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知る人ぞ知るVMwareの隠れたテクニックで仮想化の作業効率を大幅アップ

ここで紹介するのは「秘密のテクニック」です。とはいえ、本当に誰にも知らされていないわけではありません。単に、それらの存在を知っているユーザーがごくわずかだというだけのこと。VMwareで仮想化環境を運用していると、普段は目にすることのないオプションやユーティリティが、実はそこに眠っています。これらを上手に活用すれば、日々の作業効率をぐっと高められるのです。それでは、一つずつ見ていきましょう。

仮想マシンをデフラグする

Linux上でVMware製品を使っている方なら、「デフラグといえばWindows専用機能では?」と思われるかもしれません。ところがそうではありません。仮想マシンはLinux上でもデフラグできるのです。

ディスク容量を節約するために仮想マシンのディスクを事前割り当て(プリアロケート)していない場合、仮想ハードディスクが物理ディスク上のあちこちに分散して配置され、パフォーマンス低下につながることがあります。そのため、仮想マシンは独立したパーティション、できれば別の物理ドライブに保存することをおすすめします。それが難しい場合は、デフラグを実行するだけで多少速度が改善するかもしれません。

手順は簡単です。まず、対象の仮想マシンの設定を編集画面を開きます。

Windowsの場合:

なお、注意しておきたいのは、これはゲストOS内部のデフラグとはまったく別物だという点です。ゲストOSから見えるのは自分専用の仮想ハードディスクであり、ホスト側で仮想ディスクファイルをデフラグしても、ゲストOS内のファイルシステムの断片化は解消されません。したがって、ゲスト内部のファイルシステムも気になるなら、そちらでも別途メンテナンスを行う必要があります。

コマンドラインユーティリティ

作業の自動化が好きな方なら、スクリプトは欠かせない道具でしょう。そしてスクリプトが正しく動作するには、コマンドラインユーティリティが必要です。GUIの管理画面の機能には、スクリプトから直接アクセスできないからです。

VMwareでは、この方法でかなり多くの操作が可能です。管理インターフェースから行える操作のほとんどすべてが、コマンドラインから実行できます。たとえば、仮想マシンの電源オン・オフ、ディスクサイズの変更など、さまざまなタスクを自動化できます。モニターの接続されていないリモートサーバー上の仮想マシンを管理している場合には、特に重宝する機能です。

Linuxでは、便利なユーティリティ群は /usr/bin 配下にあります。

Windowsの場合、パスはやや複雑になります。

スナップショット

この機能はすべてのVMware製品に搭載されているわけではありませんが、存在を知っておく価値は十分にあります。VMware Serverでは、OSのスナップショットを1つだけ保持し、新しいスナップショットを作成するたびに古いものが置き換えられます(ローテーション方式)。一方、VMware Workstationにはこの制限がなく、システムのスナップショットを何個でも作成できます。

スナップショットを活用すれば、ゲストOSの増分バックアップを手軽に複数取れるため、検証作業やトラブル時の復旧に非常に役立ちます。

ネットワーク設定

VMware製品は非常に強力なネットワークスタックを備えています。特にServer以上のグレードの製品ではその傾向が顕著です。VMware(Server)をインストールすると、vmnet1とvmnet8という2つの追加ネットワークアダプタがインストールされることに気づくかもしれません。これらは、NAT(Network Address Translation)を含むホストとゲスト間のネットワーキングを司る重要なデバイスです。

実は、これらのデバイスは完全にコントロール可能です。標準のメニュー(コントロールパネルやNetwork Managerなど)を経由しなくても、VMware製品に組み込まれている「Virtual Networks Settings」ウィザード(メニューの「Host」配下にあります)を使えば、ネットワーク設定を細かく調整できます。このウィザードは非常に強力なので、積極的に活用しましょう。

たとえば、アダプタの追加や、ホストとの通信方法の変更も可能です。仮想ネットワークをファイアウォール経由の有線または無線ホストアダプタ専用に割り当て、実際のホストの通信は別のネットワークデバイス、別のサブネットで流す、といった構成も自由自在です。

さらに、各アダプタのIPアドレス範囲も変更できます。

まとめ

この記事を読んだだけで一夜にして仮想化の達人になれるわけではありませんが、日々の運用をより効率的にするためのヒントは確かに詰まっています。ネットワークオプションはカスタム構成の環境、特にサーバーを運用している場合に非常に有用ですし、スナップショットを使えばゲストOSの増分バックアップをいくらでも作成できます。さらにスクリプトを組み合わせれば、インストールやデプロイといったタスクまで自動化可能です。以上、VMwareの「秘密のテクニック」の暴露でした。それではまた次回。

それでは、良い仮想化ライフを!

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