iPhoneのモバイルデータ通信量を管理・節約する方法を徹底解説
iPhoneは、外出先でも手軽にインターネットへアクセスできる優れたツールです。ウェブサイトの閲覧やメールのチェックはもちろん、動画のストリーミング再生まで、いつでもどこでも快適に行えます。
しかし、インターネットの利用は決して無料ではありません。こうした操作のすべてにはモバイルデータ通信が使われており、その使用量はMB(メガバイト)やGB(ギガバイト)という単位で計測されます。契約プランにはデータ容量の上限が設けられているのが一般的なので、自分がどれだけデータを消費しているのかを常に把握しておくことが大切です。
かつては多くのiPhoneに「データ使い放題」のプランが提供されていましたが、今ではそのような時代は終わりを迎えました。現在のキャリアプランのほとんどにはデータ容量の上限があり、その上限額は月額料金によって異なります。数GB程度のコンパクトなプランもあれば、大容量のプランまでさまざまです。
さらに現代のiPhoneでは、ほぼすべての操作が何らかの形でインターネットに接続しています。「マップ」がオンラインから地図情報を取得したり、「Pages」「Numbers」「Keynote」といったiWorkアプリがiCloudと同期したりするように、多くのアプリが常時ネットワークを利用しています。油断していると、あっという間にデータ容量を使い切ってしまうこともあるでしょう。
この記事では、iPhoneのモバイルデータ使用量を把握し、賢く管理するための具体的な方法を詳しく解説します。
iPhoneでモバイルデータを管理する基本
モバイルデータの管理に唯一絶対の正解はありません。大切なのは、いくつかの小さな設定変更を積み重ねて、不要なデータ消費を減らしていくことです。
モバイルデータの使用量を確認する
まずは「設定」アプリからモバイルデータの使用状況をチェックしましょう。「設定」>「モバイル通信」>「モバイルデータ通信の使用状況」を開くと、これまでのデータ使用量を確認できます。
画面を下にスクロールすると「モバイルデータ通信の使用状況」という項目があります。ここで確認すべきポイントは次の2つです。
- 今回の期間: 現在の請求期間内に使用したデータ量です。通常は月単位でリセットされます(プリペイド契約の場合も同様です)。
- 今回の期間(ローミング): 海外ローミング中に使用したデータ量です。海外でモバイルデータを利用する際は、この数値に特に注意が必要です。ローミング時のデータ通信は非常に高額になることがあり、知らないうちに多額の追加請求が発生する恐れがあります。
アプリごとのモバイルデータを管理する
特定のアプリのデータ使用量を抑えたい場合は、「設定」>「モバイル通信」を開き、下へスクロールします。「モバイルデータ通信の使用を許可」というリストが表示され、ここにはモバイルデータを使用できるアプリがアルファベット順に並び、各アプリの下に実際の使用量が表示されています。
「Netflix」や「YouTube」などの動画ストリーミングアプリは大量のデータを消費しがちです。また、iCloudと連携する「Pages」「Numbers」「Keynote」なども意外とデータを使います。
どのアプリが最もデータを消費しているのかを確認し、外出先でもそのアプリを使いたいのかどうかを見極めましょう。
Wi-Fi接続時のみ使えればよいアプリがある場合は、リスト内の該当アプリの横にある緑色のスイッチをタップしてオフにします。これでそのアプリはモバイルデータ経由でのインターネットアクセスができなくなります。ただし、Wi-Fiに接続すれば引き続き普通に利用できますのでご安心ください。
モバイルデータ通信を完全にオフにする
どうしても通信量を抑えたい場面では、「設定」>「モバイル通信」で「モバイルデータ通信」のスイッチをオフにすると、すべてのモバイルデータ通信を停止できます。この状態のiPhoneは、Wi-Fiに接続しているときしかインターネットにアクセスできなくなり、動作的にはiPod touchに近いものになります。
この方法は、月間のデータ容量を使い切ってしまい、キャリアへの追加料金の支払いを避けたい場合に特に有効です。
Wi-Fiアシストをオフにする
「Wi-Fiアシスト」は、Wi-Fiの通信状態が悪いときに自動的にセルラーデータ(モバイルデータ通信)へ切り替える機能です。大容量プランのユーザーには便利ですが、そうでない人にとっては気づかないうちにデータを消費する原因になりかねません。オフにするのは簡単で、「設定」>「モバイル通信」の画面を一番下までスクロールし、「Wi-Fiアシスト」のスイッチをオフにするだけです。
Wi-Fiを活用して通信料を節約する
自宅など信頼できる環境では、必ずWi-Fiを使うようにしましょう。「設定」>「Wi-Fi」から、自宅のWi-Fiネットワークに接続されていることを確認してください。
また、同じ画面内の「ネットワークを求める」をオンにしておくと、外出先でiPhoneが周囲のWi-Fiネットワークを自動的に検出し、接続するかどうか尋ねてくれます。モバイルデータの消費を抑えるためにぜひ活用したい機能です。
システムサービスの使用量にも目を向ける
アプリだけでなく、iOSのシステムサービスもモバイルデータを使用しています。「設定」>「モバイル通信」の画面を一番下までスクロールし、「システムサービス」をタップすると、iTunesアカウントやプッシュ通知など、どのシステムサービスがどれくらいのデータを使っているのかを一覧で確認できます。
通常、システムサービスの使用量はごくわずかで、上限に影響が出ることはほとんどありません。ただし、これらは個別にオフにできない点には注意が必要です。使いたくない場合は、モバイルデータ通信全体をオフにするしかありません。
データ管理アプリを活用する
多くの携帯キャリアは、契約内容やデータ残量などの最新情報を確認できる公式アプリを無料で提供しています。App Storeからダウンロードしておけば、自分のデータ使用状況をいつでも簡単にチェックできて便利です。日本国内であれば、docomo、au、SoftBank、楽天モバイルなど主要キャリアの公式アプリが利用できます。
また、App Storeにはモバイルデータの使用量を追跡できるサードパーティ製アプリも多数あります。たとえば「Data Usage」のようなデータ管理アプリを使えば、以下のような機能を利用できます。
- データ使用量の自動記録とグラフ化
- 上限が近づいたときのアラート通知
- 1日あたりの推奨使用量の表示
- 月末に容量を超過するかどうかの予測
Todayウィジェット(今日用ウィジェット)に対応したアプリなら、通知センターを開くだけで一目で使用状況を確認できるのも魅力です。自分に合ったアプリを導入して、モバイルデータをムダなく賢く使いこなしましょう。
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