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Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

Excelで指数表記(科学的表記法)をオフにしたいとお考えの方は、この記事がぴったりです。まず指数表記の仕組みと数値の有効桁数(精度)について解説し、その後Excelが扱える数値の上限・下限をご紹介します。最後に、Excelで勝手に表示される指数表記を解除・防止する具体的な方法を5つ、手順付きでわかりやすく説明します。
補足:「Excelで指数表記をオフにする」とは、Excel自体の機能を無効化するわけではありません。実際には、セル内の数値の表示形式を変更することを意味します。

指数表記とは?仕組みをわかりやすく解説

電卓などを使用しているときに、非常に長い数字を目にすることがあります。たとえば1234567894578215153456789のような25桁もの巨大な数値や、逆に0.12345621345722156652231のような小さすぎる数値などです。

こうした数値を扱いやすくするために用いられるのが指数表記です。

例として、7245という数値は指数表記で7.245E+3となります。これはどういうことでしょうか? 小数点が左に3桁移動したため、「E+3」と表記されます。「E」は小数点の移動を示す記号です。

  • 183857.4191.83857419E+5(小数点が左に5桁移動)
  • 0.000072457.245E-5(小数点が右に5桁移動)
  • 0.00000006254316.25431E-8(小数点が右に8桁移動)

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

数値の有効桁数(精度)とは何か?

次に「数値の有効桁数」について見てみましょう。有効桁数とは、ある数値が表示している桁数のことです。

  • 7.245E+3 → 有効桁数は4(4桁を表示)
  • 1.83857419E+5 → 有効桁数は9(9桁を表示)
  • 7.245E-5 → 有効桁数は4
  • 6.25431E-8 → 有効桁数は6

Excelが扱える数値の範囲はどこまで?

Excelのワークシートのセルに保存できる最大の正の数9.9E+307です。これは「99」に続いて306個のゼロが並ぶ、想像を絶する巨大な数値です。

一方、保存できる最小の負の数-9.9E-307です。マイナス0の後に306個のゼロ、そして「99」と続く極めて小さな数値です。

Excelの指数表記をオフにする5つの方法

Excelには指数表記を解除するさまざまな方法があります。ここでは、以下のようなデータセットを想定して説明します。B列(With Scientific Notation/指数表記あり)には指数表記された数値が含まれており、これをC列指数表記なしの状態に変換していきます。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

方法1:セルの書式設定で指数表記をオフにする

もっとも基本的なのがセルの書式設定を使う方法です。これは数値そのものを変更せず、表示のされ方だけを変えます。Excelでは数値に対してデフォルトで「標準(General)」形式が適用されているため、意図しない指数表記が起こることがあります。

手順:

  • まず、B5:B8のデータをコピーしてC5セル貼り付けます。
  • 貼り付けたセルを右クリックし、「セルの書式設定」を選択します。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

  • 数値」カテゴリを選び、「小数点以下の桁数」を0に変更します。
  • OK」をクリックします。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

  • これで、すべての出力が指数表記なしの状態になります。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

方法2:TRIM関数を使って指数表記を解除する

関数を使って指数表記を取り除くことも可能です。TRIM関数は本来、文字列から余分なスペースを削除する関数ですが、これを応用すると指数表記の解除にも使えます。

手順:

  • まず、C5セルに以下の数式を入力します。

=TRIM(B5)

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

  • 次に、Enterキーを押すと、指数表記なしの結果が表示されます。
  • さらに、C5セルのフィルハンドル(セル右下の小さい四角)をつかんで下方向にドラッグすれば、他のセルにも数式を反映できます。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

  • すると、以下のようにすべての数値が指数表記なしで表示されます。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

方法3:CONCATENATE関数を活用する

CONCATENATE関数も指数表記を簡単に解除できる関数の一つです。この関数は本来、複数の文字列を1つのセルに結合するために使いますが、TRIM関数と同じように動作し、同じ結果が得られます。

  • まず、C5セルに以下の数式を入力します。

=CONCATENATE(B5)

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

  • 次に、Enterキーを押し、フィルハンドルを使って残りのセルにも適用すれば完了です。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

方法4:UPPER関数を使う方法

UPPER関数も指数表記の解除に利用できます。本来は文字列をすべて大文字に変換する関数ですが、数値に適用すると前述の方法と同じ出力が得られます。

  • C5セルに以下の数式を入力します。

=UPPER(B5)

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

  • 同様に、Enterキーを押して結果を表示させ、フィルハンドルで他のセルにも展開しましょう。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

方法5:アポストロフィ(')を追加する

数値の先頭にアポストロフィを付けるのも、指数表記を防ぐユニークな方法です。先頭にアポストロフィを付けると、その値は文字列として認識されるため、指数表記に変換されません。

手順:

  • まず、B列の数値をC列にコピーアンドペーストします。
  • 次に、C5セルをダブルクリックし、数値の先頭にアポストロフィ(')を入力します。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

  • Enterキーを押すと、指数表記が解除されます。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

  • 他のセルにも同じ操作を繰り返せば、以下のように完成です。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

CSVファイル・テキストファイルの指数表記を削除する方法

CSVテキスト(.txt)ファイルからExcelにデータを取り込む際にも、指数表記が発生することがあります。ここでは、メモ帳でCSVファイルを作成し、指数表記を確認・解除する流れを紹介します。

手順:

  • まず、メモ帳を開き、下の画像のように大きな数値を入力します。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

  • 次に、CSVとして保存するために「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択します。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

  • ファイル名」にCSV形式の名前を付けます。ここでは「Removing Scientific Notation.csv」としました。
  • 保存」をクリックします。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

  • 次に、Excelファイルを開き、「データ」タブ→「テキスト/CSVから」を選択します。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

  • 保存しておいたCSVファイルを選択し、「読み込み」をクリックします。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

  • すると、CSVファイルの値がExcelに転送されます。ただし、この時点では指数表記のまま表示される点に注意してください。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

  • 指数表記を解除したい場合は、前章で紹介した「セルの書式設定」や各種関数を使いましょう。そうすることで、以下のように正しく表示されます。

Excelの指数表記をオフにする方法|誰でもできる5つの便利なテクニック

押さえておきたい注意点

  • Excelに非常に大きな数値を入力すると、デフォルトでは自動的に指数表記で表示されます。
  • 特に重要な点として、TRIM・CONCATENATE・UPPER関数は、小数点以下20桁以上の数値に対しては指数表記を解除できません。その場合はセルの書式設定やアポストロフィの方法を試してみてください。

まとめ

この記事の手順をマスターすれば、巨大な数値から指数表記を自由に除去できるようになります。状況に応じて「セルの書式設定」「TRIM/CONCATENATE/UPPER関数」「アポストロフィ追加」を使い分けて、快適なExcelライフを実現しましょう。

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