拡張機能なしでChromeのタブ管理をマスター!知らないと損する標準機能とショートカット集
ブラウザの「タブ」と「ウィンドウ」、どちらが先に誕生したのかは謎ですが、この2つを自在にコントロールする方法は確かに存在します。
以前、Firefoxでタブを管理する便利なテクニックをご紹介しましたが、今度はChromeの番です。拡張機能をひとつもインストールせずに何ができるのか。キーボードショートカットとマウス操作のコツを組み合わせれば、タブ操作がより快適に、スムーズに、ときには楽しくなります。
Macをお使いの場合、ここで紹介するショートカットのCtrlはCmdに、AltはOptionに読み替えてください(一部例外あり)。
タブを開く・閉じる
まずは最も基本となる操作から。ChromeではCtrl + Tで新しいタブを開き、Ctrl + Wで現在のタブを閉じられます。タブを閉じる方法としては、Ctrl + F4やマウスの中クリックも有効です。また、リンクをアクティブなタブにドラッグ&ドロップすればその場で開き、タブバー上の任意の場所にドロップすれば新しいタブとして開きます。
ページ内のリンクを背景の新規タブで開きたいときは、右クリックメニューを使わずCtrl + Enterを押しましょう。Shiftを加えたCtrl + Shift + Enterなら前面の新規タブで開き、Shift + Enterでは新しいウィンドウで開けます。これらのショートカットのEnterは、マウスの左クリックに置き換えても同じ動作になります。
Chromeの起動時に特定のタブセットを自動で開くよう設定することもできますが、すぐアクセスしたい数枚のタブだけを手元に置きたいなら「ピン留め」が便利です。タブの右クリックメニューから[ピン留め]を選びましょう。残念ながらこの操作にはショートカットが用意されていません。あってもよさそうなものですが…。
アドレスバーからの検索結果を、現在のタブではなく新しいタブで表示したい場面もありますよね。そんなときはEnterを押す前にAltキーを押し続けてください。はい、これだけでOKです。
うっかりタブを閉じてしまった?心配いりません。Ctrl + Shift + Tで復活させられます。このショートカットは最大10回まで連続使用でき、直前に閉じたタブから順番に(後入れ先出し方式で)復元されていきます。
キーボードよりマウス派という方は、任意のタブを右クリックしてみてください。タブを閉じる・閉じたタブを開き直す項目に加え、[他のタブを閉じる]、[右側のタブを閉じる]、[複製]など、実用的な機能が揃ったコンテキストメニューが現れます。
タブを素早く閉じたいなら、Chromeの実験的機能を試してみましょう。chrome://flagsを開き、Enable fast tab/window close(高速なタブ/ウィンドウ終了)を検索してください(ヒント: Ctrl - Fでページ内検索できます)。それが該当のフラグです。
ついでにもうひとつ、Enable Offline Auto-Reload Mode(オフライン時の自動再読み込みモード)もオンにしておくのがおすすめです。有効化しておけば、インターネット接続が復旧した際に各タブを手動で再読み込みしなくても、Chromeが自動的に処理してくれます。
表示中のタブだけを再読み込みしたい場合は、Only Auto-Reload Visible Tabs(表示中のタブのみ自動再読み込み)というフラグを試してください。これらの変更を反映するには、Chromeの再起動が必要です。
ウィンドウを管理する
オンラインでの作業は、目的別に論理的な単位で別々のウィンドウに分けるのがおすすめです。その方がタブの状況を把握しやすくなります。
新しいウィンドウを開くのは簡単、Ctrl + Nを押すだけです。もちろん、[ファイル] > [新しいウィンドウ]と辿る従来のやり方でも同じです。既存のウィンドウからタブを独立した新しいウィンドウに移したいときは、そのタブをドラッグしてウィンドウの外へ引き出すだけ。途中で気が変わったらEscキーを押せば、タブは元の位置に戻ります。
複数のタブをまとめて新しいウィンドウへ移すには、まずShiftキーを押しながらタブを1枚ずつ選択し、そのグループごとドラッグしてウィンドウの外へ出しましょう。
シークレットモードをよく使う方は、Ctrl + Shift + Nというショートカットを覚えておくと、新しいシークレットウィンドウを素早く開けられます。シークレットモードは、ショッピング時により安いプランを探す、借りたPCでアカウントにログインする、クーポンをまとめて印刷する、といった用途にぴったりです。
タブの切り替えを快適に
Ctrl + Tabで前方へ、Ctrl + Shift + Tabで後方へ、タブを順送りできます。Macユーザーの皆さん、ここが重要です。この切り替えショートカットについては、macOSでもCmdではなくCtrlキーを使ってください。
ちなみにWindowsでは、Ctrl + Pg Dnで次のタブ、Ctrl + Pg Upで前のタブへ移動できます。MacでもCmd + Option + 右/左矢印でタブを行き来できます。予想通り、右矢印で次のタブ、左矢印で前のタブに移ります。
Ctrl + 1で1番目のタブ、Ctrl + 2で2番目のタブ…と、数字キーで直接ジャンプできるのはご存じでしたか?これは8番目まで(Ctrl + 8まで)有効です。Ctrl + 9にもちゃんと役目があります。開いているタブが5枚でも100枚でも関係なく、常に現在のウィンドウの一番右端のタブへ飛べるのです。
タブをミュートする
ウェブページに埋め込まれた自動再生の音声や動画に対しては、こちらからできることは多くありません。しかし、少なくともミュートして黙らせることはできます。タブのミュート機能は長年多くのユーザーに望まれており、主要ブラウザのほとんどがネイティブ機能として搭載しました。そして先陣を切ったのがChromeです。
SafariやFirefoxと同様、Chromeでもタブの右クリックメニューから任意のタブをミュートできます。また、音声/動画が再生中のタブには小さな音量アイコンが表示されます。SafariやFirefoxでは、そのアイコンをクリックするだけでミュートできますが、Chromeで同じ操作をするには、chrome://flagsでEnable tab audio muting UI controlフラグを有効化し、Chromeを再起動する必要があります。
タブを一時停止する
GoogleはChromeのメモリ問題を解消する一環として、タブ破棄(discarding)機能に取り組んでいます。この機能はchrome://flagsでEnable tab discarding(タブの破棄)フラグを設定すれば、今すぐ試せます。有効化してChromeを再起動すると、非アクティブなタブがメモリ節約のため一旦「休止」されますが、タブバーには残ったままです。破棄されたタブはワンクリックで再読み込みできます。
Chromeがタブを破棄する順序には優先度が設けられています。ブックマークなどの内部ページが真っ先に破棄され、ピン留めされたタブとアクティブなタブは最後に回されます。しかもそれは、メモリが本当に逼迫している場合だけです。
タブ破棄は、試してみる価値のある隠れたChrome設定のひとつにすぎません。
開いている全タブを一括ブックマーク
開いたままのタブを片付けて、まっさらな状態からスタートすることが、頭の中のスペースを取り戻すための最短ルートである場合があります。
とはいえ、役立つタブを失う必要はありませんし、1枚ずつブックマークする手間も要りません。開いているタブ全体をブックマークの1つのフォルダにまとめて保存し、改めて全部に取り組む気になったときに、数クリックで復元すればいいのです。
すべての開いているタブを一括保存するには、任意のタブを右クリックしてコンテキストメニューの[すべてのタブをブックマーク]を選択し、専用の新しいフォルダに保存します。再び開きたくなったらフォルダを右クリックすれば、現在のウィンドウでまとめて開くか、新しいウィンドウで開くかを選べます。
まとめ
Chrome標準のタブ管理機能は、タブを自分の手のひらでコントロールするための絶好の出発点です。たとえ途方もない数のタブを開いていても、タブと向き合う良い習慣さえ身につければ十分挽回できます。Chromeに限らず、どのブラウザでも同じことが言えます。
高速ブラウジングにはマウスとキーボードのどちらを使っていますか?光速でChromeのタブを操作・移動するために欠かせないショートカットはありますか?ぜひコメント欄でお気に入りの技を教えてください!
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