新しく買ったノートPCが遅い?Windowsのパフォーマンスを改善する6つの実践テクニック
新しいノートパソコンを手に入れてワクワクしていたのに、開梱してWi-Fiに接続し、いざ使い始めたときに「どうしてこんなに動作が重いの?」と疑問に思ったことはありませんか?
がっかりしますよね。高額なお金を支払ったのに、動作の遅いノートPCを使い続けなければならないなんて。でも心配いりません。この記事では、新しいノートPCの動作を改善する具体的な方法をご紹介します。
1. スタートアッププログラムを無効にする
新しいパソコンには、起動時に自動的に立ち上がるよう設定されたアプリが多数インストールされていることがよくあります。十数個ものアプリがバックグラウンドでCPUを占有していれば、起動やタスクの処理が遅くなるのも無理はありません。
「スタートアッププログラムによるリソースの消耗は、低価格帯のパソコンだけの問題」と思われがちですが、それは誤解です。
どんなにハイスペックなマシンでも、起動時に多くのアプリを同時に立ち上げることにリソースを割けば、起動速度は大幅に低下します。
簡単な解決策は、スタートアッププログラムを無効にすることです。手順は以下の通りです。
- Ctrl + Shift + Escキーを押してタスクマネージャーを開きます。またはCtrl + Alt + Delキーを押して、そこからタスクマネージャーを選択しても構いません。
- 「スタートアップ」タブに切り替えます。
- 一覧からプログラムを右クリックし、「無効化」を選択します。特に「起動への影響」が「高」と表示されているプログラムを中心に、無効にしたいすべてのプログラムに対して繰り返します。
次回PCを再起動したとき、無効化したアプリはOSと一緒に起動しなくなります。代わりに、実際に使用するときだけ立ち上がるようになります。
なお、Windowsの起動時に立ち上がらないよう設定しても、そのアプリが現在実行中であれば、PCを再起動するまで動き続ける点に注意してください。
すぐに停止したい場合は、「プロセス」タブに切り替え、終了したいアプリを右クリックして「タスクの終了」を選択しましょう。
2. ブロートウェアを削除する
ブロートウェアとは、メーカーがあらかじめインストールしている不要なプログラムのことです。新しいノートPCには大量のジャンクソフトが詰め込まれていることが多く、システムリソースを大きく消費し、パフォーマンスに悪影響を及ぼします。
たとえば、実際には1つしか使っていないのに、複数のWebブラウザがインストールされたままになっている人は少なくありません。PCを最適な速度で動かすためにも、使わないブラウザは削除しておくのがおすすめです。
ブロートウェアを削除する主な方法は以下の3つです。
コントロールパネルからアンインストールする
最も簡単なのは、コントロールパネルから削除する方法です。Windows 10と11で手順は共通しています。
- コントロールパネルを開きます。
- 「プログラムのアンインストール」を選択します。
- アンインストールしたいプログラムを選び、上部の「アンインストール」ボタンをクリックします。
設定アプリからアンインストールする
もうひとつの方法は、設定アプリを使うやり方です。
- Winキーを押し、スタートメニューで「アプリの追加と削除」を検索して、一致する項目を選択します。あるいはWin + Iキーで設定アプリを開き、「アプリ」>「アプリと機能」へ移動してもOKです。
- 次の画面にインストール済みアプリの一覧が表示されます。縦の3点リーダーをクリックし、「アンインストール」を選択してください。
サードパーティ製ツールを使う
サードパーティ製ツールを使えば、ブロートウェアをまとめて一括削除することもできます。具体的な操作手順は、利用するツールによって異なります。
3. 省電力モードを無効にする
新しいパソコンによっては、省電力モードが自動的に有効になる設定になっている場合があります。多くの場合、バッテリー残量が20%を下回ると、ノートPCは省電力モードに切り替わります。
省電力モードでは、Windowsは不要なサービスやプロセスを停止し、バックグラウンドのプログラムの動作を制限して、最小限のリソースでの稼働を試みます。その結果、ノートPCの動作が亀のように遅くなってしまうのです。
省電力モードを解除する最も簡単な方法は、充電ケーブルをノートPCに接続することです。充電ケーブルが手元にない場合は、「コントロールパネル」>「ハードウェアとサウンド」>「電源オプション」から別の電源プランを選択することもできます。
ただし、バッテリーはまもなく切れる可能性があるため、すぐに充電できない状況なら、作業内容をこまめに保存しておきましょう。
4. Windows Updateが実行されていないか確認する
新しいノートPCでは自動更新が有効になっていることがあります。更新処理がバックグラウンドで走っていると、PCのパフォーマンスに大きな負担がかかります。
影響の度合いは、アップデートのサイズ、PCの空きメモリ量、インターネット接続速度など、いくつかの要因によって変わります。
Windows Updateが実行中かどうかは、タスクバーのシステムトレイ(通知領域)で確認できます。更新処理が進行中であれば、そこにWindows Updateのアイコンが表示されます。
すでにアップデートのダウンロードやインストールが始まっている場合は、完了まで待ちましょう。今後は、Windowsに勝手にリソースを奪われないよう、更新を始める前に確認を求めるよう設定変更が可能です。
これにはレジストリの編集が必要です。ただし、変更を加える前に必ずレジストリのバックアップを取ってください。操作を誤ると、新しいパソコンがさらに深刻な状態に陥る恐れがあります。
- Win + Rキーを押し、「regedit」と入力してEnterキーを押します。
- ナビゲーションバーに以下のパスをコピー&ペーストしてEnterキーを押します。
Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows
- 「Windows」キーを右クリックし、「新規」>「キー」を選択します。キー名は「WindowsUpdate」とします。
- 作成したキーを右クリックし、同じく「新規」>「キー」で別のキーを作成します。キー名は「AU」とします。
- 「AU」キーを選択した状態で、右側の余白を右クリックし、「新規」>「DWORD (32ビット) 値」を選択します。値の名前は「AUOptions」とします。
- 「AUOptions」をダブルクリックし、値のデータを「2」に変更します。
このレジストリ値を追加すると、Windowsは更新の前に必ず確認を求めるようになります。こうすれば、重要な作業をしていないタイミングでのみアップデートを実行できるようになります。
5. パソコンのスペックを見直す
お得な価格につられてパソコンを購入していませんか?価格ばかりに気を取られていると、スペックの低いマシンを買ってしまうことがあります。
たとえば、RAM(メインメモリ)が不足していたり、旧世代のCPUが搭載されていたりすると、動作が遅くなりがちです。
店舗での全額返金や交換が可能なのであれば、購入の選択を見直してみてもいいでしょう。より高いパフォーマンスを発揮できる機種に交換するのがおすすめです。
交換が難しい場合は、アップグレードを検討しましょう。RAMやストレージ容量が足りないなら、技術者に依頼してメモリの増設を行ったり、HDDをSSD(ソリッドステートドライブ)に換装したりできます。
さらに、CPUやマザーボード、GPUを交換すれば、処理能力とパフォーマンスを大幅に向上させることも可能です。
ただし、アップグレードは買い替えよりも手間がかかります。次にガジェットを購入するときは、スペックをしっかり確認するようにしましょう。
6. PCのコンディションを常に保つ
トラブルシューティングが終わったら、パソコンのパフォーマンスを常に最高の状態に保つために、いくつかのベストプラクティスを実践しましょう。
たとえば、一時ファイルを定期的に削除する、不要なブラウザ拡張機能やアドオンをアンインストールする、マルウェアやスパイウェアからPCを守る、といった対策が挙げられます。
また、パソコンが新品ではなく経年劣化で遅くなった場合でも、対処法はあります。ウイルス対策ソフトによるマルウェアスキャンの実施、ディスククリーンアップでハードディスクの空き容量を確保する、ハードディスクのデフラグを実行するなどの方法を試してみてください。それでも改善しない場合は、Windowsの再インストールが最後の手段となります。
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