Microsoft Wordの辞書に単語を追加・削除する3つの方法
長年にわたり、Microsoft Wordは私たちのビジネスライフにおいて重要な役割を果たしてきました。記事や企画書を作成する際には、まず真っ先にこのアプリケーションが選ばれることでしょう。さらに、プログラマーの中には、Wordを主なIDE(統合開発環境)として活用している方も少なくありません。
Microsoft Wordをはじめとするテキスト編集アプリケーションで最も便利な機能のひとつが「オートコレクト」ですが、時には少し煩わしく感じることもあります。Wordの辞書に登録されていない単語を繰り返し入力したり、コード中のオブジェクト名のように英語の単語として認識されない文字列を書いたりすることもあるでしょう。そこで今回は、Microsoft Wordの辞書に単語を追加・削除する方法をご紹介します。
オートコレクト機能のおかげで、うっかりしたタイピングミスによる恥ずかしい思いを幾度となく回避してきました。しかし、入力したい単語が辞書に登録されていない場合、単語の下に表示される赤い波線は煩わしく、文書全体の見栄えも損なわれてしまいます。逆に、誤って辞書へ単語を追加してしまうと、以降その単語を入力しても修正されなくなります。本ガイドでは、こうした両方の問題の解決方法を解説します。
本ガイドはMicrosoft Wordを中心に説明していますが、MicrosoftはOfficeスイートの各アプリケーションで共通のUIを採用しているため、Excel、PowerPoint、Outlookなどの他のOfficeアプリでも同様の手順で設定変更が可能です。
Wordの辞書に単語を追加・削除する方法
Microsoft Wordの辞書に単語を追加または削除するには、以下の3つの方法があります。
- Wordのコンテキストメニューを使用する
- DEFAULT.dic辞書ファイルを直接編集する
- [ユーザー辞書]ダイアログボックスを使用する
1. Wordのコンテキストメニューを使用する
これは最も基本かつ手軽な方法です。Microsoft Wordを開き、辞書に追加したい単語を入力するだけです。
その単語がまだ辞書に登録されていない場合、単語の下に赤い波線が表示されます。その単語を右クリックし、コンテキストメニューから「辞書に追加」を選択します。このオプションがグレーアウトしている場合は、ユーザー辞書機能を有効にする必要があります。以下にその手順を示します。
上部メニューから「ファイル」をクリックし、左側の設定パネルから「オプション」を選択します。これにより「Wordのオプション」ウィンドウが開きます。
左側の一覧から「文章校正」を選択し、さらに「ユーザー辞書」ボタンをクリックします。別ウィンドウで「ユーザー辞書」画面が表示されます。
[辞書一覧]で「CUSTOM.dic」にチェックを入れます。これにより、通常はグレーアウトしている[既定値の変更]ボタンが有効になります。このボタンをクリックし、[辞書の言語]ドロップダウンから「すべての言語」を選択します。「OK」をクリックして設定を保存し、ウィンドウを閉じます。これで、コンテキストメニューからMS Wordの辞書へ単語を追加できるようになります。
関連記事:Word文書でPPTやPDFオブジェクトをリンクする方法。
2. DEFAULT.dic辞書ファイルを直接編集する
DEFAULT.dicファイルには、手動で辞書に追加したすべての単語が記録されています。このファイルを編集することでも、単語の追加や削除が可能です。
Windows +「R」キーの組み合わせで「ファイル名を指定して実行」を開き、コマンドラインボックスに以下のパスをコピー&ペーストします。
%AppData%\Microsoft\Spelling\en-US
あるいは、エクスプローラーを開いて同じパスをアドレスバーに貼り付けても構いません。
これにより「Spelling」というフォルダが開き、その中に3つのファイルが表示されます。ここで操作するのはDEFAULT.dicファイルです。残念ながら「.dic」拡張子のファイルを開ける標準アプリケーションはないため、メモ帳を使用します。
DEFAULT.dicファイルを右クリックして「プログラムから開く」を選択します。対応アプリの一覧は通常空のため、「その他のアプリ」をクリックし、表示される一覧から「メモ帳」を選びます。
メモ帳でファイルを開くと、1行目に「#LID 1033」という文字列が表示されます。あとは、辞書に登録したい単語をこのファイルに追記するだけです。システムの辞書から単語を削除したい場合は、このドキュメントから該当する単語を削除します。
なお、必ず1行につき1単語のみ入力してください。サンプルファイルは以下のような構造になっています。
ファイルを保存すれば、新しく追加した単語の下には赤い波線が表示されなくなっていることが確認できます。
3. ユーザー辞書ダイアログボックスを使用する
先ほど「辞書に追加」機能を有効化するためにユーザー辞書ダイアログボックスを開きましたが、実はこのダイアログボックスからも、お好みの単語を辞書に直接追加できます。
MS Wordを開き、上部メニューから「ファイル」をクリックします。左側に表示される設定パネルから「オプション」を選択します。
「文章校正」をクリックし、さらに「ユーザー辞書」を選択します。ユーザー辞書ウィンドウで「CUSTOM.dic」(または任意の辞書)をクリックし、「単語リストの編集」ボタンを押します。
[単語]欄に辞書へ追加したい単語を入力し、「追加」ボタンをクリックして登録します。この方法では単語を1つずつ追加する形になるため、必要な分だけ繰り返し操作し、完了したらウィンドウを閉じてください。
今回および過去に追加したすべての単語が[辞書]の一覧に表示されます。単語を削除したい場合は、対象の単語をクリックして「削除」を選択するだけでOKです。
本ガイドが、MS Wordの辞書への単語の追加・削除に関する疑問解決のお役に立てれば幸いです。
関連記事:Word、Excel、Outlookでカスタム辞書を追加する方法。
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