Outlookの読み上げ(Read Aloud)機能を有効にする方法と、動作しない場合の対処法
OutlookなどのOfficeアプリケーションに搭載されている「読み上げ(Read Aloud)」機能は、その名のとおり画面上のテキストを読み上げてくれるシンプルな機能です。この機能はWindowsのTTS(Text-to-Speech:音声合成)技術をベースとしており、視覚や聴覚に障害をお持ちの方にとって特に役立つアクセシビリティ機能として提供されています。本記事では、この機能の設定方法、使い方、そして正常に動作しない場合の対処法について詳しく解説します。
Outlookで読み上げ機能を設定する方法
メインウィンドウまたは個別のメッセージウィンドウでメールを表示しているとき、「読み上げ」ボタンはリボンメニューのホームタブ右端に表示されます。ただし、初めはこのボタンが非表示になっている場合があるため、まず設定を有効にする必要があります。
以下の手順で設定を行います。
- Outlookで「ファイル」タブを選択します。
- Backstageビューが開いたら、「オプション」をクリックします。「Outlookのオプション」ダイアログボックスが表示されます。
- 左側のメニューから「簡単操作」カテゴリを選択します。
- 「アプリケーションの表示オプション」の項目を見つけ、「読み上げを表示する」のチェックボックスにチェックを入れます。
- 最後に「OK」ボタンを押して設定を保存し、Outlookの画面に戻ります。

読み上げ機能の基本的な使い方
設定が完了したら、実際に読み上げたいメールメッセージを開きます。読み上げを開始したい位置にカーソルを置いてから、「読み上げ」ボタンをクリックすると、その位置からテキストの読み上げが始まります。
読み上げ中にはコントロールプレーヤーが表示され、以下の操作が可能です。
- 前へ:前の文から読み上げ直す
- 再生/一時停止:読み上げの開始・一時停止を切り替える
- 次へ:次の文へスキップする
- 閉じる:読み上げを終了してプレーヤーを閉じる
また、コントロールプレーヤーの設定から読み上げ速度を調整することもできるので、自分に合ったスピードに変更しておくと快適に利用できます。
Outlookの読み上げ機能が動作しない場合の対処法
読み上げ機能が期待どおりに動作しない場合は、アドインの競合が原因であることが少なくありません。まずはOutlookをセーフモードで起動して、問題の切り分けを行いましょう。
ステップ1:Outlookをセーフモードで起動する
デスクトップ上のOutlookショートカットアイコンを探します。Ctrlキーを押しながらショートカットをクリックすると、セーフモードでOutlookが起動します。確認メッセージが表示されたら「はい」をクリックしてください。
ステップ2:COMアドインを無効化する
- 「ファイル」>「オプション」を選択します。
- 左側のサイドバーメニューから「アドイン」を選択します。
- 画面下部の「管理」欄で「COMアドイン」が選択されていることを確認し、隣にある「移動」ボタンをクリックします。

表示されたアドインの一覧から、チェックボックスのチェックを外してアドインを一時的に無効化します。

ステップ3:Outlookを再起動して動作を確認する
Outlookアプリを完全に終了し、再度起動します。その後、読み上げ機能が正常に動作するかどうかを確認してください。多くの場合、これで問題は解決します。特定のアドインが原因だった場合は、アドインを一つずつ有効に戻しながら、どれが競合の原因になっているかを特定するとよいでしょう。
セーフモードを終了して通常モードに戻るには、Outlookを閉じて普通に再起動するだけです。特別な問題がない限り、次回からは通常モードで起動します。
それでも問題が解決しない場合は、Officeの修復ツールを実行する、Windowsの音声設定やTTSの言語パックを確認するといった追加の対処も検討してみてください。
-
Windows 11で「メールとカレンダー」アプリが動作しないときの対処法6選
Windows 11で「メールとカレンダー」アプリが正常に動作せず、メールの送受信ができない、新着通知が届かないといったトラブルに困っていませんか?ご安心ください。この記事では、アプリをすぐに復旧させるための実用的な解決策をわかりやすくご紹介します。 Windows標準搭載の「メール」アプリは、OSのデフォルトのメールクライアントとして、メールの送受信はもちろん、リマインダーの設定や予定の管理など、日常業務に欠かせない存在です。そのため、動かなくなると大きな支障をきたします。本記事で紹介する対処法を順番に試して、アプリを再び快適に使いましょう。 それでは始めましょう。 関連記事:Window
-
Windows 11でワイヤレスディスプレイが動作しないときの対処法
Windowsには「ワイヤレスディスプレイ」という便利な機能が標準搭載されていることをご存じでしょうか。この機能を使えば、HDMIケーブル不要で、無線ネットワーク経由でPCの画面をサブディスプレイに映し出すことができます。大きな画面に簡単にコンテンツをキャストできるので、非常に重宝します。 スマホやタブレットの画面をテレビなどの対応デバイスにミラーリングできるように、Windows PCでも「ワイヤレスディスプレイ」機能を使えば同じことが可能です。 関連記事: Windows 10でセカンドモニターが認識されないときの直し方(2022年版) Windows 11にワイヤレスディスプレイを追加