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iOS 14.5のプライバシー機能とは?iPhone・iPadでアプリの追跡を制限する方法を徹底解説

AppleはiOS 14.5のリリースに合わせて、新たなプライバシー保護機能の運用を本格的に開始しました。発表から約7か月が経ち、ついにユーザーの追跡には事前の同意が必須となったのです。iOS 14.5の登場により、すべての開発者は「App Tracking Transparency(ATT)」のルールに従うことが義務付けられ、ユーザーの活動やその他のデータを追跡するためには、追加の許可を得なければならなくなりました。

App Tracking Transparency(ATT)とは?

ATTのルールは、IDFA(広告識別子、Identifier for Advertisers)の事実上の終わりを意味するため、広告業界全体に大きな波紋を投げかけました。IDFAとは、Appleがユーザーのデバイスに割り当てる固有のコードで、広告主はこれを使って年齢、位置情報、健康情報、消費習慣、閲覧履歴などのデータを追跡し、パーソナライズされた広告を配信していました。端的に言えば、IDFAは「アプリ版クッキー」のようなものです。

しかしATT機能の導入により、今後はアプリ開発者がiPhoneのアプリやサービス間でユーザーを追跡する前に、必ずユーザーの許可を取らなければなりません。iOS 14.5にアップデートして新しいアプリをインストールすると、以下のようなポップアップが表示されるようになります。

iOS 14.5のプライバシー機能とは?iPhone・iPadでアプリの追跡を制限する方法を徹底解説

今回のプライバシー変更の影響を最も大きく受けているのはFacebookなどの企業であり、同社は数か月にわたってATTへの反対を表明し続けてきました。

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Appleによる公式発表(App Tracking Transparencyフレームワーク)

Appleは公式に次のように述べています。

「iOS 14.5、iPadOS 14.5、tvOS 14.5の公開リリース以降、すべてのアプリは、ユーザーを追跡する場合やデバイスの広告識別子にアクセスする場合、AppTrackingTransparencyフレームワークを使用してユーザーの許可を求めなければなりません。ユーザーから追跡の許可を得られない場合、デバイスの広告識別子の値はすべてゼロになり、追跡を行うことはできません。」

「アプリの審査に提出する際、名前やメールアドレスなど、その他の形式の追跡も、App Storeのプライバシー情報セクションで宣言する必要があり、AppTrackingTransparencyを通じて許可が得られた場合にのみ実行できます。また、App Store審査ガイドライン5.1.2(i)に基づき、システムプロンプトに目的文字列を含め、ユーザーを追跡したい理由を説明しなければなりません。これらの要件は2021年4月26日以降、すべてのアプリに適用されます。」

さらにAppleは、新しいプライバシー改善の内容をわかりやすく解説するATT紹介動画も公開しています。

ATTは隠れた追跡をブロック:アプリの追跡をオフにする手順

アプリによる追跡をブロックしたい方は、以下の手順に従ってください。

ステップ1: iPhoneの設定アプリを起動し、下にスクロールして「プライバシー」を選択します。

iOS 14.5のプライバシー機能とは?iPhone・iPadでアプリの追跡を制限する方法を徹底解説

ステップ2: 次の画面で「トラッキング」を選択し、「Appからのトラッキング要求を許可」のスイッチをオフにします。

iOS 14.5のプライバシー機能とは?iPhone・iPadでアプリの追跡を制限する方法を徹底解説

この設定を無効にすると、追跡許可を求めるポップアップは表示されなくなり、以後どのアプリやサービスもあなたのIDFAにアクセスできなくなります!

追跡はオフにすべき?それとも許可すべき?

多くの方は、ATTが提示する選択肢ですべてのインストール済みアプリやサービスによるデータ追跡を即座にブロックしたいと考えるでしょう。しかし、一部のユーザーにとっては、「アプリごと」に判断するのが現実的なアプローチかもしれません。

無料アプリをリリースし、広告収入だけで収益を得ている多くの開発者にとっては、ユーザーを追跡できなくなることで、関連性の高い広告を届けることが難しくなります。追跡を許可することは、そうした開発者を支援する一つの方法とも言えます。ただし、最終的な選択は各iOSユーザー次第です。

覚えておきたいのは、ATT機能を有効にしても広告そのものが減るわけではないという点です。むしろ、一度クリックしただけのあのメガネの広告ではなく、一般的な広告を目にする可能性が高くなるのです。

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ティム・クックCEOのコメント

多くの広告代理店は、Appleがデジタル広告に敵対しているとの見方を示しています。これに対しAppleのCEOティム・クック氏は、「こうした措置は『やや物議を醸す』ものとして受け止められていますが、最終的には、絶え間ない監視からiOSユーザーを守るための重要な一歩だ」と述べました。さらに同氏は次のように語っています。

「私たちはデジタル広告に反対しているわけではありません。オンラインで過ごす時間が増え、リニアTVの視聴時間が減り続ける限り、デジタル広告はどんな状況でも成長し続けるはずです。問題は、あなたの同意なしに、こうした詳細なプロファイルの構築を許すべきかどうかなのです。」

まとめ

世論を見ると、選択肢が与えられれば大多数のユーザーが追跡を拒否すると見られています。一方で広告主側は、iOSデバイスでのアプリ内広告にATTがどのような影響を与えるのか、まだ見通せていないのが実情です。オプトアウト率が高いまま推移すれば、IDFAは次第に入手困難となり、開発者や広告主は短期間で収益モデルの大幅な低下に直面するでしょう。

複数の報道によると、「約58%の広告主が、この変更を受けてAppleのエコシステムから事業を移し、AndroidデバイスやコネクテッドTVなど他の分野へ投資する計画だ」とされています。

iOS 14.5で導入されたAppleの新たなプライバシー変更について、あなたはどう考えますか?追跡するか、しないか。それが問題です。ぜひコメント欄であなたの意見を共有してください!

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