iPhoneがiCloudにバックアップできないときの対処法15選
iCloudバックアップは、Appleのクラウドストレージサービスを活用してiPhoneの大切なデータを自動的に保護できる、非常に便利な機能です。しかし、ネットワーク接続の不具合やシステム設定の競合など、さまざまな要因によって、iPhoneがiCloudにバックアップできなくなることがあります。
幸い、iCloudバックアップを再び正常に動作させるのはそれほど難しいことではありません。この記事では、今すぐ試せる15の解決策を順番に紹介します。
この記事で解決できるiCloudバックアップの問題
以下のトラブルシューティングの手順は、iCloudバックアップに関する次のような症状に有効です。
- iCloudバックアップ画面の「今すぐバックアップ」がグレーアウトして押せない
- 「前回のバックアップを完了できませんでした」などのエラーが表示される
- バックアップに時間がかかりすぎる、または「残り時間を計算中」のまま進まない
- iCloudのストレージ容量が不足しているように見える
1. Wi-Fiに接続する
iCloudバックアップはWi-Fi環境でのみ動作します。iPhoneがモバイルデータ通信のみでインターネットに接続している場合、iCloudへデータをバックアップすることはできません。手動でバックアップを開始しようとしても、「設定」>「Apple ID」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」にある今すぐバックアップのボタンがグレーアウトして操作できません。
すでにWi-Fiに接続している場合でも、電波が弱いとバックアップの完了までに異常に長い時間がかかることがあります。iPhoneをルーターやアクセスポイントの近くに置き、安定したWi-Fi信号を確保しましょう。
2. iPhoneを充電する
自動・手動を問わず、iCloudバックアップを実行するにはiPhoneのバッテリー残量が50%以上必要です。残量が足りない場合は、充電器に接続してからバックアップを試みてください。
3. Appleのシステム状況ページを確認する
問題が解決しない場合は、Apple側のサーバーに障害が発生していないか確認しましょう。Appleの「システム状況」ページにアクセスすると、各サービスの稼働状態をチェックできます。
「iCloudバックアップ」の隣に問題が表示されている場合は、Appleによる復旧を待つしかありません。通常は数時間以内に解消されるはずです。
4. 機内モードを切り替える
機内モードのオン/オフを切り替えると、Wi-Fi無線が再起動され、軽微な接続トラブルの解消につながります。コントロールセンターを開いて機内モードのアイコンをタップし、数秒待ってからもう一度タップしてください。
また、ルーターを再起動したり、iPhoneのIPアドレスを更新したりすることでも、Wi-Fi接続の不調を改善できる場合があります。
5. DNSサーバーを変更する
信頼性の高いパブリックDNSを設定すると、iPhoneがiCloudバックアップのサーバーにスムーズに接続できるようになることがあります。Google DNSがおすすめです。
「設定」>「Wi-Fi」を開き、接続中のWi-Fiネットワークを選択します。次に「DNSを構成」をタップして「手動」を選び、既存のDNSエントリを以下に置き換えてください。
8.8.8.8
8.8.4.4
最後に「保存」をタップして変更を適用します。なお、この設定は他の保存済みWi-Fiネットワークには影響しません。
6. 低データモードを無効にする
低データモードはWi-Fiの通信量を節約する便利な機能ですが、自動iCloudバックアップのようなバックグラウンド処理も制限してしまいます。これが原因でバックアップが実行されないケースがあります。手動バックアップで対応するか、「設定」>「Wi-Fi」で接続中のネットワークの情報画面を開き、低データモードのスイッチをオフにしましょう。
7. 低電力モードを無効にする
低電力モードもバックグラウンド処理を制限するiOSの標準機能です。バッテリー残量が50%以上あっても、低電力モードが有効だと自動iCloudバックアップが停止することがあります。「設定」>「バッテリー」を開き、低電力モードのスイッチをオフにしてください。
8. iCloudのストレージを空ける
iCloudの空き容量がほとんどない場合、iPhoneは容量が確保できるまでiCloudバックアップを一時停止します。
ストレージを管理するには、「設定」>「Apple ID」>「iCloud」>「ストレージを管理」に移動します。不要なデータを確認して削除するか、「ストレージプランを変更」をタップして上位プランへアップグレードしましょう。
9. iPhoneを再起動する
再起動は、iOSで発生する多くの不具合に対する手軽な解決策です。「設定」アプリを開き、「一般」>システム終了をタップします。シャットダウンが完了したら、サイドボタンを長押しして電源を入れ直し、その後にiCloudバックアップを試してみてください。
10. iOSをアップデートする
iCloudバックアップが開始されない、または何度試しても失敗する場合は、iOSを最新版にアップデートすることで、この機能に関する既知のバグが解消される可能性があります。
「設定」アプリを開き、「一般」>ソフトウェア・アップデートに移動して、「ダウンロードとインストール」をタップしましょう。
11. iCloudバックアップをオン/オフする
iCloudバックアップのスイッチを一度オフにしてから再度オンにすると、接続まわりの一時的な不具合がリセットされることがあります。「設定」>「Apple ID」>「iCloud」を開き、iCloudバックアップのスイッチをオフにします。少し待ってから、もう一度オンに切り替えましょう。
12. 以前のバックアップを削除する
iPhoneはiCloudに差分形式でバックアップを行うため、クラウド上の既存バックアップに不整合や破損があると、新しいバックアップが失敗する原因になります。古いバックアップを削除してフルバックアップを取り直すと改善する場合があります。
手順は以下の通りです。iPhoneの「設定」アプリを開き、「Apple ID」>「iCloud」>「ストレージを管理」>「バックアップ」に移動します。自分のiPhoneのバックアップを選択し、「バックアップを削除」>「オフにして削除」をタップしてください。
13. Apple IDからサインアウトして再サインインする
ここまでの方法で解決しない場合は、Apple IDからサインアウトして再度サインインしてみましょう。「設定」アプリを開いて画面上部のApple IDをタップし、「サインアウト」を選択します。
サインアウトが完了したらiPhoneを再起動し、「設定」アプリを開き直して「iPhoneにサインイン」をタップし、アカウントに再度サインインしてください。
14. iTunesまたはFinderを使ってバックアップする
パソコン経由でiCloudバックアップを実行する方法もあります。USBケーブルでiPhoneをMacまたはPCに接続し、iPhone側で「信頼」をタップします。次に、パソコン上でiPhoneを選択し、「iPhoneの最重要データをiCloudにバックアップ」のオプションを選んで「今すぐバックアップ」をクリックしましょう。
15. ネットワーク設定またはすべての設定をリセットする
ネットワーク設定のリセットは、根深い接続トラブルの解消に役立ちます。また、すべての設定をリセットすれば、誤った設定が原因で発生するさまざまな問題を一括で修正できます。
リセットオプションにアクセスするには、「設定」アプリを開き、「一般」>「iPhoneをリセット」に移動します。そこでネットワーク設定をリセットまたはすべての設定をリセットを選択してください。
注意: ネットワーク設定をリセットすると、保存済みのWi-Fiネットワークには最初から再接続し直す必要があります。すべての設定をリセットした場合は、アクセシビリティやプライバシーなどの各種設定も再度構成する必要があります。
まとめ:iCloudバックアップの問題を解決しよう
上記の15の対処法を実践すれば、iPhoneがiCloudにバックアップできない問題は大抵の場合解決できるはずです。それでも改善しない場合は、Appleサポートに問い合わせて、iCloudアカウント固有の問題を確認するのが最善の選択肢となります。対応が完了するまでの間は、MacやPCへのバックアップでデータを保護しておくことを強くおすすめします。
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