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Excelのデータベース関数とは?12種類の使い方を実例付きでわかりやすく解説

この記事では、Excelのデータベース関数の使い方を詳しく解説します。Excelには12種類のデータベース関数が用意されており、それぞれの適用方法を一つずつ紹介していきます。まずは記事全体の概要を以下の画像でご確認ください。記事を最後まで読めば、すべての関数の使い方を習得できます。

Excelのデータベース関数とは?12種類の使い方を実例付きでわかりやすく解説

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Excelのデータベース関数の基礎知識

Excelのデータベース関数を使うと、特定のデータベース(リスト)に対して合計、積、平均などの基本的な計算を簡単に実行できます。データベース関数は全部で12種類あり、DSUM、DAVERAGE、DCOUNT、DCOUNTA、DGET、DMAX、DMIN、DPRODUCT、DSTDEV、DSTDEVP、DVAR、DVARPの各関数があります。いずれの関数名も「Database(データベース)」を意味する頭文字Dで始まっているのが特徴です。

すべてのデータベース関数は共通した引数を持ちます。例として、DSUM関数の引数を見てみましょう。

構文:

DSUM(database, field, criteria)

引数:

database(データベース): 操作の対象となるリストまたはデータ範囲です。セル参照や名前付き範囲を使って指定できます。

field(フィールド): 結果を返す対象となるデータベース内の列を指定します。列見出しをダブルクォーテーションで囲んで入力するか、データベース内での列番号を指定するか、列見出しのセル参照を入力します。

criteria(検索条件): 条件が入力されたセル範囲です。関数はこの条件を満たすセルからのみデータを抽出します。「>」「<」「=」「<>」などの比較演算子を組み合わせて、複数の条件を設定することも可能です。

Excelの12種類のデータベース関数の使い方

ここからは、以下のサンプルデータセットを使って、各データベース関数の使い方を説明していきます。

Excelのデータベース関数とは?12種類の使い方を実例付きでわかりやすく解説

1. DSUM関数

DSUM関数は、指定した条件に一致するレコードのフィールド(列)内の数値を合計します。以下の手順で使い方を確認しましょう。

📌 手順

  • まず、データベース関数を使う前に検索条件範囲を作成する必要があります。ここで作成した範囲は、以降のすべての関数で共通して使用します。
  • 次に、セルB12G12Tree、Height、Age、Yield、Profit、Heightと入力します。さらに条件を追加したい場合は、隣接するセルに見出しを追加しても構いません。
  • 続いて、セルB13=“=Apple”、セルC13>10、セルG13<16と入力します。これは「高さが10〜16のリンゴの木」という条件を表しています。
  • 条件は下の行に追加することもできます。たとえばセルB14=“Pear”と入力すれば、ナシの木も条件に含まれます。
  • その後、セルG17に次の数式を入力します。B12:B13の条件により、リンゴの木のみの利益の合計が返されます。

=DSUM(B4:F10, "Profit", B12:B13)

  • さらに、セルG18に次の数式を入力すると、すべてのナシの木と、高さ10〜16のリンゴの木の利益の合計を求められます。

=DSUM(B4:F10, "Profit", B12:G14)

Excelのデータベース関数とは?12種類の使い方を実例付きでわかりやすく解説

2. DAVERAGE関数

DAVERAGE関数は、指定した条件に一致するレコードのフィールド(列)内の値の平均を求めます。

セルG17に次の数式を入力すると、高さが10フィートを超えるリンゴの木の平均収穫量が求められます。

=DAVERAGE(B4:F10, "Yield", B12:C13)

続いて、セルG18に次の数式を入力すると、すべての木の平均収穫量が求められます。ここでの「3」は、データベースの3列目(Yield)を指します。

=DAVERAGE(B4:F10, 3, B4:F10)

Excelのデータベース関数とは?12種類の使い方を実例付きでわかりやすく解説

3. DCOUNT関数

DCOUNT関数は、指定した条件に一致するレコードのうち、フィールド(列)内で数値が含まれるセルの個数を数えます。

セルG17に次の数式を入力すると、高さ10〜16のリンゴの木に該当するAge列の数値セルの個数が求められます。

=DCOUNT(B4:F10, "Age", B12:G13)

Excelのデータベース関数とは?12種類の使い方を実例付きでわかりやすく解説

4. DCOUNTA関数

DCOUNTA関数は、指定した条件に一致するレコードのうち、フィールド(列)内の空白以外のセルの個数を数えます。

セルG17に次の数式を入力すると、高さ10〜16のリンゴの木に該当するProfit列の空白でないセルの個数が求められます。

=DCOUNTA(B4:F10, "Profit", B12:G13)

Excelのデータベース関数とは?12種類の使い方を実例付きでわかりやすく解説

5. DGET関数

DGET関数は、指定した条件に一致する単一のレコードをデータベースから抽出します。ルックアップ関数と似た結果を返すのが特徴です。

セルG17に次の数式を入力すると、リンゴとナシの木の収穫量を取得しようとします。ただし、条件に一致する値が複数見つかった場合は#NUMエラーが返されます。

=DGET(B4:F10, "Yield", B12:B14)

続いて、セルG18に次の数式を入力します。今回は条件に一致する結果が1件だけなので、エラーは表示されません。

=DGET(B4:F10, 4, B12:G14)

Excelのデータベース関数とは?12種類の使い方を実例付きでわかりやすく解説

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6. DMAX関数

DMAX関数は、指定した条件に一致するレコードのうち、フィールド(列)内の最大値を返します。

セルG17に次の数式を入力すると、すべてのナシの木と高さ10〜16のリンゴの木の中から最大の利益が求められます。

=DMAX(B4:F10, "Profit", B12:G14)

Excelのデータベース関数とは?12種類の使い方を実例付きでわかりやすく解説

7. DMIN関数

DMIN関数は、指定した条件に一致するレコードのうち、フィールド(列)内の最小値を返します。

セルG17に次の数式を入力すると、すべてのナシの木と高さ10〜16のリンゴの木の中から最小の利益が求められます。

=DMIN(B4:F10, "Profit", B12:C13)

Excelのデータベース関数とは?12種類の使い方を実例付きでわかりやすく解説

8. DPRODUCT関数

DPRODUCT関数は、指定した条件に一致するレコードのフィールド(列)内の値を乗算します。

セルG17に次の数式を入力すると、すべてのナシの木と高さ10〜16のリンゴの木の収穫量の積が求められます。

=DPRODUCT(B4:F10, "Yield", B12:G14)

Excelのデータベース関数とは?12種類の使い方を実例付きでわかりやすく解説

9. DSTDEV関数

DSTDEV関数は、選択されたデータベース項目の標本に基づいて、標本標準偏差を推定します。

セルG17に次の数式を入力すると、すべてのナシの木と高さ10〜16のリンゴの木の収穫量について、標本に基づく標準偏差が求められます。

=DSTDEV(B4:F10, "Yield", B12:B14)

Excelのデータベース関数とは?12種類の使い方を実例付きでわかりやすく解説

10. DSTDEVP関数

DSTDEVP関数は、選択されたデータベース項目の母集団全体に基づいて、標準偏差を計算します。

セルG17に次の数式を入力すると、すべてのナシの木と高さ10〜16のリンゴの木の収穫量について、母集団全体に基づく標準偏差が求められます。

=DSTDEVP(B4:F10, "Yield", B12:B14)

Excelのデータベース関数とは?12種類の使い方を実例付きでわかりやすく解説

11. DVAR関数

DVAR関数は、選択されたデータベース項目の標本に基づいて、分散を推定します。

セルG17に次の数式を入力すると、すべてのナシの木と高さ10〜16のリンゴの木の収穫量について、標本に基づく分散が求められます。

=DVAR(B4:F10, "Yield", B12:B14)

Excelのデータベース関数とは?12種類の使い方を実例付きでわかりやすく解説

12. DVARP関数

DVARP関数は、選択されたデータベース項目の母集団全体に基づいて、分散を計算します。

セルG17に次の数式を入力すると、すべてのナシの木と高さ10〜16のリンゴの木の収穫量について、母集団全体に基づく分散が求められます。

=DVARP(B4:F10, "Yield", B12:B14)

Excelのデータベース関数とは?12種類の使い方を実例付きでわかりやすく解説

使用時の注意点

  • 検索条件範囲には空白行を入れないようにしてください。空白行があると、指定した条件がすべて無視される場合があります。
  • 条件にはワイルドカードを使用できます。たとえばA*と指定すると、「Aで始まる文字列」という条件になります。

まとめ

この記事では、Excelのすべてのデータベース関数の使い方を学びました。本記事がお役に立てたのであれば幸いです。ご質問やご意見があれば、下のコメント欄からお気軽にお寄せください。Excelのさらなる活用術については、ExcelDemyブログもぜひご覧ください。今後とも学習を楽しんでいきましょう。

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