iPadが重い・遅いと感じたら?今日からできる動作高速化テクニック10選
iPadは使い込むほど、機種の新旧にかかわらず動作が徐々に重くなっていくものです。さらにOSのアップデートによって速度が低下することもあります。しかし心配は無用。キャッシュの削除、不要なアプリの整理、iPadOSのアップデート、バックグラウンド更新や位置情報サービスのオフ化など、今日からすぐ実践できるスピードアップ術をご紹介します。
これらの対策を試しても満足な結果が得られない場合は、思い切って新型iPadへの買い替えを検討するのもひとつの手です。
AppleはiPadの動作を意図的に遅くしている?
まず最初に、よくある議論に結論を出しておきましょう。答えは「ノー」です。Appleはバッテリーの不具合を避けるため、旧モデルのiPhoneを意図的に減速させていたことを認めていますが、これはiPadには当てはまりません。
Appleは公式サポート文書の中で、この電源管理機能はiPhoneに特有のものであり、その他のApple製品には適用されないと明言しています。
使わなくなったアプリを削除する
最初のステップはソフトウェアの大掃除です。使っていないアプリをすべて削除しましょう。アプリはストレージ容量を圧迫するため、空き容量を増やすことでシステムがスムーズに動作しやすくなります。
ここでいう「削除」とは、マルチタスク画面からアプリを閉じることではなく、端末から完全にアンインストールすることを指します。ホーム画面でアプリのアイコンを長押しし、「Appを削除」を選んで削除してください。
不要なアプリの削除は、特にストレージ容量が少ない端末で大きな効果を発揮します。
複数のアプリをまとめて整理したい場合は、設定 > 一般 > iPadストレージを開くのがおすすめです。使用状況のグラフやおすすめの対処法に加え、容量の大きい順に並んだアプリの一覧が表示されます。
容量を大量に消費している割に必要性の低いものを探しましょう。ポッドキャスト、GarageBand、動画ファイルなどが候補になりがちです。写真や動画を大量にローカル保存している場合は、iCloud写真の同期をオンにするのも有効です。
アプリ名をタップすると詳細が表示されるので、「Appを削除」でアプリ本体とデータをまとめて消すか、「Appの取り外し」を選びましょう。後者はアプリ本体だけを削除してデータを残せるため、セーブデータは小さいのにグラフィックファイルが巨大なゲームなどに最適です。
iPadを再起動する
不要なアプリを削除したら、次は再起動を行いましょう。再起動によってメモリが解放され、システムをまっさらな状態で立ち上げ直せます。
上部のスリープ/スリープ解除ボタンを「スライドで電源オフ」のスライダーが表示されるまで長押しし、スワイプして電源を切ります。数秒待ってから、再度ボタンを長押しすれば起動します。
なお、Face ID搭載の新型iPad Proでは手順が少し異なり、電源ボタンといずれかの音量ボタンを同時に長押しして電源オフスライダーを表示させます。
Appのバックグラウンド更新をオフにする
ここまでの作業でメモリに余裕が生まれ、すでにかなり快適になっているはずです。とはいえ、iPad miniやiPad Air 2のような旧モデルを使っている場合は、不要な機能をオフにすることでさらなる改善が期待できます。
まずは「Appのバックグラウンド更新」を止めましょう。この機能が有効になっていると、iPadは画面の裏側で常に各アプリの更新を確認し続けています。FacebookなどのSNSアプリは特にこの傾向が強く、開いてもいないのに処理能力を奪われています。
設定 > 一般 > Appのバックグラウンド更新から、全体をオフに設定しましょう。アプリごとの個別設定も可能ですが、思い切って全部オフにするのがおすすめです。
iPadOSを最新版にアップデートする
OSのアップデートは速度面で賛否両論あります。新バージョンは効率的なコードの導入や既知の問題修正をもたらす一方、新機能の追加によって旧機種では逆に重くなることもあります。また、OSのダウングレードは基本的にできないため、アップデートは慎重に行いましょう。
とはいえ、他の対策をすべて試しても動作が遅いままであれば、最新版への更新を試す価値は十分にあります。設定 > 一般 > ソフトウェア・アップデートを開き、新しいバージョンがないか確認してください。
Safariのキャッシュを削除する
動作の遅さを実感しやすいのがSafariです。原因の多くはキャッシュの肥大化で、Safariが膨大なキャッシュデータを検索するうちに遅延が発生します。
設定 > Safari > 履歴とWebサイトデータを消去をタップすれば、キャッシュを一括削除できます。
これでSafariの操作は軽快になりますが、キャッシュが再び蓄積されるまでの間、Webページの読み込みがわずかに遅くなることがあります。
通信環境が遅くないか確認する
Safariがまだ遅い場合、原因はiPad本体ではなくインターネット回線にあるかもしれません。どんなに高性能なiPadでも、ネット接続が不安定なら表示速度は亀のように遅くなります。
Ooklaの「Speedtest」などのスピードテストアプリをダウンロードして計測してみましょう。光回線なら数百Mbpsに達することもありますが、環境によって速度は大きく異なります。
もし測定結果が極端に低い(数Mbps程度)場合は、それがiPadの動作が遅く感じられる原因でしょう。特にSafariなどネット接続が必要なアプリで顕著です。
解決策としては、Wi-Fiルーターの近くで使う、Wi-Fi中継機を導入して家中の電波状況を改善するといった方法があります。
通知をオフにする
通知機能はメッセージの着信などを知らせてくれる便利な存在ですが、SNSの投稿へのコメントや、ゲームの残りライフ回復など、必ずしも必要のない通知も少なくありません。
Appのバックグラウンド更新と同様に、通知の監視と配信も旧型iPadにとっては負担となります。
設定 > 通知を開き、アプリごとに通知をオフにしていきましょう。
位置情報サービスをオフにする
マップやSNSなどで現在地を把握できるのは便利ですが、位置情報サービスはバックグラウンドで常時稼働し、バッテリーを消耗させてパフォーマンスも低下させます。
設定 > プライバシーとセキュリティ > 位置情報サービスからオフにできます。ただし、オフにすると「探す」機能が使えなくなり、紛失時にiPadの場所を特定できなくなる点には注意が必要です。
Spotlight検索をオフにする
SpotlightはiPad内の検索を支える機能で、目的の項目を素早く見つけられますが、端末内のあらゆる項目をインデックス化するため、動作が重くなる原因になることがあります。
設定 > 一般 > Spotlight検索を開き、検索結果の各項目をオフにしましょう。
「視覚効果を減らす」をオンにする
ここまでの対策をすべて実行したうえで、さらなる速度向上を目指すなら、視覚エフェクトを減らすのが効果的です。設定 > アクセシビリティ > 動作 > 視覚効果を減らすをオンにしてください。アニメーションが簡略化され、わずかながら操作が軽快になります。
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