LinuxにTeamViewerをダウンロード&インストールする方法を解説
TeamViewerは、インターネット上で最も人気のあるリモートコンピューティングクライアントのひとつです。WindowsやmacOSだけでなく、Linuxユーザーも自分のマシンにTeamViewerをインストールすれば、ほかのデバイスやコンピューターへリモートアクセスできるようになります。
本記事では、リモートコントロール・リモートアクセスソフトウェア「TeamViewer」をLinuxマシンにダウンロードし、インストールする具体的な手順を、ディストリビューション別にわかりやすく解説します。
LinuxにTeamViewerをインストールする
インストールを始める前に、まずTeamViewer公式サイトから公式パッケージファイルをダウンロードしましょう。パッケージはディストリビューションの種類によって異なり、大きく分けてDebian系、Arch系、Fedora(RHEL)系の3種類が用意されています。
ダウンロード: TeamViewer for Linux(公式サイト)
どのパッケージをダウンロードすべきか迷ったときは、以下の表を参考にしてください。
| ディストリビューション名 | パッケージの拡張子 |
|---|---|
| Debian / Ubuntu | .deb パッケージ |
| Arch Linux | .tar パッケージ |
| CentOS / Fedora | .rpm パッケージ |
公式サイトではディストリビューションごとにパッケージが分類されていますが、自分のシステムに合うものを判断するのは意外と難しいものです。そんなときは上記の表を目安にすると安心です。
また、コマンドライン操作に慣れている方は、wgetまたはcurlコマンドを使ってパッケージを直接ダウンロードすることもできます。
DEBパッケージの場合:
wget https://download.teamviewer.com/download/linux/teamviewer_amd64.deb
curl https://download.teamviewer.com/download/linux/teamviewer_amd64.deb
TARパッケージの場合:
wget https://download.teamviewer.com/download/linux/teamviewer_amd64.tar.xz
curl https://download.teamviewer.com/download/linux/teamviewer_amd64.tar.xz
RPMパッケージの場合:
wget https://download.teamviewer.com/download/linux/teamviewer.x86_64.rpm
curl https://download.teamviewer.com/download/linux/teamviewer.x86_64.rpm
ダウンロードしたパッケージは、あとで見つけやすいよう、システムストレージ内のわかりやすい場所に保存しておきましょう。
Debian系ディストリビューション(Ubuntuなど)にインストールする
DebianやUbuntuにTeamViewerをインストールするには、ターミナルを起動して、DEBファイルを保存したディレクトリへ移動します。
続いて、APTコマンドで次のようにパッケージをインストールします。
sudo apt install ./teamviewer_15.17.6_amd64.deb
なお、コマンド内のパッケージ名は、実際にダウンロードしたファイル名に合わせて適宜読み替えてください。
コマンド操作が苦手な方は、「ファイル」アプリで該当フォルダを開き、DEBパッケージをダブルクリックすれば、GUIからインストールすることも可能です。
Arch系ディストリビューションにインストールする
Arch Linuxおよびその派生ディストリビューションにTeamViewerをインストールする場合は、まず公式サイトからTARパッケージをダウンロードします。その後、ターミナルを開いて適切なディレクトリへ移動してください。
TeamViewerのパッケージにはPKGBUILD情報が含まれていないため、パッケージを手動で展開し、アプリケーションファイルを実行するという流れになります。
まず、ダウンロードしたTAR.XZパッケージをtarコマンドで展開します。
tar -xvf teamviewer_15.17.6_amd64.tar.xz
次に、新しく作成されたteamviewerフォルダへ移動します。
cd teamviewer
tv-setupファイルに実行権限を付与します。
sudo chmod +x tv-setup
システムに必要な依存関係がすべて揃っているかどうかを確認します。
./tv-setup checklibs
インストールせずにTeamViewerをそのまま試したい場合は、teamviewerファイルに実行権限を与えます。
sudo chmod +x teamviewer
その後、次のコマンドでコマンドラインからTeamViewerを起動できます。
./teamviewer
または、ファイルマネージャーでteamviewerフォルダを開き、実行ファイルをダブルクリックしてアプリを起動することもできます。
Arch系ディストリビューションにTeamViewerをインストールするには、以下のコマンドを実行します。
sudo ./tv-setup install
依存関係の問題などでインストールに失敗する場合は、強制インストールオプションを試してみましょう。
sudo ./tv-setup install force
Fedoraにインストールする
Fedora Linuxには、デフォルトのパッケージマネージャーとしてYumがプリインストールされており、ソースパッケージから直接アプリケーションをインストールできます。
ターミナルを開き、ダウンロードしたファイルがあるディレクトリへ移動したら、次のコマンドでパッケージをインストールします。
sudo yum install ./teamviewer_15.17.6_amd64.rpm
Yumは、TeamViewerパッケージに必要な依存関係を自動的にインストールしてくれるのが便利なポイントです。
Yumの代わりにDNFを使いたい場合も、ほぼ同じコマンドでインストールできます。Fedoraの最近のバージョンではDNFが標準となっているため、こちらを推奨します。
sudo dnf install ./teamviewer_15.17.6_amd64.rpm
Linuxでもかんたんにリモートコンピューティング!
TeamViewerには、PCでリモートコンピューティング環境を構築するために必要な機能が数多く搭載されています。ほかのデバイスへの接続、リモートデスクトップの操作、インターネット経由での別のコンピューターのファイルシステムへのアクセスなど、幅広い用途に活用できます。
さらに、UbuntuマシンにVNCサーバーをセットアップしてリモートコンピューティングを有効にすることもかんたんです。この技術を活用すれば、AndroidスマートフォンからPCを操作することさえ可能になります。
なお、TeamViewerは個人利用であれば無料で使えるため、まずは気軽に試してみるのがおすすめです。記事中のバージョン番号は執筆時点のものなので、実際にダウンロードする際は、公式サイトで最新版のファイル名を確認して読み替えてください。
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