【Excel】グループごとに行の色を交互に変更する6つの方法を徹底解説
大量のデータシートを扱う際、行の色を交互に変える(縞模様にする)ことで、データセットを見やすく視覚化できます。色分けは帯状に行うことも、グループ単位で行うことも可能です。この記事では、Excelでグループに基づいて行の色を交互に変更する6つの簡単な方法をご紹介します。練習用ワークブックも用意しているので、ぜひダウンロードして実際に手を動かしながら読み進めてください。
Excelでグループごとに行の色を交互に変更する6つの方法
ここでは、10名の果物購入者のデータセットを使用して解説します。列Bには果物の品目名、列Cには購入者名、列Dには数量が入力されており、データ範囲はセル範囲B5:D14です。いずれの方法でも、セルの色を変更するために条件付き書式を適用します。

方法1:AND関数とLEN・MOD関数を組み合わせる
この方法では、まずIF関数を使ってデータセットに数値によるグループ番号を付与し、その後、条件付き書式のルール内でAND・LEN・MOD関数を使用して行の色を交互に変更します。具体的な手順は以下の通りです。
📌 手順:
- まず、セルE4を選択し、「0」を入力します。
0
- Enterキーを押します。
- 次に、セルE5を選択し、以下の数式を入力します。
=IF(B5=B4,E4,E4+1)
- Enterキーを押したら、フィルハンドルをダブルクリックして、セルE14まで数式をコピーします。
- 続いて、セル範囲B5:E14を選択します。
- ホームタブのスタイルグループにある「条件付き書式 > 新しいルール」のドロップダウン矢印をクリックします。

- 「新しい書式ルール」というダイアログボックスが表示されます。
- 「次の数式が真である場合に値を書式設定」の下にある空欄ボックスに、以下の数式を入力します。
=AND(LEN($B5)>0,MOD($E5,2)=0)
- 「書式」ボタンをクリックします。

- 「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示されます。
- 「塗りつぶし」タブで、行を見分けやすくするための好きな色を選択します。ここでは「緑、アクセント6、明るさ60%」を選びます。
- 最後に「OK」をクリックします。

- 再度「OK」をクリックして、「新しい書式ルール」ダイアログボックスを閉じます。

- すると、すぐにデータセットの交互のグループに色が表示されます。

これで、数式が正しく機能し、Excelでグループに基づいて行の色を交互に変更できました。
🔎 数式の解説
セルE5に入力した数式を分解して見てみましょう。
👉 LEN($B5):セル値の文字数をカウントする関数です。この場合、結果は5になります。
👉 MOD($E5,2):セルE5の値を2で割った余りを返す関数です。ここでは結果は1です。
👉 AND(LEN($B5)>0,MOD($E5,2)=0):この数式では、AND関数がLEN関数の結果が0より大きいか、そしてMOD関数の結果が0と等しいかどうかを判定します。両方の条件がTRUE(真)の場合、その行に選択した色が表示され、そうでなければ通常どおり表示されます。
関連記事:Excelで結合セルの行を交互に色付けする方法
方法2:MOD・IF・ROW関数を組み合わせる
この方法では、MOD・IF・ROW関数を組み合わせて、データセットに数値によるグループ番号を付与します。手順は以下の通りです。
📌 手順:
- まず、セルE4を選択し、「0」を入力してEnterキーを押します。
- 次に、セルE5を選択し、以下の数式を入力します。
=MOD(IF(ROW()=2,0,IF(B5=B4,E4,E4+1)),2)
- Enterキーを押したら、フィルハンドルをダブルクリックして、セルE14まで数式をコピーします。
- セル範囲B5:E14を選択します。
- ホームタブのスタイルグループから「条件付き書式 > 新しいルール」をクリックします。

- 「新しい書式ルール」ダイアログボックスが表示されたら、「次の数式が真である場合に値を書式設定」の下の空欄に以下の数式を入力します。
=$E5=1
- 「書式」ボタンをクリックします。

- 「セルの書式設定」ダイアログボックスの「塗りつぶし」タブで、好みの色を選択します。ここでは「緑、アクセント6、明るさ60%」を選びます。
- 「OK」をクリックし、さらに「OK」をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

- すぐに、データセットの交互のグループに色が表示されます。

これで、数式が正確に機能し、グループに基づいて行の色を交互に変更できました。
🔎 数式の解説
セルE5に入力した数式を分解して見てみましょう。
👉 ROW():行番号を返す関数です。この場合、結果は5です。
👉 IF(B5=B4,E4,E4+1):IF関数がセルB5とB4の値を比較します。両方の値が一致すればセルE4の値を返し、一致しなければセルE4の値に1を加えた値を返します。
👉 IF(ROW()=2,0,IF(B5=B4,E4,E4+1)):この数式では、IF関数が行番号が2と等しいかどうかを判定します。TRUEであれば0を返し、FALSEであれば2つ目のIF関数の結果を返します。
👉 MOD(IF(ROW()=2,0,IF(B5=B4,E4,E4+1)),2):IF関数の結果を2で割り、その余りを表示します。
関連記事:Excelでセルの値に基づいて行を交互に色付けする方法
方法3:MOD関数とIF関数を組み合わせる
この方法では、MOD関数とIF関数のみを使って、データセットに数値によるグループ番号を付与します。手順は以下の通りです。
📌 手順:
- まず、セルE4を選択し、「0」を入力してEnterキーを押します。
- 次に、セルE5を選択し、以下の数式を入力します。
=MOD(IF(B5=B4,E4,E4+1),2)
- Enterキーを押したら、フィルハンドルをダブルクリックして、セルE14まで数式をコピーします。
- セル範囲B5:E14を選択し、ホームタブから「条件付き書式 > 新しいルール」をクリックします。

- 「新しい書式ルール」ダイアログボックスが表示されたら、「次の数式が真である場合に値を書式設定」の下の空欄に以下の数式を入力します。
=$E5=1
- 「書式」ボタンをクリックします。

- 「セルの書式設定」ダイアログボックスの「塗りつぶし」タブで、好みの色を選択します。ここでは「緑、アクセント6、明るさ60%」を選びます。
- 「OK」をクリックし、さらに「OK」をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

- データセットの交互のグループに色が表示されます。

これで、数式が効果的に機能し、グループに基づいて行の色を交互に変更できました。
🔎 数式の解説
セルE5に入力した数式を分解して見てみましょう。
👉 IF(B5=B4,E4,E4+1):IF関数がセルB5とB4の値を比較します。一致すればセルE4の値を返し、一致しなければセルE4の値に1を加えた値を返します。
👉 MOD(IF(B5=B4,E4,E4+1),2):IF関数の結果を2で割り、その余りを表示します。
方法4:ISODD関数を使う
この方法では、まずIF関数とSUM関数を使って数値によるグループ番号を付与し、その後、ISODD関数を使った条件付き書式で行の色を変更します。手順は以下の通りです。
📌 手順:
- まず、セルE4を選択し、「0」を入力してEnterキーを押します。
- 次に、セルE5を選択し、以下の数式を入力します。
=IF(B4=B5,E4,SUM(E4,1))
- Enterキーを押したら、フィルハンドルをダブルクリックして、セルE14まで数式をコピーします。
- セル範囲B5:E14を選択し、ホームタブから「条件付き書式 > 新しいルール」をクリックします。

- 「新しい書式ルール」ダイアログボックスが表示されたら、「次の数式が真である場合に値を書式設定」の下の空欄に以下の数式を入力します。
=ISODD($E5)
- 「書式」ボタンをクリックします。

- 「セルの書式設定」ダイアログボックスの「塗りつぶし」タブで、好みの色を選択します。ここでは「緑、アクセント6、明るさ60%」を選びます。
- 「OK」をクリックし、さらに「OK」をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

- データセットの交互のグループに色が表示されます。

これで、数式が正常に機能し、グループに基づいて行の色を交互に変更できました。
🔎 数式の解説
セルE5に入力した数式を分解して見てみましょう。
👉 SUM(E4,1):セルE4の値に1を加える関数です。このセルの場合、結果は1を返します。
👉 IF(B4=B5,E4,SUM(E4,1)):IF関数がセルB5とB4の値を比較します。一致すればセルE4の値を返し、FALSEの場合はSUM関数の結果を返します。
方法5:ISEVEN関数を使う
ISODD関数と同様に、ISEVEN関数を使って行の色を変更することもできます。ただし、こちらも最初にIF関数とSUM関数を使って数値によるグループ番号を付与する必要があります。手順は以下の通りです。
📌 手順:
- まず、セルE4を選択し、「0」を入力してEnterキーを押します。
- 次に、セルE5を選択し、以下の数式を入力します。
=IF(B4=B5,E4,SUM(E4,1))
- Enterキーを押したら、フィルハンドルをダブルクリックして、セルE14まで数式をコピーします。
- セル範囲B5:E14を選択し、ホームタブから「条件付き書式 > 新しいルール」をクリックします。

- 「新しい書式ルール」ダイアログボックスが表示されたら、「次の数式が真である場合に値を書式設定」の下の空欄に以下の数式を入力します。
=ISEVEN($E5)
- 「書式」ボタンをクリックします。

- 「セルの書式設定」ダイアログボックスの「塗りつぶし」タブで、好みの色を選択します。ここでは「緑、アクセント6、明るさ60%」を選びます。
- 「OK」をクリックし、さらに「OK」をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

- データセットの交互のグループに色が表示されます。

これで、数式が完璧に機能し、グループに基づいて行の色を交互に変更できました。
🔎 数式の解説
セルE5に入力した数式を分解して見てみましょう。
👉 SUM(E4,1):セルE4の値に1を加える関数です。このセルの場合、結果は1を返します。
👉 IF(B4=B5,E4,SUM(E4,1)):IF関数がセルB5とB4の値を比較します。一致すればセルE4の値を返し、FALSEの場合はSUM関数の結果を返します。
方法6:ISEVEN・CEILING・ROW関数を組み合わせる
この方法では、ISEVEN関数、CEILING関数、ROW関数を組み合わせて行の色を変更します。補助列を使わずに直接条件付き書式へ数式を入力できるのが特徴です。手順は以下の通りです。
📌 手順:
- まず、セル範囲B5:E14を選択します。
- ホームタブのスタイルグループから「条件付き書式 > 新しいルール」をクリックします。

- 「新しい書式ルール」ダイアログボックスが表示されたら、「次の数式が真である場合に値を書式設定」の下の空欄に以下の数式を入力します。
=ISEVEN(CEILING(ROW()-4,2)/2)
- 「書式」ボタンをクリックします。

- 「セルの書式設定」ダイアログボックスの「塗りつぶし」タブで、好みの色を選択します。ここでは「緑、アクセント6、明るさ60%」を選びます。
- 「OK」をクリックして「セルの書式設定」ダイアログボックスを閉じ、さらに「OK」をクリックして「新しい書式ルール」ダイアログボックスも閉じます。

- データセットの交互のグループに色が表示されます。

これで、数式が効果的に機能し、グループに基づいて行の色を交互に変更できました。
🔎 数式の解説
行5に対する数式を分解して見てみましょう。
👉 ROW():行番号を返す関数です。この場合、結果は5です。
👉 CEILING(ROW()-4,2):ROW関数の結果から4を引き、その値を2の倍数に切り上げます。ここでの結果は2です。
👉 ISEVEN(CEILING(ROW()-4,2)/2):この数式では、ISEVEN関数がCEILING関数の結果を2で割った値が偶数かどうかを判定します。偶数であれば、その行に選択した色が表示され、そうでなければ通常どおり表示されます。
💬 知っておくべきポイント
この方法では、数式を条件付き書式のルールボックスに直接入力しており、数値によるグループ番号の付与は行っていません。そのため、各グループの項目数を互いに等しくしておく必要があります。グループのサイズが異なると、数式は正確に機能しませんので注意してください。
まとめ
以上、Excelでグループに基づいて行の色を交互に変更する6つの方法をご紹介しました。この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。ご質問やご提案がありましたら、下のコメント欄でお気軽にお知らせください。
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