iPhoneのストレージ容量を増やす方法|外付けデバイス・クラウド活用・整理術を徹底解説
iPhoneは常にストレージ不足に陥りがちで、この傾向は今後も変わらないでしょう。どれだけ容量があっても、あっという間に埋まってしまうのが実情です。
残念ながら、iPhoneのフラッシュストレージはロジックボードにはんだ付けされているため、極めて高度なDIYスキルを持つ人でもない限り、本体を開けてストレージを増設することは現実的ではありません。購入時に搭載されていた容量のまま使い続けるしかないのです。だからこそ、購入時には「必要だと思う容量よりワンランク上」を選ぶことを常におすすめしています。
とはいえ、この問題へのアプローチ方法は他にもあります。本記事では、iPhoneのストレージを実質的に増やすためのさまざまな方法を詳しく解説します。
外付けストレージデバイスを活用する
iPhoneにはSDカードスロットが搭載されていません(Androidスマートフォンの多くは、安価かつ手軽にストレージを拡張できるSDカードスロットを採用しています)。代わりに、2012年に30ピンDockコネクタの後継として登場した独自規格のLightningポートが採用されています。
これは不便に感じるかもしれませんが、Appleの業界における影響力は絶大であるため、Lightning対応の着脱式ストレージアクセサリは数多く市販されています。

ただし、完璧な解決策ではない点には注意が必要です。
デバイスを常時接続しておけば、iPhoneのスタイリッシュな外観や携帯性が損なわれます。逆に、必要なときだけ接続する方式なら持ち歩くアクセサリが増え、いざという瞬間に手元にないリスクも生じます。
おすすめの外付けストレージアクセサリは別記事で多数紹介していますが、ここでは特筆すべき製品をいくつかピックアップします。
ストレージ拡張機能付きケース
薄型で常時装着できるソリューションをお探しなら、ストレージ拡張機能付きのスマホケースが有力候補です。これらはiPhoneに装着し、Lightningポート経由で接続します。多くの製品は外部に充電ポートを備えているため、ケースを取り外さずに充電できることが多いのですが、購入前に必ず確認しましょう。
iPhone 6/6sには、バッテリー内蔵に加えて16GB/32GB/64GBの追加ストレージを備えた「Mophie Space Pack」がおすすめです。6 Plusおよび6s Plus向けのオプションも入手可能です。
SanDiskも同様のコンセプトの製品を展開しています。iPhone 6と6 Plus向けの「iExpand Memory Case」は32GB/64GB/128GBとより大容量ですが、バッテリーは別売りです。ヘッドフォンポートの開口部がありますが、それ以外の構造であればiPhone 7にも適合しそうです。興味がある場合はメーカーに直接問い合わせてみてください。

Lightning接続アクセサリ
PKparisの「K'ablekey」(Amazonにて約58ポンド)のデザインは特にお気に入りです。ブラッシュドアルミ仕様で、内蔵マグネットによって半円形の2つのパーツが吸着して一体化するため、持ち運びに便利です。ケーブルを使いたいときは、オレンジ色のゴムキャップを外して2つのセクションを引き離すだけです。

Leefも優れた差し込み式ストレージアクセサリを複数展開しています。「Leef iBridge 3」はUSB 3.1対応で、PCやMacとのファイル転送を高速に行え、最大256GBまでラインナップがあります。また、「Leef iAccess iOS Micro SD」は、実質的にSDカードスロットをiPhoneに追加できるもう一つの選択肢です。
ワイヤレスハードディスクを使う
こちらはよりエレガントなソリューションです。iPhoneからアクセスしたいファイルがあるのに本体に保存する余裕がない場合は、Wi-Fi経由でアクセスできる独立したドライブに保存しましょう。
より多くの機種は別記事で紹介していますが、以下は検討する価値のあるモデルです。
LaCieの「Fuel 1TB Wireless」はUSB 3.0ポートを備えており、Macに接続すれば従来型の外付けHDDとしても使えます。さらに内蔵Wi-Fiを搭載し、バッテリー駆動時間は最大10時間と謳われています。Apple公式サイトでの価格は134.95ポンドです。

そこまで大容量が必要ないなら、SanDiskの「Connect Wireless USB 2.0 Flash Drive」(32GB)を検討してください。価格は39.99ポンドで、John Lewisなどで入手できます。
NASドライブを使う
ストレージ拡張の最上位の選択肢となるのがNAS(ネットワーク接続ストレージ)です。
Appleの「AirPort Time Capsule」は真っ先に挙がる候補です。2TB版が299ポンド、3TB版が399ポンドで入手でき、どちらのモデルでもWi-Fiネットワークを構築してiOSデバイスから接続できます。ただし、両デバイス間のファイル管理機能はやや扱いづらいため、FileBrowserなどのサードパーティアプリをインストールすると操作性が格段に向上します。
むしろ「WD My Cloud」のような製品をおすすめします。WDは質の高いiOSアプリを提供しており、リモートアクセスといった高度な機能や、友人・家族とのファイル共有も簡単に行えます。最大16TBまで拡張可能で、筐体のみを購入して自分でHDDを組み込むこともできます。

クラウドにファイルを保存する
ここまで紹介したソリューションはすべて、追加ハードウェアを購入してiPhone以外の場所にファイルを置くというものでした。しかし、この発想をさらに一歩進めることもできます。
クラウドにファイルを保存すれば、ストレージを他者のサーバーに委託しつつ、インターネットに接続できる環境さえあればいつでもアクセスできます。Appleのクラウドサービスの中には役立つものもありますが、問題を解決すると同時に新たな悩みの種を生み出すものもあります。
iTunes Match
音楽は、アプリ・写真・動画と並んでiPhoneの容量を圧迫しがちな4大ファイルタイプの一つです。しかし、聴くかもしれない楽曲をすべてiPhoneに入れておく必要はありません。
iTunes Match(年額21.99ポンドから)に登録すると、所有している全楽曲がクラウド経由で利用可能になり、iPhone側から削除して空き容量を作れます。

iCloud写真ライブラリ
次に写真(および動画)について考えてみましょう。
iCloud写真ライブラリを使えば、ライブラリ全体を自動的にiCloudへアップロード・保存でき、ストレージ問題の救世主のように聞こえます。ところが落とし穴があります。iCloud写真ライブラリは、すべてのデバイスで撮影した画像をiPhoneにも同期して保存するのです。これらは圧縮された軽量ファイルとして保存されますが、それでも容量を消費します。
マイフォトストリーム
マイフォトストリームもクラウドベースのサービスですが、ストレージという観点ではiCloud写真ライブラリと同様に諸刃の剣となり得ます。有効にすると、iPhoneやiPadで撮影した写真、Macにカメラから読み込んだ写真を閲覧できます。これらの画像はフル解像度ではありませんが、それでもiPhoneの容量をかなり消費する可能性があります。
純粋にストレージの観点からは、「設定 > 写真とカメラ」で「マイフォトストリームを共有」のチェックを解除するのがベストです。(ストレージ問題が一段落した後、再びオンに戻せばよいだけです。)
ただし、1GB程度のフォトストリーム画像と引き換えに、iPhoneで撮影した写真を手軽にバックアップできるメリットを優先するという判断もあり得ます。用途に応じて取捨選択しましょう。
サードパーティ製クラウドサービス
多くのファイルタイプにとって、最良の選択肢はサードパーティのクラウドサービスに登録することかもしれません。
iPhoneからクラウドへファイルをアップロードする選択肢は豊富にあります。Dropbox、Google Drive、Microsoft OneDriveなどはいずれも無料プランを提供しており、付与されるオンラインストレージの容量は各社異なります(たとえばGoogleは15GBを無料で提供)。
空き容量を確保する整理術
外付けストレージやクラウドサービスによる容量拡張に関心がない場合は、地道な整理整頓で空き容量を増やすしかありません。以下のコツを試してみてください。
容量を多く消費しているアプリを特定する
「設定 > 一般 > ストレージとiCloud使用状況」を開き、最初のセクションにある「ストレージを管理」をタップします。アプリがサイズの大きい順に表示されるので、使っていないものは思い切って削除しましょう。
古いメッセージを削除する
デフォルト設定では、メッセージアプリはSMSやiMessageを無期限に保持しますが、30日または1年後に自動削除するよう変更できます。「設定 > メッセージ > メッセージ履歴 > メッセージを残す期間」で期間を選択し、「削除」をタップしてください。
非HDR写真を削除する
iPhoneはHDR(ハイダイナミックレンジ)撮影によって、より美しい写真を撮影できます。旧モデルではカメラ性能の制約からHDRの仕上がりが不安定になることがあり、念のため通常の写真も残しておくのが賢明でした。しかし新型iPhoneではHDRの精度が十分に高いため、通常版なしでも安心して運用できます。
「設定 > 写真とカメラ」で「通常の写真を残す」のチェックを解除すれば、以降はHDR写真のみが保存されます。
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