Macのタグ機能を次のレベルに引き上げる5つの便利アプリ
Macでファイルを探すのに時間がかかり、生産性が下がったと感じたことはありませんか?Finderはここ数年大きな進化こそ見られませんが、従来のファイルとフォルダの階層構造にとらわれない「タグ」機能など、ファイル管理のためのさまざまな手段を提供しています。
タグを使えば、ファイルはどこに保存していても共通のタグでまとめられ、Spotlight検索やスマートフォルダで絞り込むことができます。この記事では、macOSのタグ機能を拡張し、必要なときに素早くファイルを整理・検索できる5つのアプリをご紹介します。
1. Leap
Leapは、ファイルの保存方法や検索方法を根本から再定義するFinderとSpotlightの代替アプリです。ファイル/フォルダの階フォルダの階層システムを採用しつつ、メタデータ属性やタグを前面に押し出しているのが特徴です。左側にはタグパネルが表示され、自分が作成したタグやOpenMeta対応アプリが付けたタグが一覧できます。
任意のタグをクリックすれば、保存場所に関係なくそのタグが付いたすべてのファイルを表示できます。ファイルを選んで「情報を見る」ボタンをクリックすると、ファイルの説明文の追加、タグの付与、作成日の編集が可能です。ファイルは名前、種類、場所、タグなどで整理して表示でき、パネルの表示/非表示もワンクリックで切り替えられます。
「パンくずリスト」式の検索バーでは、What(何を)・Where(どこで)・When(いつ)という3つのパラメータで検索条件を組み立てられます。Spotlightと比べて、検索オプションが明確に提示されるため、条件を細かく絞り込みやすいのが魅力です。
Leapの主な機能
- ブックマーク機能で現在の検索条件を保存でき、頻繁に使うタググループごとブックマークすることも可能です。
- PDFなどのファイル形式を、保存場所を問わず検索できます。デフォルトフォルダ、使用頻度の高いフォルダ、保存済みの場所などを対象に指定できます。
- ドキュメントの一覧をHTMLとして書き出せます。リストビューで必要な列にチェックを入れ、「ファイル > 検索結果を書き出す」を選択するだけです。
- Time Machineでバックアップしている場合、バックアップされたドキュメントの全リビジョンを確認できます。
ダウンロード: Leap(49ドル、無料トライアルあり)
2. Little Tagger
Finder上でタグが付いていないファイル、どうしていますか?複数のファイルに1つずつタグを付けるのは面倒ですよね。Little Taggerはメニューバー常駐型のアプリで、ファイルやフォルダへのタグ付けを手助けします。
まず初めに、タグをアプリに取り込みます。「環境設定 > タグ」を開き、「タグを読み込む」をクリックしてください。この作業は一度だけ行えばOKで、以降はバックグラウンドで自動的にタグが更新されます。
タグ付けを始めるには、Finderで対象のファイルやフォルダを選択し、メニューバーのアイコンにドラッグ&ドロップします。テキストフィールドにタグ名を入力すると、関連性や使用履歴に基づいて候補が自動表示されます。存在しないタグの場合はEnterキーを押すとポップアップが現れるので、名前を入力してカラーを選び、最後に「実行」をクリックしましょう。
Little Taggerの主な機能
- 巨大なフォルダ内の特定タイプのファイルにまとめてタグ付けできます。右上の「Any File」プルダウンメニューからファイルリストを絞り込めます。
- 選択したタグのリスト、サブフォルダの包含、エイリアスの扱い、ファイル形式や名前のフィルタといったプリセットをプロファイルとして登録すれば、繰り返し発生するタグ付け作業を効率化できます。
- 「含む」「含まない」「〜で始まる」などの修飾子によるファイル名フィルタや、拡張子によるフィルタ(PNG画像だけを抽出するなど)にも対応しています。
ダウンロード: Little Tagger(7.99ドル)
3. EagleFiler
EagleFilerは、幅広い用途に対応する個人情報管理アプリです。直感的に使えるインターフェースで、Mail.appのUI要素を取り入れたシンプルさが特徴です。左ペインにはライブラリ、スマート検索条件、タグリストを含むソースリストが並びます。まずは「Records」をControl-クリックして「新規フォルダ」を選択し、名前を入力して「フォルダを作成」をクリックしましょう。
Webページやメールを見ているとき、あるいはFinderでファイルを閲覧中に、キャプチャショートカット(Option + F1)を押すとダイアログが開きます。保存先フォルダを選んで「Capture」をクリックすれば完了です。ドラッグ&ドロップでの取り込みや、EagleFilerのブックマークレットを使った情報収集も可能です。レコードリストには選択中のソースの内容が表示され、ビューアには選択したファイルの中身が表示されます。
各ファイルにはラベル、タグ、ノートなどのメタデータを追加できます。追加したタグはFinderタグと同期され、Spotlightコメント欄にもコピーされるため、他のアプリからも検索・アクセス可能になります。タグの保存システムはFinderより堅牢で、万が一タグが失われたり破損したりしても、アプリが復元を試みてくれます。
EagleFilerの主な機能
- データやノートは標準形式(RTF、PDF、MBOX)の通常ファイルとして保存されるため、ロックインやデータ破損の心配がありません。
- ファイルに添付するノートはリッチテキストとリンクに対応しており、RTFファイルとしてFinderに保存され、Spotlightでも検索できます。
- Eudora、Entourage、Thunderbird、MailMate、PowerMailなど多くのメールアプリに対応。ヘッダー、本文、フラグ状態、添付ファイルを含むメッセージ全体を保持します。
- EvernoteからコンテンツをインポートしてRTFDに変換でき、書式、タグ、リンク、画像が保持されます。さらにSkim、Alfred、LaunchBar、PopClipなどのサービスとも連携します。
ダウンロード: EagleFiler(49ドル、無料トライアルあり)
4. Alfred
タグを使ってファイルに素早くアクセスしたいなら、Alfredがおすすめです。デフォルトで、特定のタグが付いたファイルを検索するためのキーワードが用意されています。Alfredを起動して「tags」に続けてタグ名を入力すれば、該当するファイルがすべて表示されます。
特定のタグ専用のFile Filterワークフローを作成すれば、ファイル名ベースの検索も可能です。「Preferences > Workflows」を開き、左下のプラス(+)ボタンをクリックして「Templates > Files and Apps > File Filter from Keyword and Open」を選択します。キーワード名を入力して「Create」をクリックし、Basic Setupでキーワードを設定しましょう。
続いてAdvancedタブでkMDItemUserTagsを追加し、キーワードに対応する値を設定します。これで、そのキーワードを使えば特定のタグだけで検索できるようになります。タグを多用する方にとっては、長期的に大きな時短につながります。
Alfredの主な機能
- Spotlightコメント欄(Any File > 情報を見る > コメント)にキーワードタグを追加すれば、内蔵のファジー検索で瞬時にファイルを見つけられます。
- 右矢印キーを押せばファイルに対してアクションを実行できます。例えば、数回のキー操作でタグ付きファイルをメール送信することも可能です。
- 「Add a Tag」や「Label Color」ワークフローをインストールすれば、Finderで選択したファイルに素早くタグやカラーラベルを追加できます。
ダウンロード: Alfred(無料、プレミアム版あり)
5. Hazel
Hazelは、フォルダの変化を監視し、作成したルールに基づいて特定のアクションを自動実行するmacOS向け自動化ツールです。ルールで指定するのは「選択したフォルダの中で何を探すか(条件)」と「条件が満たされたとき何をするか(アクション)」の2点だけ。ファイルとフォルダの両方に対して、非常に幅広い条件を設定できます。
始め方は簡単です。フォルダを追加して「新規ルールを作成」をクリックし、ルール名を入力してFinderタグを探す条件を設定します。条件に一致すると、Hazelがアクションを実行します。例えば、「Guides」というタグが付いたファイルを「書類」フォルダへ移動する、といった具合です。条件やアクションによっては、プルダウンメニューの数が増減したり、空欄への入力が必要になったりします。
Hazelの主な機能
- スマートフォルダ(Finderの保存済み検索)も監視対象にできます。例えば、特定のタグが付いていて一定サイズを超えるファイルを探す、といった使い方が可能です。
- 条件には拡張子、作成日、最終オープン日、更新日、現在時刻、タグなど多彩な属性を利用でき、カスタムの日付・テキスト・表属性を作成することもできます。
- 条件やアクションにシェルスクリプトやコマンドラインプログラムを組み込めます。例えばgrepコマンドを使えば、正規表現によるパターンマッチングでファイルを処理できます。
ダウンロード: Hazel(42ドル、無料トライアルあり)
これらのアプリでFinderのタグ機能を強化しよう
日常のワークフローでFinderタグを活用している人は実はそれほど多くありません。しかし一度使い始めれば、ファイルの整理も検索も数秒で完了するようになります。今回紹介したアプリは、それぞれタグ機能の異なる側面をカバーしています。
まずは実際に試してみて、自分のスタイルに合うかどうか確かめてみてください。あわせて、Finderと連携して機能を拡張できるその他のアプリを紹介したガイドも参考にしてみましょう。
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