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メールマガジンの作り方【2021年完全版】— デザイン・レイアウト・配信の基本と実践テクニック

大規模なコミュニティを運営しているなら、メンバーに最新情報を素早く、かつ効率的に伝える仕組みが必要になるはずです。そんなとき、メールマガジン(ニュースレター)は非常に効果的なコミュニケーション手段となります。

この記事では、メールマガジンの効果を最大化するためのコツを紹介します。具体的には、開封率やクリック率を高める方法、そして読者に不快感を与えないための工夫について解説します。

さらに、メールマガジンの到達率(デリバラビリティ)を最大化するための技術的な詳細や設定についてもご紹介します。

インパクトのある件名の書き方

件名は、受信箱にメールが届いたときに読者が最初に目にする部分です。だからこそ、読者の目を引き、本文を読みたいと思わせる件名をつけることが重要になります。

件名に含めるべき要素

件名には、メールの内容を簡潔に要約するか、重要な情報をハイライトしましょう。以下はその例です。

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これはQuincyのメールマガジンからの件名で、毎週厳選された5本の記事のうち、最初の記事を紹介しています。

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この件名は、メールの内容——コミュニティの成功と今後の計画についてのお知らせ——を明確に要約しています。

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Orbitのニュースレターから引用したこの件名には2つのメリットがあります。他の例と同様に内容を要約しているだけでなく、「連載型」のニュースレターであることを読者に認識させ、番号を確認することで見逃していないかチェックできるようになっています。

件名に入れるべきでないもの

曖昧だったり、情報量が少なかったり、スパムと誤解されそうな件名は避けましょう。

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クリックしてください緊急重要優先といった言葉や表現は使わないようにしましょう。こうした件名はスパムメールによく使われるため、読者が離れてしまう原因になります。

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この件名はスパムには見えませんが、曖昧で情報量が不足しています。読者の注意を引く、個性のある件名を目指しましょう。

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これも曖昧な件名の一例で、いかにも「クリックベイト」らしい印象を与えます。このような件名では読者を惹きつけられず、本文を読んでもらうきっかけを作れません。

効果的なメール本文の作り方

メール本文は、核となるコンテンツを配置する場所です。読みやすく効果的な本文を書くことは不可欠です。

HTML形式 vs プレーンテキスト形式

HTMLを使えばメールを見栄えよくできますが、その一方でHTMLメールは受信側のプロバイダーにスパム判定されやすいというデメリットがあります。

プレーンテキストのメールは一般的に安全ですが、機能面では劣ります。また、プレーンテキストならあらゆるデバイスとの互換性が最大限確保でき、低速なインターネット接続環境でも閲覧できるという利点があります。

一方、HTML形式はレイアウト、コンテンツ、機能の面で大幅に高いカスタマイズ性を持ちます。開封率(誰がメールを開いたか)や、リンクのクリック率(CTR)を計測するトラッキング機能なども実装できます。これらの機能が、到達率への潜在的な影響に見合う価値があるかどうかは、あなた次第です。

メール内リンクの扱い方

リンクについては特別な配慮が必要です。ポイントは、リンクを読みやすく、検証しやすい状態に保つことです。

重要なのはリンクの透明性です。リンク先のドメインを隠してしまうURL短縮サービスなどの使用は避けましょう。リンク先が明確であれば、読者はリンクの安全性を信頼できます。

多くの送信プロバイダーはクリックトラッキング機能を提供しており、何人の読者がメール内のリンクをクリックしたかという指標を確認できます。

こうした指標は便利に思えますが、代償も伴います。通常、リンクはプロバイダーのドメイン経由のリダイレクトによって難読化されます。その結果、読者がリンクをクリックする可能性は下がってしまいます。

配信停止(オプトアウト)リンク

メールが商業的なもの(マーケティング、広告など)に該当する場合、配信停止リンクの設置は必須です。トランザクションメール(領収書、アカウント更新通知など)やリレーションシップメール(既存の顧客とのやり取り)の場合は必須ではありませんが、設置を強くおすすめします。

配信停止リンクがあれば、受信者は簡単に今後のメールを受け取らないよう選択できます。読者を失うのは理想的ではないかもしれませんが、スパムとして報告される(送信者レピュテーションに悪影響を及ぼし、同じメールプロバイダー宛の今後のメールがブロックされる可能性がある)よりはるかにましです。

配信停止リンクは目立たせる必要はありません。メール末尾に「配信停止」というテキストのシンプルなリンクを置くだけで十分です。

メールのコンテンツとレイアウト

メール本文のコンテンツとレイアウトも非常に重要です。プレーンテキストで送信する場合、最も意識すべきは段落の長さです。一般的に、短い段落の方が「文字の壁」よりも読みやすく、読者がコンテンツに集中し続ける助けになります。

HTMLを使用する場合は、追加で考慮すべき点があります。

たとえば、画像を含めるとメールが視覚的に魅力的に見えるので、つい多用したくなるかもしれません。しかし、画像が1枚増えるごとに、読者のデバイスでメールが表示されるまでの時間が長くなります。また、画像はスクリーンリーダーを使用するユーザーにとって、プレーンテキストほどアクセシブルではありません。

画像は情報を損なうのではなく、コンテンツを補完するものであるべきだと覚えておきましょう。

HTML使用時にもう一つ考慮すべきは、セマンティックな構造です。表示エラーやアクセシビリティの問題を避けるため、HTMLを意味的に正しく記述しましょう。送信前にHTMLバリデーターを使ってエラーがないことを確認することをおすすめします。

コンテンツの長さ自体も重要です。1通のメールであまりに多くの情報を詰め込み、読者を圧倒しないようにしましょう。共有したいコンテンツが多い場合は、ブログ記事やニュース記事として公開し、その記事へのリンクを短い要約とともにメールに記載するのがよいでしょう。

メールの結び(署名)の書き方

メールの署名は、本文と同じくらい重要です。署名で締めることで、読者は誰から送られたメールなのかを把握でき、コンテンツをきれいに終わらせることもできます。

自分の名前と組織内での役職を記載しましょう。そうすることで、読者はメールが自動生成されたものではなく、実際の人物から送られたものだと感じます。よりパーソナルなコミュニケーションだという印象を与えられるのです。

最後に、署名と結びの部分では、時間を割いて読んでくれた読者に感謝を伝えるチャンスでもあります。読者が貴重な時間をあなたのコンテンツに使ってくれたことを認めるのは良い習慣です。時間は貴重であり、読者はその時間をあなたに捧げてくれたのです。

メールマガジンの技術的な側面

最初のニュースレターの下書きが完成したら、次は技術的な課題に取り組みます。つまり、このニュースレターをどのように送信するかを決める必要があります。

送信プロバイダーを選ぶ

まず答えるべき質問は「何を使ってメールを送るのか?」です。独自のSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバーを構築・運用することも可能ですが、かなりの時間とリソースの投資が必要になります。

代わりに、送信を代行してくれる多数のプロバイダーを利用できます。freeCodeCampではSendGridを使用しています。ほとんどのプロバイダーは、メール送信をリクエストするAPIや、メールを作成するUIを提供しており、実際の送信プロセスを代行してくれます。

送信量が多くなるとコストは高くなりますが、メールアドレスの検証やバウンス(エラー)レポートの追跡といった追加機能にアクセスできることを考えれば、多くの場合その費用は価値があります。

メール認証の設定

もう一つの重要な技術的側面は、メールの検証と認証です。特にカスタムドメインを使用している場合には重要です。

Gmailのようなプロバイダーは、そのメールがなりすましではなく、本当にあなたの組織から送られた正当なものだとどうやって確認するのでしょうか?

正規のメールは確実に届き、なりすましメールは届かないようにするために、いくつかのセキュリティ対策があります。

  • Sender Policy Framework(SPF): SPF設定を使うことで、メールサーバーがあなたのメールドメインからメールを送信する権限を持っていることを検証できます。SPFはドメイン設定のTXTレコードで有効化します。レコードの内容は、メール送信に使用しているシステムによって異なります。
  • DomainKeys Identified Mail(DKIM): DKIMを使うことで、メールメッセージが送信サーバーから受信サーバーへの転送中に改ざんされていないことを保証できます。DKIMレコードは、プロバイダーに応じてTXTレコードまたはCNAMEレコードとしてドメイン設定に登録します。これらのレコードには、暗号化/復号用の公開鍵が示されます。
  • Domain Message Authentication, Reporting, and Conformance(DMARC): SPFとDKIMを有効化した後の最後のステップは、DMARCレコードの設定です。DMARCレコードは、あなたのドメインからのメールがSPFまたはDKIMの検証に失敗した場合にメールプロバイダーがどう処理すべきか、配信レポートをどこに送るか、DMARCポリシーをどの程度の頻度で適用するかを指示します。DMARCレコードは、_dmarc.yourdomain.tldというTXTレコードとしてドメイン設定に追加します。

おめでとうございます。この記事を読み終えた頃には、最初のメールマガジンを作成・送信するための基礎知識が身についているはずです。この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。

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