Google、Windows 7向けChromeサポートを延長へ――その背景と企業ユーザーへの影響
Googleは、Windows 7向けGoogle Chromeのサポートを2023年1月15日まで延長すると発表しました。対象となるのは「重要な更新およびセキュリティ更新」です。同社は当初、Windows 7のサポートを2021年7月15日に終了する予定でしたが、その後2022年1月15日まで延長し、今回さらに1年間の延長を決定しました。
Google Chromeは世界で最も人気のあるブラウザであり、依然としてレガシーOSを使用し続けている組織にとって、サポート終了は大きな打撃となり得ました。なお、Microsoft自身も2020年1月にWindows 7のサポートを終了しています。
なぜサポートは延長されたのか?
GoogleがWindows 7向けサポートを延長したのは、世界中の組織が直面している課題への配慮だとみられます。パンデミックの影響に対応しながら急速に変化する働き方へ適応する中で、多くの企業はOS移行を優先課題として位置づけられずにいました。
Googleが2020年第2四半期に公表したレポートによると、Chromeを利用していた組織のうち21%が、まだWindows 10への移行途中だったとのことです。今回の延長により、こうした組織は移行期間中も従業員を柔軟にサポートしながら、Chromeのエンタープライズ機能を最大限に活用できるようになります。
企業ユーザーにとってこの延長が意味すること
いまだWindows 7を使い続けている法人顧客にとって、この発表は大きな安堵材料となるでしょう。Microsoftは2020年1月にWindows 7のサポートを終了しており、Googleも2022年1月にはWindows 7上のChromeサポートを打ち切る予定でした。
つまり、Windows 7を使い続ける組織でも、当面はブラウザに関するセキュリティ問題や脆弱性を心配する必要がなくなります。また、この決定には、同じくChromiumベースである新版Microsoft Edgeへの乗り換えを防ぎたいという思惑もあると考えられます。
2015年の登場当初、Microsoft EdgeはWindows 10専用でしたが、Chromiumベースの新Edgeの登場によって状況は一変しました。新しいEdgeはWindows 7やWindows 8.1でも利用可能であり、その採用率もかなりの水準に達しています。
とはいえ、ユーザーのプライバシー管理については疑問の声があるものの、Chromeは今なお最高のブラウザの一つです。非常に多用途であり、生産性を最大化するための便利な機能が数多く組み込まれています。
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