ComcastのXfinityサービスを支えるセットトップボックス――メーカー・料金・導入方法を徹底解説

Comcastのケーブルテレビサービスには、豊富な番組を快適に視聴するためのセットトップボックスが付属しています。本記事では、Xfinityで使われている端末の種類、料金体系、設置方法、そして自分専用の端末を購入する選択肢について詳しく解説します。
フィラデルフィアに本社を置くComcastは、2001年のAT&T Broadband買収をはじめとする複数のメディア企業の買収を経て、米国最大級のケーブルテレビ会社へと成長しました。2010年以降、同社はケーブルテレビサービスを「Xfinity」ブランドで展開しており、デジタルケーブルテレビ、インターネット、固定電話、ワイヤレスサービスなどを幅広く提供しています。
Comcastが採用している端末メーカー
Xfinityサービス向けには複数のメーカーがセットトップボックスを供給しており、これらの端末は先進的な「X1」プラットフォームを採用しています。X1プラットフォームは2012年に登場したデジタルTV方式で、インターネットコンテンツとの統合サポート、動画ストリーミングサービスのアプリ、Wi-Fi接続、音声認識に対応したリモコンなど、多彩な機能を備えているのが特徴です。
各モデルごとに機能や性能は異なりますが、Comcastが調達する端末の大多数はMotorola(2017年にMotorolaブランドを買収したArris)製です。地域によっては、Scientific Atlanta、Cisco、Paceの製品も採用されています。
人気の高いモデルとしては、通常のデジタルテレビ向けにMotorola RNG200NやPace TDC57Dが挙げられます。ハイビジョン放送やデジタルアプリの利用には、Scientific Atlanta 4250および8300、さらにCisco RNG100やRNG200Nが選ばれています。
セットトップボックスの料金体系
Comcastのセットトップボックスは基本的に単体では購入できず、費用はテレビサービスの月額料金に組み込まれています。X1 DVRセットトップボックスをComcastやメーカーから直接購入することはできないため、このシステムのメリットを享受するにはXfinityのテレビサービスへの加入が必須です。
X1 DVRシステムの場合、月額10ドルのDVRサービス料に加えて月額9.95ドルのHD技術料がかかり、追加のテレビ1台ごとにさらに月額9.95ドルが発生します。
メインのテレビ1台と追加4台という構成のDVRサービスパッケージでは、合計でおよそ月額45ドル程度になると試算されています。
セットトップボックスの設置方法
上記の料金には設置工事費は含まれていません。プロによる設置を依頼した場合の費用は約60ドルで、設置作業と技術者による訪問対応が含まれます。Xfinityのケーブルボックスは市販されていませんが、Comcastが貸し出す端末を自分で設置することも可能で、そのためのセルフ設置キットが用意されています。
自宅近くにComcastの営業所がない場合は、キットの送料・手数料として15ドルがかかります。優先配送を希望する場合はさらに29.95ドルが必要です。また、一度解約したケーブルサービスを再開する際には、一般的に6ドルの再開手数料が発生します。
自分専用のケーブルボックスを購入する選択肢
引っ越しのたびに新しいケーブルボックスをレンタルし直す手間を避けたい、あるいは信頼できる自分専用の端末を使いたいと考えるユーザーも少なくありません。
Xfinity純正のケーブルボックスは販売されていませんが、Comcastによれば、米国内の小売店や正規販売代理店から独自の端末やDVRを購入することは可能です。Samsung、Sony、TiVoなど複数メーカーの対応製品があります。ただし、実際に使用するには、Comcastが供給するCableCARDで端末をアクティベートする必要があります。
CableCARDは顧客に無料で提供されます。ただし、旧型のTiVo端末など一部の機器では2枚目のカードが必要となり、追加料金が発生する点に注意しましょう。Xfinityのケーブルボックスは市販されていないものの、機器がサービスに含まれるXfinity TVプランに加入していれば、アクティベート済みのCableCARDを搭載した市販端末1台につき、月額2.50ドルの機器利用クレジットを受けられます。
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