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iPhoneの「時間制限あり(タイムセンシティブ)」通知とは?仕組みと設定方法を徹底解説

iPhoneやiPadには、重要な通知を見逃さないための「時間制限あり(Time Sensitive)」という特別な通知機能が備わっています。この記事では、その仕組みと有効化の手順をわかりやすく解説します。

iPhoneに届く通知は、すべてが同じというわけではありません。多くの通知はすぐに確認しなくても問題ありませんが、中には即座に対応が必要なものもあります。しかし、優先度の高い通知とそうでない通知を見分けるのは意外と難しく、うっかりスワイプして消してしまうことも少なくありません。

そこで役立つのが、「時間制限あり」と名付けられた特殊な通知です。この記事では、その特徴と、iPhone・iPadでの設定方法を詳しくご紹介します。

「時間制限あり」通知とは何か?

「時間制限あり」通知は、緊急の対応やアクションが必要な情報を知らせるための機能で、iOS 15およびiPadOS 15で導入された新機能の一つです。

例えば、「探す」アプリがAirPodsを置き忘れたことを教えてくれたり、配車アプリがドライバーの到着を知らせたりするケースが該当します。通常のプッシュ通知と異なり、「時間制限あり」というラベルが表示され、ロック画面に最大1時間ほど残り続けます。

この通知は割り込みレベルが高く設定されており、「おやすみモード(Do Not Disturb)」や「集中モード」が有効になっている場合でも、通知の要約が設定されている場合でも表示されることがあります。まさに、緊急性の高い情報を見逃したくない場面で真価を発揮する機能です。

ただし、どの通知が「時間制限あり」として扱われるかはユーザー側では制御できません。その代わり、この機能を乱用するアプリについては、個別にブロックすることが可能です。また、すべてのアプリがこの機能に対応しているわけではない点にも注意が必要です。対応していないアプリがある場合は、おやすみモードや集中モードの例外アプリとして登録する方法があります。

補足:「時間制限あり」通知は「緊急速報(Critical Alerts)」とは別物です。後者は、恶劣な気象警報や生命に関わる可能性のある状況、健康に関する警告などを通知するもので、開発者が実装するにはAppleの承認が必要です。

アプリごとに「時間制限あり」通知を有効にする

デフォルトでは、対応しているアプリに対して「時間制限あり」通知は自動的に有効になっています。ただし、念のため確認したい場合は、各アプリの通知設定からチェックできます。

手順は以下の通りです。

1. ホーム画面で「設定」アプリを開き、「通知」を選択します。
2. 「通知スタイル」の項目から対象のアプリをタップします。
3. 「時間制限ありの通知」のスイッチがオンになっていることを確認します。

もし「時間制限ありの通知」のスイッチが表示されない場合は、App Storeでアプリを最新版にアップデートしてから再度確認してください。それでもスイッチが現れない場合、そのアプリはこの機能に非対応だと判断できます。

おやすみモード・集中モードで「時間制限あり」通知を許可する

おやすみモードや独自に作成した集中モードを使用している場合、明示的に許可しない限り「時間制限あり」通知は届きません。許可するには、以下の手順を実行します。

1. 「設定」アプリを開き、「集中モード」をタップします。
2. 「おやすみモード」または任意の集中モードのプロファイルを選択します。
3. 「通知を許可」の下にある「App」をタップします。
4. 「時間制限あり」のスイッチをオンにします。

他の集中モードプロファイルでも許可したい場合は、同様の手順を繰り返してください。また、新しい集中モードを最初から作成する際も、「通知を許可するApp」の画面で「時間制限あり」のスイッチをオンにすれば設定できます。

補足:通知の要約を設定している場合、「時間制限あり」通知を受け取るために追加の操作は必要ありません。

アプリが「時間制限あり」通知に対応していない場合は?

あるアプリが「時間制限あり」通知に対応していなくても、おやすみモードや集中モード使用中にその通知だけは絶対に見逃せない、というケースもあるでしょう。そんなときは、そのアプリを「許可したApp」リストに追加しましょう。

手順:「設定」アプリを開き、「おやすみモード」または対象の集中モードプロファイルをタップします。次に「App」を選択し、許可リストにアプリを追加します。必要に応じて、他の集中モードでも同じ設定を繰り返してください。

アプリごとに「時間制限あり」通知を無効にする

逆に、あるアプリがこの機能を乱用していたり、その通知の重要性が低いと感じたりする場合は、オフにすることもできます。「設定」アプリを開いて「通知」をタップし、対象のアプリを選択して「時間制限ありの通知」のスイッチをオフにするだけです。

おやすみモード・集中モード全体で無効にする

おやすみモードや特定の集中モードで「時間制限あり」通知を受け取りたくなくなった場合は、「設定」→「集中モード」→「おやすみモード」(または任意のプロファイル)→「App」の順に進み、「時間制限あり」のスイッチをオフにします。

Macでの「時間制限あり」通知の設定方法

macOS Monterey以降が動作するMacでも、「時間制限あり」通知を利用できます。iPhoneと同様に「時間制限あり」ラベルが付与され、おやすみモードや集中モード使用中でも表示されるよう設定可能です。

Macでの設定手順は以下の通りです。

1. Appleメニューを開き、「システム環境設定」を選択します。
2. 「通知と集中モード」を選択します。
3. 対象のアプリを選び、「時間制限のある通知を許可」のチェックボックスがオンになっていることを確認します。
4. 「集中モード」タブに切り替え、「おやすみモード」または任意のプロファイルを選択して「オプション」ボタンをクリックします。
5. 「時間制限のある通知を許可」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。

アプリが「時間制限あり」通知に対応していない場合は、除外リストに追加することでおやすみモードや集中モード中でも通知を受け取れます。「次からの通知を許可」セクションの「App」を選択し、「+」アイコンをクリックして、目的のアプリを追加してください。

もう大事な通知を見逃さない

「時間制限あり」通知は、iPhone・iPad・Macをより便利にしてくれる機能です。重要なアプリに対してあらかじめ設定しておき、おやすみモードや集中モード中でも通知が届くようにしておけば、今後は大切なアラートを見逃す心配がぐっと減ります。一方で、機能を乱用するアプリや、完全に集中したい集中モードプロファイルでは、遠慮なくオフにして活用するのがおすすめです。

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