TangleBotとは?COVID-19の誤情報を武器にAndroidユーザーを狙う新種マルウェアの脅威と対策
「TangleBot」と呼ばれる新種のマルウェアが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への不安を悪用し、ユーザーの個人情報を盗もうとしています。サイバー攻撃者は以前から、COVID-19に関連する重要そうな情報を餌にユーザーを騙す手口を繰り返してきました。
その内容は、保険プランの案内やワクチン接種の予約通知など多岐にわたり、マルバタイジング(悪意のある広告)やフィッシングなど、さまざまな手法が駆使されています。
そして現在では、SMSフィッシング(スマイシング)によってAndroidスマートフォンを標的にする攻撃が急速に広がっています。
TangleBot SMSマルウェアとは?
Flubotとよく似た手口を持つTangleBotは、スマイシングを利用してユーザーを欺き、Android端末へのアクセスを試みます。
セキュリティ企業Cloudmarkの調査によると、このマルウェアの主な目的は、端末の各種機能を乗っ取り、金融情報や個人データを窃取することです。
感染の手口
攻撃者はまず、ワクチン接種の予約案内や新たなコロナ対策規制の通知など、COVID-19に関連するSMSを送信します。受信者がリンクをタップすると、「Adobe Flash Playerのアップデートが必要です」というページへ誘導され、気づかないうちにAndroidスマートフォンへマルウェアをインストールしてしまう仕組みです。
なお、Adobe Flash Playerは2020年末にサポートを終了しています。そのアップデートを求められた時点で、詐欺的なページであると判断できます。
感染後に起こること
一度感染すると、TangleBotは設定画面から「ユーザー補助」権限の付与を促します。この権限を許可してしまうと、マルウェアは個人情報や銀行口座の認証情報を記録・監視できるようになります。
さらに、通話の管理やメッセージの送信、カメラやマイクへのアクセス、端末上の他の操作の監視まで可能になるため、極めて危険なマルウェアだといえます。
TangleBotマルウェアから身を守る方法
医療機関や保険会社などを名乗る場合でも、見知らぬ相手から届いたメッセージには特に注意が必要です。一見無害なSMSに見えても、それがきっかけでスマイシングの被害に遭い、個人情報や金融情報が脅かされる恐れがあります。
SMSに記載されたリンクは決してクリックしないこと。
配達物や予約を受け逃した心当たりがある場合は、SMSのリンクではなく、別の手段で公式サービスに確認しましょう。宅配便の追跡やCOVID-19ワクチン接種の予約状況の確認などは、必ず公式アプリから行ってください。
加えて、アプリのインストールはGoogle Playストアなど公式ストア経由に限定しましょう。Playストア以外からアプリの導入を促された場合は、その要求に応じないことが重要です。
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