RPMコマンドでLinuxパッケージをインストール・管理する方法
このガイドでは、RPM(Red Hat Package Manager)を使用して、Linux上でソフトウェアをインストールおよび管理する方法を解説します。
RPMとは?
RPM(Red Hat Package Manager)は、Red Hat Linux系ディストリビューションで標準採用されているパッケージ管理システムです。Linuxマシンへのパッケージのインストール、アップグレード、アンインストールを簡単に行える、非常に便利なツールです。かつてはすべてのLinuxパッケージをソースからコンパイルする必要がありましたが、RPMの登場によってその手間が大幅に軽減されました。ここでは、RPMで実行できる基本的な操作を見ていきましょう。
インストール済みパッケージの一覧を表示する
新しいパッケージをインストールしたり、既存のパッケージをアップグレードしたりする前に、すでにインストールされていないか確認しておくと安心です。インストール済みの全RPMパッケージの一覧を取得するには、次のコマンドを実行します。
# rpm -qa
gawk-3.1.3-10.1
pax-3.0-9
krbafs-1.2.2-6
esound-0.2.35-2
perl-XML-Encoding-1.01-26
perl-Digest-SHA1-2.07-5
…
ただし、この一覧は膨大で、そのままでは非常に見づらくなります。そこで便利なのがgrepコマンドとの組み合わせです。探したいパッケージ名で結果を絞り込めば、目的の情報を素早く見つけられます。たとえば、特定のPHPパッケージがインストールされているかどうかを調べるには、次のように実行します。
# rpm -qa | grep php
php-pdo-5.2.0-1.rhel4.ct
php-mbstring-5.2.0-1.rhel4.ct
php-mysql-5.2.0-1.rhel4.ct
php-imap-5.2.0-5
php-5.2.0-1.rhel4.ct
php-cli-5.2.0-1.rhel4.ct
php-gd-5.2.0-1.rhel4.ct
これで、現在インストールされているパッケージを把握でき、新規インストール・アップグレード・削除のどれが必要かを判断できます。
パッケージのインストールとアップグレード
RPMパッケージを入手できるサイトとしては、rpm.pbone.netやRPM Findなどがよく利用されています。.rpmファイルをダウンロードしたら、次のコマンドでパッケージをインストールできます。
# rpm -ivh package-name.rpm
既存のパッケージをアップグレードする場合は、こちらのコマンドを使用します。
# rpm -Uvh package-name.rpm
なお、インストールやアップグレードの際に、「他のパッケージが必要である」というエラーが表示されることがよくあります。これは一般に「依存性地獄(dependency hell)」と呼ばれる問題です。この場合には、パッケージをダウンロードしたサイトに戻り、依存関係にあるパッケージを探して、先にそれらをインストールする必要があります。
パッケージを削除(アンインストール)する
RPMでのパッケージ削除も、インストールやアップグレードと同じくらい簡単です。削除対象のパッケージは完全な名前で指定する必要があるため、先ほど紹介した一覧表示コマンドで正式名称を確認しておきましょう。そのうえで、次のコマンドを実行します。
# rpm -e package-name.rpm
また、削除の際にも依存関係の問題が発生することがあるため注意が必要です。他のパッケージがそのパッケージに依存している場合、安易に削除するとシステムの動作に影響が出る可能性があります。
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