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Officeアプリの文字がぼやける?高DPI環境での表示スケーリング問題を解決する方法

Windows 11/10のデザインテーマに合わせて、Microsoft Office 2021/2019も同様のモダンUIコンセプトを採用しています。モダンUIを持つプログラムを快適に使うためには、DPIスケーリングが重要な役割を果たします。このスケーリングが適切に設定されていないと、文字や画像がぼやけて表示され、画面全体の見栄えが大きく損なわれてしまいます。

DPI(Dots Per Inch:1インチあたりのドット数)スケーリングは、Windows 10/8.1で導入された機能の一つで、外部ディスプレイやプロジェクターへの画面出力に関わる設定です。例えば1366×768ピクセルといった解像度の場合、DPI設定は100%以上にしておくのが望ましいとされています。

特に、スタート画面やメニューをプロジェクターに投影する際にはDPI設定への注意が必要です。設定が一定の水準を下回ると、タイル表示が滑らかさと魅力を失い、単なる四角い箱のように表示されてしまいます。

Officeプログラムのぼやけたフォントを修正する手順

それでは、Officeアプリケーションのスケーリング不良はどうやって回避すればよいのでしょうか?

まず試したいのは、外部モニターを無効化して改善するかどうかの確認、あるいは互換性オプションの利用です。これらで解決しない場合は、以下の方法をお試しください。

方法1:互換性設定からディスプレイスケーリングを無効にする

手順1. Microsoft Officeのインストールフォルダーを開きます。スケーリングの問題が発生しているOfficeプログラム(Word、Excel、PowerPointなど)の実行ファイルアイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

手順2. プロパティウィンドウで「互換性」タブに切り替え、「高いDPI設定ではディスプレイのスケーリングを無効にする」にチェックを入れます。最後に「適用」→「OK」をクリックして設定を保存します。

設定後、Officeプログラムを再度開くと、コンテンツがぼやけずに表示されるようになっているはずです。

方法2:レジストリエディターでHIGHDPIAWAREを設定する

上記のチェックボックスがグレーアウトしていて操作できない場合は、レジストリを直接編集することで対応できます。Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「Regedt32.exe」と入力してEnterキーを押し、レジストリエディターを起動してください。

手順1. 以下のキーへ移動します:

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\AppCompatFlags\Layers

手順2. 右側のペインで右クリック →「新規」→「文字列値」を選択し、新しい文字列値を作成します。この文字列の名前には、問題が発生しているOfficeプログラムのフルパスを指定します。

例えばPowerPointの場合、筆者の環境では E:\Program Files\Microsoft Office\Office15\POWERPNT.EXE にあります。お使いの環境に合わせて実際のインストール先を入力してください。

手順3. 作成した文字列値をダブルクリックし、「値のデータ」を編集します。

手順4. 値のデータ欄に「~ HIGHDPIAWARE」と入力します。レジストリエディターを閉じたら、変更を反映させるためにPCを再起動しましょう。再起動後は、Officeプログラムでスケーリング不良が発生しなくなります。

方法3:ハードウェアグラフィックアクセラレーションを無効にする

さらに、Officeアプリ内の設定を変更する方法もあります。「詳細設定」セクションにある「ハードウェアグラフィックアクセラレータを無効にする」にチェックを入れてみてください。

例えばOutlookの場合:
Outlookを起動 →「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」→「表示」→「ハードウェアグラフィックアクセラレータを無効にする」にチェック →「OK」。その後、パソコンを再起動します。

その他の関連情報

  • Internet ExplorerでWebフォントがぼやけて表示される場合の対処法も別途存在します。
  • Windows全体で発生するぼやけたフォントの問題を修正する方法もあります。
  • Windowsに搭載されているClearTypeチューナーを使えば、テキストをより読みやすく調整できます。

DPI仮想化を無効にしたり、Windows全体のDPI設定を下げたりすることでも、同様の問題を解決できる場合があります。状況に応じて最適な方法を組み合わせてみてください。

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