Excelの保護されたシートからパスワードを解除・削除する完全ガイド
機密性の高いデータを扱っていると、パスワードで保護されたExcelシートに出会うことがあります。また、パスワードそのものは教えずに、他の人にデータへのアクセスを許可したい場合もあるでしょう。そんなときは、保護されたExcelシートやファイルからパスワードを削除すれば、同僚と安全にドキュメントを共有できます。
この記事では、保護されたExcelシートからパスワードを削除するためのさまざまな方法とツールを紹介します。
Excelファイルが暗号化されているか確認する方法
パスワード保護されたExcelドキュメントのロック解除を試みる前に、まず「ファイル全体が暗号化されているのか」「それともワークブック内の特定のシートだけが保護されているのか」を見極める必要があります。
確認方法は簡単です。Excelファイルを開いてみてください。ファイルを開いて閲覧できるのに編集できない場合は、ワークブック内の一部のワークシートにのみパスワード保護がかかっています。一方、ファイルを開こうとしたときにパスワードの入力を求めるポップアップが表示される場合は、Excelファイル全体が暗号化されているため、簡単には開けません。
パスワードが分かっている場合:シート保護を解除する手順
自分で設定したExcelシートやワークブックのパスワードを覚えているなら、保護を解除するだけでOKです。同僚や友人とファイルを共有して、相手にも編集してもらいたいときなどに役立ちます。
この場合、パスワードを解析したりサードパーティ製ツールを使ったりする必要はありません。Microsoft Excelの標準機能だけで安全に解除できます。以下の手順に従ってください。
- パスワード保護されたExcelドキュメントを開きます。ファイル自体が暗号化されていなければ、パスワードを入力せずに開いて閲覧できます。
- ワークブック下部のシート見出しの中から、保護を解除したいシートを探します。パスワードで保護されているシートには鍵(南京錠)アイコンが表示されています。
- 該当するシートを右クリックし、「シート保護の解除」を選択します。
- ポップアップウィンドウにパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
シート名の横にある鍵アイコンが消えれば、保護の解除は完了です。ワークブック内に複数の保護されたシートがある場合は、それぞれに対して同じ操作を繰り返す必要があります。
サードパーティ製アプリでExcelのパスワードを削除する方法
パスワードを紛失してしまい、暗号化されたExcelファイルを開かないといけない場合は、Microsoft Excel以外のツールが必要になります。ただし、これらのツールは有料ライセンスの購入が必要なものがほとんどです。
近年のExcelバージョンでは高度な暗号化方式が採用されており、忘れたパスワードを自力で解除することは極めて困難で、多くの場合不可能です。したがって、2013年以降に暗号化されたExcelドキュメントの場合は、サードパーティ製アプリを使って解析するしかありません。
Passware Excel Key
代表的なソフトウェアの一つが「Passware Excel Key」です。すべてのバージョンのExcelに対応しているシンプルなパスワード除去ツールで、暗号化された時期が不明なファイルでも解析できます。ライセンス購入前にデモ版をダウンロードして試すことも可能です。ただし、デモ版で復元できるのはパスワードの最初の3文字までという制限があります。
使い方は非常にシンプルです。Passware Excel KeyをPCにインストールし、保護されたExcelファイルを開くだけです。パスワードの複雑さにもよりますが、復元処理は数分で完了することもあります。
実際に「password」というパスコードでテストしたところ、復元にかかった時間は15分弱でした。ただし、英字・数字・記号を組み合わせた複雑なパスワードの場合は、復元に数時間かかる可能性がある点に注意してください。
Passware Excel Keyの便利な特徴として、多言語のパスワードにも対応している点が挙げられます。基本ライセンスは49ドルからで、30日間の返金保証付きです。まずはデモ版で動作を確認することもできます。
iSeePassword Excel Password Recovery(Dr Excel)
もう一つおすすめしたいのが、「iSeePassword Excel Password Recovery」、通称「Dr Excel」です。以下の手順で、Excelファイルからパスワードを削除できます。
- Dr ExcelをダウンロードしてPCにインストールします。
- Dr Excelを起動し、「Recover Open Password from Excel」(Excelのオープンパスワードを復元)または「Remove Workbook, Worksheet Password」(ワークブック・ワークシートのパスワードを削除)を選択します。
- Step 1で「Add File」をクリックし、対象のExcelファイルを選択します。
- Step 2で解析方式を選択します。英字のみの簡単なパスワードだった記憶があるなら「Dictionary Attack」、より短時間で解除したいなら「Brute-Force with Mask Attack」、複雑なパスワードだと分かっているなら「Brute-Force」が適しています。
- 「Start」をクリックして解析を開始します。
6文字未満の簡単なパスワードなら1時間以内に解除できるでしょう。しかし、英字・数字・記号を含む複雑なパスコードの場合は、削除までに数時間かかることがあります。
Dr Excelのライセンスは買い切り29.95ドルです。購入前にトライアル版で試用することもできます。
オンラインツールでExcelのパスワードを削除する方法
新しいソフトウェアをインストールしたくない場合や時間がない場合は、「Password-Find」のようなオンラインのパスワード除去ツールを利用できます。Password-Findを使ってExcelファイルのパスワードを削除する手順は以下の通りです。
- Password-Findの公式サイトにアクセスします。
- 「Unprotect Your File」を選択します。
- 「Browse」をクリックしてExcelドキュメントをアップロードし、ページを下にスクロールして「Next Step」を選択します。
- 「Remove password」(パスワードを削除)または「Find password」(パスワードを検索)を選び、「Next Step」で確定します。
Password-Findの最大の魅力は、その処理速度です。「password」という簡単なパスコードでテストしたところ、数秒で解除されました。類似ツールなら数分〜数時間かかるところです。英字・数字・記号を含むより難しいパスコードでも、2分以内に削除できました。
パスワードの削除後は、保護解除済みExcelファイルのデモ版を確認できます。ファイルに完全にアクセスしてダウンロードするには、13ドルのPassword-Find製品ライセンスを購入する必要があります。
その他の方法
費用をかけずにExcelドキュメントのロックを解除したい場合や、上記の方法がうまくいかなかった場合は、VBAマクロを使った解除方法など、他のテクニックを試すこともできます。ただし、専用ツールを使う方法に比べて、はるかに時間がかかり、初心者には扱いにくい点に留意してください。
あなたはExcelファイルのパスワードを削除した経験がありますか?どの方法を使いましたか?ぜひコメント欄であなたの体験談を共有してください。
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