Chromebookのスリープモードを無効化する2つの最良の方法【開発者モード/アプリ】
Chromebookは、そのまま使っても十分に魅力的なデバイスです。しかし、パワーユーザーにとって本当の楽しみは、マシンの内部に踏み込んで自分好みにカスタマイズするところから始まります。
たとえばLinuxをインストールして通常では利用できないソフトウェアを導入したり、ブラウザの開発者向けオプションを解放してAndroid版Skypeをインストールしたり、まだ一般公開されていない新機能を試すために別のリリースチャンネルへ切り替えたりすることも可能です。
今回ご紹介するのは、そんなカスタマイズ術のひとつ「スリープモードの無効化」です。無効化するメリット、潜在的なデメリット、そして実際の設定方法を2つ(片方はもう片方よりずっと簡単!)順番に解説していきます。
なぜスリープモードを無効にするべきなのか?
スリープモードは時に厄介な存在です。スマートフォンで作業中に少し長く置き忘れただけでロックがかかり、再びパスワードを入力し直す――そんな経験は誰にもあるはずです。
Chromebookも同様です。スクリーンセーバー機能を持たないため、一定時間操作しないと自動的にスリープモードへ移行します。スリープのたびにパスワード入力を求める設定にしていると、あっという間にストレスが溜まってしまいます。
また、外付けモニター・マウス・キーボードを使用していて、本体の蓋を閉じてもシャットダウンさせたくないというケースでも、スリープモードの無効化が役立ちます。
無効化のデメリットは?
一言でいえばバッテリー駆動時間です。
ChromebookはWindowsやMacに比べてOSのリソース消費が少なく、バッテリー持続時間に非常に優れています(フル充電1回で13時間以上の連続使用が可能な機種も珍しくありません)。しかし、必要のないときまで画面をつけっぱなしにすれば、バッテリーの消耗は避けられません。
さらに長期的には、バッテリー自体の寿命にも悪影響を及ぼします。多くのノートPCと異なり、Chromebookのバッテリーは取り外し不可のタイプ。充電の持ち時間が数分レベルに落ちても、簡単に交換することはできません。
つまり、スリープモードの無効化は万人向けの設定ではありません。必要性がないのであれば、無理にオフにすべきではありません。
おまけ:バッテリー駆動時間を延ばす5つのコツ
スリープモードを無効にするなら、バッテリーへの負担を軽減する工夫も一緒に行いましょう。
1. Bluetoothをオフにする
Bluetoothは状況によって便利ですが、使っていないときでもバッテリーを大きく消費します。「設定」から詳細設定を開き、Bluetoothをオフにしておきましょう。
2. Wi-Fiをオフにする
Chromebookはオフラインでも十分に活躍します。Googleドキュメントでの作業だけなら、Wi-Fiを切るだけで大きな違いが生まれます。
3. 不要なタブを閉じる
開いているタブが多いほどメモリ消費が増え、メモリ消費が増えるほどバッテリーも消耗します。シンプルな原理です。
4. 画面の明るさを下げる
輝度100%は目にもバッテリーにも優しくありません。常に最大輝度が必要になる場面はまずありません。
5. タスクマネージャーでプロセスを整理する
メニューから「その他のツール」>「タスクマネージャー」を開くと、実行中のプロセスとそれぞれのメモリ使用量を確認できます。メモリを大量に消費している拡張機能を無効化しましょう。使っていないのにメモリを占有しているプロセスは終了しても問題ないことがほとんどですが、予期しない不具合には注意してください。
方法1:開発者モードを使う本格的なやり方
カスタマイズ好きならこちらの方法がおすすめです。ただし、コードや開発者モードを扱いたくない方は、このセクションを読み飛ばして次へ進んでください。
始める前に、デバイスを開発者モードに切り替える必要があります。手順はモデルによって異なり、古い機種では物理スイッチが用意されている場合もありますが、新しい機種ではまずリカバリーモードで起動します(Esc+更新キーを押しながら電源ボタンをタップ)。「Chrome OSが見つからないか破損しています」という画面が表示されたら、Ctrl+Dを押し、続けてEnterを押します。
注意:開発者モードの有効化・無効化を行うと端末内のデータはすべて消去されます。必ず事前にバックアップを取ってください!
開発者モードを有効にしてデスクトップに戻ったら、Ctrl+Alt+TでChrome OSのシェル(Crosh)を起動します。
次のコマンドを入力してEnterを押します。sudo chromeos-firmwareupdate --mode=todev 端末が再起動するので、完了後に再度Croshを開きます。
今度は shell と入力してEnterを押し、続いて cd /usr/share/vboot/bin/ でディレクトリを移動します。
さらに sudo ./make_dev_ssd.sh --remove_rootfs_verification --partitions 2 を実行します。ここで再起動を促された場合は、画面の指示に従って再起動した後、Croshをもう一度開いてください。
続けて mount -o rw,remount / を実行し、その後 echo 0 > /usr/share/power_manager/use_lid を入力してEnterを押します。
最後に、restart powerd と restart powerm の2つのコマンドを実行します。
Chromebookを再起動して蓋を閉じてみてください。画面が消えずに動作し続ければ成功です。
変更を元に戻したいときは、開発者モードを無効にするか、工場出荷状態へのリセットを行えばOKです。
方法2:アプリを使う簡単&手軽なやり方
システムファイルを直接いじりたくない方には、はるかに簡単な方法があります。Chromeウェブストアのアプリを使うだけです。
その名も「Keep Awake」。ブラウザの右上にアイコンを追加し、クリックひとつで端末の電源管理設定を一時的に上書きできます(開発者モードは一切不要)。
3つのモードを搭載しています。太陽アイコンは画面をオンのまま維持、夕日アイコンはシステムのスリープのみを防止、月アイコンは通常の省電力設定へ戻す、という使い分けが可能です。
特に便利なのが夕日アイコンモード。画面はオフになりますがネットワーク接続は維持されるため、Chromebookの回線を他のデバイスと共有しているときなどに重宝します。
どちらの方法を選ぶ?
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