介します。

なお、執筆時点の最新バージョンであるiOS 15の入手方法については、専用記事「iOS 15の入手方法」をご覧ください。

iPhoneのiOSアップデート完全ガイド|Wi-Fiなし・容量不足でも大丈夫な対処法

アップデート前にやっておくべき準備

iOSをアップデートする前に、以下の準備を行っておくことをおすすめします。

  1. iPhoneをバックアップする — iCloud、MacならFinder、Windows PCならiTunesを使ってバックアップできます。過去には、アップデート中に古いSMSメッセージや写真などのデータが失われた例もあります。このステップの重要性はいくら強調してもし足りません。
  2. 念のため旧バージョンのコピーを保存する — 後からダウングレードしたくなった場合に備えて保存しておくと安心ですが、難しい場合は無理に行う必要はありません。
  3. ストレージの空き容量を確保する — アップデートにはある程度の空き容量が必要です。20GBほどの余裕がない場合は、アプリを削除してスペースを作りましょう。購入済みのアプリなら後から再インストールできます。容量不足の場合、iOSが一時的に一部ファイルを削除する提案をしてくれることもあります。
  4. 電源に接続する — コンセントに接続していないと、新しいiOSはインストールできません。
  5. Wi-Fi経由でダウンロードする — 3Gや4GではなくWi-Fiを使いましょう。さもないと通信量制限にかかる恐れがあります。また、安全なネットワークかどうかも確認してください(ホテルのWi-Fiなどでの実行はおすすめしません)。Wi-Fi環境がない場合のアップデート方法は後述します。

iOSアップデートの手順

iPhoneに最新版のiOSをダウンロード&インストールする手順は以下の通りです。

  1. 「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」を開きます。iOSが新しいバージョンを確認し、なければ「最新の状態です」と表示されます。配信開始直後は反映まで時間がかかることもあります。iPhoneのiOSアップデート完全ガイド|Wi-Fiなし・容量不足でも大丈夫な対処法
  2. 新しいバージョンが利用可能な場合は、「ダウンロードしてインストール」をタップします。
  3. パスコードの入力を求められたら入力し、必要に応じて規約に同意します。
  4. デバイスがバックグラウンドでアップデートをダウンロードします。所要時間の目安が表示されますが、経験上、実際はその2〜3倍かかることも珍しくありません。ダウンロード中も他の作業は続けられます。完了するとiPhoneに通知が届きます。iPhoneのiOSアップデート完全ガイド|Wi-Fiなし・容量不足でも大丈夫な対処法
  5. 通知ウィンドウの「詳細」をタップすると、「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」画面に戻ります。
  6. 今すぐインストール」をタップします。このステップにも時間がかかることがあります。特に配信初日の夜は混雑しがちです。
  7. または「後でインストール」を選ぶことも可能です。夜間に自動的にアップデートするよう設定できるので、その際はデバイスを電源に接続しておきましょう。

Wi-Fiがない環境でiOSをアップデートする方法

早くiOSをアップデートしたいのにWi-Fi環境がない、あるいはホテルやレストランのWi-Fiではセキュリティ面で不安がある——そんなとき、モバイルデータ通信でアップデートできないのかと疑問に思うかもしれません。

以前のAppleには、データ通信でのダウンロードを200MBまでに制限する上限がありました。しかしiOS 13でこの制限は撤廃され、現在はサイズに関係なくアプリをダウンロードできるようになっています。「設定」>「iTunes & App Store」>「Appのダウンロード」から、「200MB超えで確認」「常に許可」「常に確認」のいずれかを選択できます。

一方、まだiOS 12を使っている場合はデータ通信量の上限が残っているため、モバイルデータ経由でiOS 13以降をダウンロードすることはできません。ただしMacがあれば回避策があります。

始める前に、月間のデータ通信量を使い切っていないか必ず確認してください。「使い放題」プランでも実際には無制限ではないケースがあり、後で速度制限などを受ける可能性があります。

モバイルデータ通信を使ってiOSをアップデートする手順は以下の通りです。

  1. iPhoneでインターネット共有(テザリング)を有効にします。これにより、MacがiPhoneのデータ通信でインターネットに接続できるようになります。
  2. MacでiTunesを起動し、iPhoneを接続します。
  3. iTunes上で自分のiPhoneのアイコンをクリックします。
  4. アップデートを確認」をクリックします。
  5. 画面の指示に従って、最新版iOSをダウンロード&インストールします。

MacがiPhoneのデータ通信を使って最新のiOSをダウンロードし、その後iTunesでiPhoneのiOSをアップデートできます。

また、Macがイーサネットなど別の手段でインターネットに接続している場合は、上記と同じ方法でiTunesやFinderを使ってiOSをダウンロードできます(なお、macOS Catalina以降ではiTunesが廃止されたため、これらのMacではFinderがソフトウェアのダウンロードなどを管理します)。

空き容量不足でもiOSをアップデートする方法

iPhone本体の空き容量が足りない場合も、FinderやiTunes経由でのアップデートが有効です。上記の手順を参考にしてください。

あるいは、iPhoneの空き容量を増やすための対策を試してみるのもよいでしょう。

アップデートでデータは消える?

空き容量が少ないと、「アップデートをインストールしたらデータが消えるのでは」と心配になるかもしれません。過去にそうした事例があったため、不安になるのは当然です。ただし、通常はiOSアップデートのインストール後もすべてのデータはそのまま残るはずです。万が一消えてしまっても、事前にバックアップがあれば復元できますよね。

アップデート前には必ずバックアップを取っておきましょう。

iPhoneがアップデートされない原因とは

「iPhoneにiOSアップデートが表示されない」と悩んでいる方もいるでしょう。考えられる原因はいくつかあります。

  • 単にタイミングの問題 — 年次の大型アップデートは配信開始までに遅延が生じることがあります。知り合いの方が先に表示されていることもよくあります。
  • 端末が古すぎる — お使いのiPhoneが最新のiOSに対応していない可能性があります。iOS 15に対応しているかどうかを確認しましょう。
  • Wi-Fi未接続 — 前述の通りWi-Fi接続が必要ですが、回避策もあります。
  • 電源未接続 — 電源に接続していないと、Appleはインストールを停止させます(途中でバッテリー切れになるのを防ぐためです)。

いずれにも当てはまらない場合は、前述のFinderやiTunes経由でのインストールを試みてください。

アップデートが途中で固まってしまったら

アドバイスどおりに進めたのに、アップデートがいつまでも終わらない——iPhoneがフリーズしたように見える、あるいは終盤で進まなくなった——そんなときはどうすればいいのでしょうか。

対処法については、専用記事「iPhoneをアップデートできないときの対処法」で詳しく解説しています。

ベータ版から正式版へ切り替える方法

正式リリース前にiOSのベータ版を試していた場合は、今後の正式版アップデートを受け取るために、Appleの構成プロファイルをデバイスから削除する必要があります。

削除するには、「設定」>「一般」>「プロファイル」を開き、「iOS Beta Software Profile」を選択して「プロファイルを削除」をタップし、パスコードを入力して変更を確定します。これ以降は、ベータ版ではなく公式のアップデートが通常どおり配信されるようになります。

旧バージョンのiOSを入手する方法

後になって気が変わり、前のバージョンのiOSにダウングレードしたくなったらどうすればいいのでしょうか。ダウングレードは非常に難易度が高いため、旧バージョンのファイルを持っていても必ず戻せる保証はありませんが、参考までに手順をご紹介します。

  1. MacでFinderを開きます。
  2. FinderでOption(Alt)キーを押しながら、「移動」>「ライブラリ」を選択します。
  3. フォルダ内にあれば、お使いのデバイス用の「Software Updates」フォルダを選択します。
  4. 見つからない場合は、WebブラウザでIPSW.meにアクセスし、自分のデバイスに適したファイルを探します。

旧バージョンのiOSへの戻し方については、別記事で詳しく解説しています。

すでにアップデートを開始していて問題が発生している場合は、「iOSをアップデートできないときの対処法」をご覧ください。

また、お使いのiPhoneが新しいiOSに対応していない場合は、お得に新型機へ乗り換えられる「iPhoneのおすすめお買い得情報まとめ」をチェックしてみてはいかがでしょうか。

  1. iOS 12のインストール方法|GM版・IPSWファイルを使った2つの手順を解説

    Appleは、待ち望まれていたiOS 12のリリース日を9月17日と発表しました。しかし、正式リリースまで待ちたくない方には、今すぐiOS 12のゴールドマスター(GM)版をインストールする方法があります。そのためには「Apple Beta Software Program」に参加し、お使いのデバイスを登録する必要があります。 正式版のiOS 12は約1週間後に一般公開される予定で、「スクリーンタイム」「Memoji」「Siriショートカット」、改善された通知機能など、多数の新機能が利用できるようになります。 ポイント:iOS 12は、古い機種から新しい機種まで、あらゆるiPhoneの応答速度

  2. iPhone・iPadにiOS 10をインストールする方法|対応機種と手順を徹底解説

    9月13日——この日をお見逃しなく!ついに待ち望んでいたiOS 10の配信がスタートしました。iPhoneの体験はこれまで以上に速く、驚きに満ちたものになるでしょう(しかも無料でアップデート可能!)。いくつかの簡単なステップに従うだけで、お使いのiPhoneを最新バージョンへとアップグレードできます。その前にまず、iOS 10アップデートの対象となる互換デバイスのリストを確認しておきましょう。 iOS 10に対応しているデバイス 新しいiOS 10は、以下のデバイスに対応しています。 関連記事:iPhone 7の新機能まとめ 上記のデバイスをお持ちの方はラッキーですが、iPhone 3Gやi