MacでZIP・RAR・TAR・BINファイルを開く方法を徹底解説
インターネットからダウンロードするファイルの多くは、ZIPやRARといったアーカイブ(圧縮)形式で提供されています。しかし、Macを使い始めたばかりの方にとっては、これらのファイルが標準設定では開けず、「ファイルを開けません」というエラーに悩まされることも少なくありません。
特にRARやBINなど一部の形式は、macOSの標準機能では対応していないため、専用アプリの導入が必要です。この記事では、MacでZIP・RAR・TAR・BINファイルを開くための複数の方法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
幸い、これらの形式に対応させる方法はいくつもあります。状況に応じて最適な手段を選びましょう。
The UnarchiverでZIP・RAR・TAR・BIN・EXEファイルを開く
上記のすべての形式に1つで対応できるアプリをお探しなら、無料アプリ「The Unarchiver」が断然おすすめです。ほぼすべてのアーカイブ形式に対応しており、Mac上で簡単にファイルを展開できます。
- MacでApp Storeを起動し、「The Unarchiver」と検索してインストールします。
- インストール後、未対応のファイル形式に対する既定のアプリとして設定する必要があります。まず「Launchpad」を開き、「The Unarchiver」を検索してアプリを起動しましょう。
通常は環境設定画面が表示されます。表示されない場合は、画面上部のメニューバーにある「The Unarchiver」メニューから「環境設定」を選択してください。
- 「アーカイブフォーマット(Archive Formats)」タブを開き、このアプリで開きたい形式にチェックを入れます。必要な形式をすべて選択すれば設定は完了です。
- もし形式を選択するオプションが表示されない場合は、各ファイル形式ごとに手動で既定アプリを設定します。対象のファイルを右クリックし、「情報を見る(Get Info)」を選択してください。
情報ウィンドウが開いたら、「このアプリケーションで開く(Open with)」という項目を探します。プルダウンメニューから「The Unarchiver」を選択し、「すべてを変更(Change All)」ボタンをクリックします。これで、同じ形式を持つすべてのファイルがThe Unarchiverに関連付けられます。
次回以降、該当ファイルをダブルクリックすると、The Unarchiverが自動的に起動し、ファイルを展開してくれます。
なお、この関連付けの設定は、開きたいファイル形式ごとにそれぞれ行う必要がある点に注意してください。
アプリ不要でMac上のZIPファイルを開く方法
ZIPは世界的に最も普及している圧縮形式のため、macOSでは例外的に標準サポートされています。つまり、サードパーティ製アプリを一切インストールしなくても、MacでZIPファイルを開くことが可能です。
Finder(GUI)を使って開く方法
- Finderで目的のZIPファイルを探します。
- ZIPファイルをダブルクリックすると、同じフォルダ内に自動的に展開されます。
展開が完了すれば、アーカイブの中身をそのまま閲覧できます。
ターミナルを使ってZIPを開く方法
ターミナルアプリを使っても、追加インストールなしでZIPアーカイブを展開できます。
- お好みの方法で「ターミナル」を起動します。
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。展開先のフォルダがデスクトップに設定されます。
cd desktop
- 続いて、以下のコマンドを入力します。「sample.zip」の部分は実際のファイル名とパスに置き換えてください。ファイルをターミナルウィンドウにドラッグ&ドロップすると、パスが自動入力されるので便利です。
unzip sample.zip
これで、ZIPファイルの中身がデスクトップ上に展開されます。
2つの方法でMac上のRARファイルを開く
RAR形式だけを開きたい場合も、主に2つの方法があります。自分のスタイルに合った方を選びましょう。
無料アプリ「Extractor」を使う方法
App Storeには、RARをはじめとする複数のアーカイブ形式を展開できる無料アプリ「Extractor」が公開されています。
- App Storeを起動し、「Extractor」と検索してMacにダウンロードします。
- アプリを開くと、アーカイブの追加を求める画面が表示されます。そこへRARファイルをドラッグ&ドロップするだけで、自動的に展開されます。
ターミナルを使ってRARを開く方法
ターミナルでもRARファイルを開けますが、事前にユーティリティのインストールが必要です。
- Macで「ターミナル」を起動します。
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押すと、パッケージ管理システム「Homebrew」がインストールされます。
ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
- Homebrewのインストール完了後、以下のコマンドでRAR展開用ユーティリティ「Unrar」をインストールします。
brew install unrar - インストールが終わるのを待ち、以下のコマンドを実行してRARファイルを展開します。「sample.rar」は実際のファイル名に置き換えてください。
cd desktop
unrar x sample.rar
ターミナルだけでMac上のTARファイルを開く
ZIPと同様に、MacはTAR形式にも標準で対応しています。そのため、追加のユーティリティをインストールすることなく、TARファイルをすぐに展開できます。
- Macで「ターミナル」を開きます。
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。「sample.tar」は実際のファイル名に置き換えてください。
cd desktop
tar -xzf sample.tar
これで、TARアーカイブの内容がデスクトップに展開されます。
BINファイルを開くには?
BIN形式はディスクイメージなどに使われることが多く、macOSの標準機能では扱えません。この場合も、前述の「The Unarchiver」をインストールして既定アプリに設定しておけば、BINファイルをダブルクリックするだけで中身を取り出せるようになります。
まとめ
Macで圧縮ファイルを開く際は、ZIPやTARなら標準機能だけで十分ですが、RARやBINには「The Unarchiver」や「Extractor」などの無料アプリ、あるいはターミナルコマンドの活用が便利です。よく使う形式をあらかじめ既定アプリに関連付けておけば、以降はダブルクリックだけでスムーズにファイルを展開できるようになります。
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