Windows Updateが0%で止まってしまう原因と解決策|実証済みの8つの対処法
Windowsのアップデートは通常、ユーザーがほとんど手を加えなくても自動的に行われるプロセスです。特にWindows 10やWindows 11では、重要なアップデートを自動的にダウンロード・インストールするよう初期設定されています。
とはいえ、定期的に新しいアップデートを確認することは大切です。なぜなら、Windows Updateが0%のまま止まってしまうトラブルに遭遇することもあるからです。アップデートがいつまでも終わらない場合は、ユーザー側での対処が必要になります。ただし、心配はいりません。高度な技術知識がなくても、この問題は解決できます。
Windows Updateが止まってしまう原因
Windows Updateはダウンロード中やインストール中に停止することがあり、その背景にはさまざまな理由があります。ここでは、アップデートが0%で止まりやすい主な原因を紹介します。
- 不安定なインターネット接続: 遅い・不安定な通信環境は、アップデートが止まる最大の原因です。すべてのファイルを正しくダウンロード・インストールするには安定した接続が必要です。回線速度を確認し、必要ならルーターを再起動しましょう。Wi-Fiを使っている場合は、パソコンをルーターの近くに置き、電波が途切れないようにしてください。
- ディスク容量の不足: アップデートには新しいファイルを保存するための十分な空き容量が必要です。ストレージが不足していると、処理が途中で止まりやすくなります。アップデート前に少なくとも10GB以上の空き容量を確保しておきましょう。
- ソフトウェアやサービスとの競合: サードパーティ製アプリやバックグラウンドで動作しているサービスが、アップデート処理の妨げになることがあります。競合しそうなソフトウェアを無効化・アンインストールし、不要な常駐サービスも停止しましょう。
- 破損したアップデートファイル: ダウンロード済みのファイルが壊れていると、アップデートが止まる原因になります。「Windows Updateのトラブルシューティングツール」や「システムファイルチェッカー(SFC)」を使えば、破損ファイルの検出と修復が可能です。
- Windows Updateサービスの不具合: Windows Updateサービスはさまざまな理由で応答しなくなることがあります。これが原因で処理が止まっている場合は、サービスの再起動で解決できます。
- 互換性のないアップデート: 一部のアップデートはお使いのPC環境と相性が悪く、インストール中に問題を起こすことがあります。特定のアップデートが原因と思われる場合は、利用可能な更新一覧から非表示にするか、すでにインストール済みならアンインストールしてください。
- ウイルスやマルウェア: マルウェアはアップデートに必要なシステムリソースを消費したり、インストールファイルに直接干渉したりします。ウイルススキャンを実行して、潜在的な問題を検出しましょう。
- 古いデバイスドライバー: ドライバーが最新でないと、アップデートが0%で止まりやすくなります。Windows Updateを実行する前に、ドライバーを最新の状態にしておきましょう。
何より大切なのは忍耐です。大規模なアップデートの場合、完了まで数時間かかることもあります。トラブルシューティングを始める前に、本当にアップデートが止まっているのかを確認してください。
アップデート開始から約3時間経っても画面に変化がない場合は、停止していると判断できます。画面には次のようなメッセージが表示されているはずです。
- 「Windowsを構成しています。電源を切らないでください。」
- 「Windows Updateを構成しています x% 完了。コンピューターの電源を切らないでください。」
- 「x個中x個目の更新プログラムをインストールしています。コンピューターの電源を切ったり、プラグを抜いたりしないでください。」
- 「Windowsの準備をしています。電源を切らないでください。」
- 「ステージ 1/3」
表現は多少異なるものの、似たようなメッセージが表示されることがあります。それでは、具体的な解決方法を見ていきましょう。
1. 待つか、パソコンを再起動する
前述のとおり、Windows Updateには時間がかかることがあります。場合によっては、「何もしない」のが最善の対応です。新しいパッチやサービスパックが大規模な場合、ダウンロードとインストールに数時間かかることもありますので、まずは焦らず待ちましょう。
インターネット接続の不調でアップデートが遅くなっていると感じたら、ルーターとパソコンを再起動してみてください。多くの場合、これだけで解決します。通信不良によるアップデートの遅延では、特別なエラーメッセージが表示されないことが多いため、まずは再起動を試みるのがおすすめです。
関連記事: アップデート時にエラーが表示される場合は、Windows Updateエラー0xc1900223のトラブルシューティング方法をご覧ください。
2. Windows Updateのトラブルシューティングツールを実行する
Microsoftはアップデート時のさまざまな問題を認識しており、そのために「Windows Updateのトラブルシューティングツール」を用意しています。このツールはOS全体をスキャンして問題を特定し、可能な範囲で自動修復を行うため、実行には数分かかります。以下の手順で実行してください。
Microsoftサポートページにアクセスしてトラブルシューティングツールをダウンロードします。Windows 10用またはWindows 11用を選択できます。ダウンロードボタンが表示されない場合は、すでにお使いのデバイスに組み込まれています。
Windows 10の場合:
- 「設定」を開き、「更新とセキュリティ」を選択します。
- 「トラブルシューティング」を選択し、右側のパネルから「追加のトラブルシューティングツール」をクリックします。
- 「起動できないとき」セクションの「Windows Update」を選択します。
- 「トラブルシューティングツールの実行」をクリックします。
Windows 11の場合:
- 「設定」を開き、「システム」→「トラブルシューティング」の順に選択します。
- 「その他のトラブルシューティングツール」を選択します。
- 「頻度の高い項目」セクションにある「Windows Update」を見つけて選択します。
- 「実行する」をクリックします。
トラブルシューティングが完了したら、PCを再起動して問題が解決したかどうかを確認しましょう。
3. Windows Updateサービスを再起動する
Windows Updateサービスを再起動すると、アップデート中に発生するさまざまな問題が解決することがあります。手順は以下のとおりです。
- キーボードで「Windows + R」を押し、「ファイル名を指定して実行」ボックスに「services.msc」と入力してEnterキーを押します。サービスウィンドウが開きます。
- 一覧を下にスクロールして「Windows Update」サービスを見つけます。右クリックして「停止」を選択します。
- エクスプローラーを開き、「C:\Windows\SoftwareDistribution」フォルダーへ移動します。
- ここはすべてのインストールファイルが保存される場所です。フォルダー内の内容をすべて削除します。
- パソコンを再起動し、問題が解決したかどうかを確認します。
- その後、サービスウィンドウに戻り、「Windows Update」サービスを右クリックして「開始」を選択します。
改めてWindows Updateを実行し、問題が解決したかどうかを確認してください。
4. ディスクの空き容量を確認する
システムの空き容量が不足すると、Windows Updateは中断されます。アップデートを始める前に、少なくとも10GB以上の空き容量があるかを確認しましょう。
容量が足りない場合は、不要なデータを削除して空き容量を増やせます。
Windows 10の場合:
- 「設定」を開き、「システム」を選択します。
- 「記憶域」を選択し、「ストレージセンサー」をクリックします。
- 「アプリが使用していない一時ファイルを削除する」にチェックを入れるか、「今すぐ空き領域を増やす」セクションの「今すぐクリーンアップ」ボタンをクリックします。
Windows 11の場合:
- 検索バーに「ディスク クリーンアップ」と入力し、ディスククリーンアップツールを選択します。
- 空き容量を増やしたいドライブを選択して「OK」をクリックします。
- 「削除するファイル」セクションで、削除したいファイルの種類にチェックを入れます。
- 「OK」をクリックします。
5. Windowsファイアウォールを一時的に無効にする
Windowsファイアウォールは、ダウンロードされるファイルを外部からの不正なファイルと誤認識し、アップデートをブロックすることがあります。その場合は、ファイアウォールを一時的に無効化してみましょう。手順は以下のとおりです。
- キーボードで「Windows + R」を押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- 「firewall.cpl」と入力してEnterキーを押します。Windows Defender ファイアウォールの画面が表示されます。
- ファイアウォール画面の左側のパネルから「Windows Defender ファイアウォールの有効化または無効化」を選択します。
- 「プライベートネットワーク設定」と「パブリックネットワーク設定」の両方で、「Windows Defender ファイアウォールを無効にする(推奨されません)」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
その後、再度アップデートを実行して、問題が解決したかどうかを確認してください。
6. パソコンをウイルススキャンする
上記の方法で問題が解決しない場合は、マルウェア感染の可能性を疑い、ウイルススキャンを実行してみましょう。Windows Defenderや信頼できるサードパーティ製のウイルス対策ソフトを使って、アップデートに干渉しているマルウェアが存在しなかどうかを確認してください。
7. バックグラウンドサービスとMicrosoft以外のプログラムを無効にする
バックグラウンドで動作しているプロセスがWindows Updateに干渉し、0%で止まらせている可能性があります。これらのプロセスを無効化して、アップデートを完了させましょう。
- キーボードで「Windows + R」を押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- 「msconfig」と入力してEnterキーを押します。
- 「システム構成」ウィンドウが開いたら、「サービス」タブを選択します。
- 画面左下の「すべてのMicrosoftサービスを隠す」にチェックを入れます。次に「すべて無効」をクリックし、画面下部の「OK」を押します。
- 変更を適用するためにPCを再起動します。
Windows Updateを実行し、アップデートが完了するかどうかを確認してください。
アップデートが完了したら、「システム構成」ウィンドウに戻ってサービスを再度有効にします。「すべてのMicrosoftサービスを隠す」のチェックを外し、「すべて有効」ボタンをクリックして「OK」を押せば完了です。
8. システムファイルチェッカー(SFC)を実行する
Windowsのシステムファイルチェッカー(SFC)を実行すると、アップデートが0%で止まる原因となっている破損したシステムファイル、ドライバー、ダウンロード済みのインストールファイルなどを検出できます。手順は以下のとおりです。
- Windowsの検索バーに「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」を選択して「管理者として実行」をクリックします。
- コマンドプロンプトが開いたら、「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押します。スキャンが完了するまで待ち、その後コマンドプロンプトを閉じます。
- PCを再起動します。システムが立ち上がったら、再度Windows Updateを実行し、0%で止まらずに進むかどうかを確認しましょう。
以上が、0%で止まったWindows Updateを救出するための8つの修正方法です。インターネット接続の確認から、より高度なトラブルシューティングまで、これで頑固なアップデートのトラブルにも対応できるツールキットが揃いました。快適なアップデートと、スムーズに動作するシステムを目指しましょう。
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