iPhoneのホームボタンが反応しない?今すぐ試せる5つの対処法
iPhoneのホームボタンが反応しなくなる原因はさまざまです。端末が保証期間内であれば、最寄りのApple Storeに持ち込むのが最善の解決策ですが、保証が切れている場合は自分で対処するしかありません。そこで今回は、誰でも簡単に試せる5つのクイックフィックスをご紹介します。
はじめにお伝えしておきたいのは、ここで紹介する方法はホームボタンを搭載したすべてのiPhone、iPad、iPod touchで使えるという点です。iPhone 6でもiPhone 8でも、ホームボタンが動作しないのであれば、以下の対処法を順番に試してみてください。
1. AssistiveTouchで画面上にホームボタンを追加する
iPhoneには一般ユーザーにはあまり知られていないアクセシビリティ機能が数多く搭載されています。そのひとつである「AssistiveTouch」は、物理ボタンの操作が苦手な方のためにAppleが設計した機能で、ホームボタンの不具合を回避する完璧な代替手段になります。
設定からAssistiveTouchをオンにすると、画面上にソフトウェア製のホームボタンを表示できます。物理的なホームボタンが直るわけではありませんが、壊れたままでもiPhoneを快適に使い続けられるのが魅力です。
AssistiveTouchの設定手順
- 設定 > アクセシビリティ > タッチ > AssistiveTouch を開きます。古いiOSでは 設定 > 一般 > アクセシビリティ > AssistiveTouch の順に進んでください。現在のアプリから設定画面に移動できない場合は、一度iPhoneを再起動してホーム画面に戻りましょう。
- AssistiveTouch のトグルをオンにします。画面に半透明のボタンが現れるので、それをタップしてポップアップメニューを開き、ホームをタップすればホームボタンを押したのと同じ動作になります。
- AssistiveTouchのボタンはドラッグ&ドロップで自由に移動できるので、操作性を妨げない位置に配置しましょう。必要なときだけSiriでオン・オフを切り替えることも可能です。
せっかくなので、設定画面からAssistiveTouchのオプションをカスタマイズしておくとさらに便利になります。ホームボタンとしてしか使わないのであれば、それ以外の項目を非表示にして、ポップアップメニューを開かずに済む設定もできます。
2. ホームボタンを「再調整」する
ここで「再調整」という言葉を引用符付きで使っているのは、正式な用語ではないためです。このテクニックの確かな出典はありませんが、ホームボタンが動かなくなった原因に関わらず効果があると口コミで広まっている方法です。
対象となる端末であればどのモデルにも使えるうえ、失敗しても「直らなかった」だけで済むので、気軽に試せるのがメリットです。
再調整の手順
- 端末にプリインストールされている純正アプリを起動します。たとえばメモ、カレンダー、リマインダー、写真などがおすすめです。
- iPhoneの上部ボタンまたはサイドボタンを長押しし、「スライドで電源オフ」という画面が表示されるまで待ちます。表示されない場合は、音量ボタンのどちらかを同時に押してみてください。
- 電源は切らずに、そのままホームボタンを約10秒間長押しします。電源オフの画面が消えてアプリが強制終了するまで押し続けましょう。
以上で完了です。この方法は、iPhone 6s以前の物理式ホームボタンだけでなく、iPhone 7やiPhone 8のタッチ式ホームボタンにも有効とされています。
もし一度で直らなかった場合は、同じ作業を何度か繰り返してみてください。3〜4回試したところでホームボタンが復活したというユーザーの報告もあります。
3. iPhoneのファームウェアを復元する
これは手軽な方法ではありませんが、結果的には一番早く問題を解決できるかもしれません。ホームボタンが動作しない原因の多くは、iPhoneのソフトウェアやファームウェアの不具合にあります。DFUモードを使って端末を復元すれば、こうした問題を無料で解消できます。
ただし、復元を実行するとiPhone内のデータがすべて消去されるため、必ず事前に最新のバックアップを作成しておいてください。
また、少なくとも1時間程度の時間を見ておきましょう。DFUモードによる復元はソフトウェアとファームウェアの全データを書き換えるため、完了までに時間がかかることがあります。
当サイトの「DFUモードでiPhoneを復元する方法」のガイドに従って作業を進めてください。それでも直らない場合は、ホームボタンにハードウェア的な問題があると断定できます。ただし、諦める前に次の対処法を試してみる価値はあります。
4. イソプロピルアルコールでホームボタンを掃除する
iPhoneを長年使い続けると、ホームボタンには目に見えない汚れやホコリが蓄積していきます。その汚れがボタンの機構を詰まらせ、動作不良の原因になっている可能性があります。
残念ながら、iPhone 7とiPhone 8には機械式のボタンが搭載されていないため、この方法は適用できません。
ホームボタンの正しい掃除方法
- まず、清潔で乾いたマイクロファイバークロスでホームボタンを優しく拭きます。
- それでも改善しない場合は、クロスに濃度98〜99%のイソプロピルアルコールを少量含ませます。このアルコールは揮発性が非常に高いため、iPhoneの内部パーツを傷める心配はほとんどありません。
- ホームボタンを繰り返しクリックしながら、アルコールを含んだクロスで円を描くように磨きます。クリックのたびにアルコールがボタンの隙間に入り込み、内部の汚れを浮かせて落としてくれます。
5. 充電器を使ってホームボタンを押し込む
ホームボタンは、充電ポート付近にある細くて壊れやすいケーブルを通じて、iPhone内部の他の部品と接続されています。この部分に少し圧力をかけることでケーブルが再接続され、ボタンが復活したという報告があります。
もちろん、この作業は細心の注意を払って行う必要があります。iPhoneの内部パーツを壊さないよう慎重に操作してください。また、Lightningコネクタや30ピンコネクタを折ってしまうと、破片がポートの中に残って取り出すのがほぼ不可能になるため、こちらも十分注意しましょう。
試す手順
- iPhoneに付属していた純正の充電ケーブルを挿します。
- コネクタの背面を、iPhone本体の下部からホームボタン方向へ押し込むイメージで、そっと圧力をかけます。
- その圧力を維持したまま、ホームボタンを数回クリックします。
この方法が成功すれば、数週間以上にわたってホームボタンが正常に動作するはずです。ただし、根本的な解決ではないため、いずれはボタンの交換が必要になる可能性が高いでしょう。なお、iPhone 7以降のモデルはホームボタン単体の交換ができない仕様のため、端末ごとの交換が必要になる場合があります。
自分でホームボタンを交換する方法を調べてみよう
iPhoneを購入してから1年以内であれば、Appleの1年間限定保証が適用されている可能性があります。この場合、最寄りのApple StoreのGenius Barで予約を取れば、ホームボタンを無料で修理してもらえます。
残念ながら、物理的なホームボタンを搭載したiPhoneの多くは発売から時間が経っているため、保証期間を過ぎているケースがほとんどです。それでも、Appleや信頼できるサードパーティの修理業者に有料で修理を依頼することは可能です。
とはいえ、費用を抑えたいなら自分で修理するのが一番安上がりです。ガジェットの修理方法を詳しく解説しているサイトは数多くあり、中には特定の修理に必要なパーツや工具一式を販売しているところもあります。ただし、手順を飛ばしたり間違えたりすると症状が悪化することもあるので、作業の際は十分に注意してください。
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