Googleフォームを経費トラッカーとして使う方法|無料で支出管理を簡単に
家計の予算管理をしている方や、お金がどこに使われているのか把握したい方は、経費トラッカー(支出記録ツール)が欠かせません。Googleフォームは無料で使えるフォーム作成ツールですが、実は経費トラッカーとしても非常に優秀です。
Googleフォームはカスタマイズ性が高く、アンケートやRSVP(出欠確認)、問い合わせフォーム、商品登録シートなど、さまざまな質疑応答フォームとして利用できます。その中でも、支出に関する質問項目を選べば、自分専用の経費トラッカーに仕立てることができるのです。
Googleフォームの経費トラッカーを使えば、取引に関するあらゆる情報を記録できます。スマートフォンからも快適に動作するため、外出先でもいつでもどこでも入力可能。レシートを溜め込んだり、クレジットカードの明細とにらめっこして「この支払いは何だっけ?」と悩んだりする必要はもうありません。お金を使った直後にトラッカーを開いて重要な情報を入力し、あとで見返せるスプレッドシートに送信するだけです。
ヒント:他にも支出管理の方法をお探しなら、おすすめの家計簿・経費管理アプリのリストも参考にしてください。Googleフォームほど自由にカスタマイズはできませんが、それぞれ独自のメリットがあります。
何を記録するか決める
経費トラッカーの目的は、お金を何に使っているかを把握することです。そのため、フォームには最低限の基本項目が必要になります。ただし、何を追跡したいかによって、追加の項目が必要になる場合もあります。
記録しておくと便利な項目の例をいくつか挙げます。
- 金額:その取引はいくらだった?
- 店舗名:どこでお金を使った?
- 内容・説明:何にお金を使った?
- カテゴリー:どんな種類の購入か?(娯楽、食費、光熱費など)
- 支払い方法:どうやって支払ったか?(どのカード・銀行・アプリか)
- 支出した人:複数人でフォームを使う場合
- メモ:その他特記事項があれば
Googleフォームの経費トラッカーに含める項目を決める際は、できるだけ汎用的な項目にして、どんな買い物にも対応できるようにしましょう。例えば「どんな食品を買ったか」を尋ねる項目は、それが食品専用の経費トラッカーでない限り不要です。家賃や携帯電話料金の記録にも同じフォームを使いたいはずだからです。
なお、フォーム内の各項目は「必須」にするかどうかを自由に設定できます。特定の詳細項目を入れたい場合は、必須にしなければ、すべての取引で入力する必要がなくなり便利です。
Googleフォームで経費トラッカーを作成する
ここではサンプルとして経費トラッカーを作成しますが、あなたのフォームがこれと全く同じである必要はありません。幅広い質問と選択肢を使って仕組みを紹介しますので、編集がとても簡単だと分かるはずです。あとは自由にカスタマイズしてください。
- Googleフォームを開きます。
- 空白を選択して新しいフォームを作成します。
- フォームに分かりやすい名前を付けます。
- 最初のボックスを選択し、質問形式を記述式に変更します。
- この質問に「金額」と名前を付け、回答の検証で「数値」が設定されていることを確認し、必須にチェックを入れます。
- 右側メニューのプラス(+)ボタンで新しい質問を追加し、今度はラジオボタン(選択式)を選びます。
- この質問に「店舗名」と名前を付け、普段よく利用するお店を選択肢に入力します。「その他」はデフォルトで追加されているので、リストにないお店で買物をした場合はそこに自由入力できます。
- 同様に、買物のたびに自分に尋ねたい質問をどんどん追加していきます。上記の「支払い方法」や「内容」などの項目も参考に、できるだけ詳しく記録できるようにしましょう。後で集計結果を分析するときに役立ちます。
- フォーム上部のプレビューボタン(目のアイコン)からフォームのURLを取得できます。このURLを共有すれば家族や仲間と一緒に使えますし、自分のスマホに送っておけば、いつでもすぐアクセスできて便利です。
必須ではありませんが、フォームには画像や見出し、オリジナルのカラーテーマを追加することもできます。色鮮やかなフォームなら、経費の記録も少し楽しくなるかもしれません!ページ上部のパレットアイコンからデザインを変更できます。
集計の設定をする
フォームへのすべての回答は、Googleスプレッドシートに見やすい形式で自動的にまとめられます。フォーム上部の「回答」タブを選択し、スプレッドシートのアイコンをクリックすると連携されます。スプレッドシートの名前は必要に応じて変更しましょう。
スプレッドシートが開いたら、下部で新しいタブ(シート)を作成し、「集計」などの名前を付けておきます。
あとはGoogleスプレッドシートでできることなら何でも可能です。一定期間の支出合計を出したり、グラフを作って支出を視覚的に把握したり、誰が一番お金を使っているか調べたり、どのお店に一番お金がかかっているか特定したりできます。
こうした数式の詳細な使い方は本記事の範囲外ですが、ここでは非常にシンプルな例として「人ごとの支出合計」を算出し、誰が一番使っているか一目でわかるようにしてみましょう。数式を少し変えれば、お店ごとの合計額を出すこともできます。
支出者に関係なくすべての経費を合計する最も簡単な方法は、SUM関数を使うことです。
=sum('フォームの回答 1'!B:B)
この計算式がサンプルで機能するのは、フォーム回答の金額列がB列にあるためです。
次に、人ごとの支出額をより詳しく表示できるGoogleスプレッドシートの数式を紹介します。
=sumif('フォームの回答 1'!G:G,"Jeff",'フォームの回答 1'!B:B)
この数式の仕組みは次のとおりです。まずSUMIFを入力し、名前が入っている列(この例ではG列)を指定します。次に、集計したい名前(Jeff)を指定します。最後に金額が入った列を見出しから選択すると、指定した名前と一致する行の金額だけが合計されます。
Googleが公開しているGoogleスプレッドシートの関数一覧を参照すれば、フォームのデータを分析する方法がさらに見つかるでしょう。また、グラフやチャートで支出を可視化するのも効果的です。こちらもGoogle公式のチュートリアルがあるので、ぜひ活用してください。
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