Windows 7サポート終了で何が起こる?ユーザーが知っておくべき影響とアップグレード準備ガイド
2020年1月、Windows 7のサポートが正式に終了しました。これは一つの時代の幕引きを意味します。いまだにWindows 7を使い続けている場合、セキュリティ更新プログラムやバグ修正が提供されなくなるため、PCを安全に使い続けるためには適切な準備が必要です。本記事では、「サポート終了後もWindows 7は動くのか」「Windows 10/11への移行を検討すべきか」「移行前に何を準備すべきか」といった疑問にわかりやすくお答えします。
サポート終了後もWindows 7は動かなくなる?
結論から言えば、OS自体が動かなくなることはありません。ただし、マイクロソフトからのセキュリティ更新プログラムが提供されなくなるため、新しいウイルスやサイバー攻撃に対して無防備な状態になります。Windows 7のPCは引き続き動作しますが、時間とともに陳腐化していく点には注意が必要です。
今のPCでもWindows 10/11にアップグレードできる?
Windows 10/11は最新のコンピューター向けに設計されているため、現在お使いのPCでも問題なく動作する可能性は高いといえます。Windows 10の主なシステム要件は以下の通りです。
- 1GHz以上のプロセッサー
- 32ビット版で1GB / 64ビット版で2GB以上のRAM
- 32ビット版で16GB / 64ビット版で20GB以上のハードディスク空き容量
- DirectX 9以降に対応したグラフィックカード
- 800 x 600以上の解像度のディスプレイ
なお、Windows 11へのアップグレードを検討している場合は、上記に加えて「TPM 2.0」や「UEFI + セキュアブート」などより厳格な要件が求められるため、事前にマイクロソフト公式の「PC正常性チェックアプリ」で対応状況を確認しておきましょう。
アップグレードするとファイルは消えてしまう?
マイクロソフトによれば、アップグレードの過程でファイルやデータが失われることはないとされています。しかし実際には、アップグレード時にファイルが消失したという報告も少なからずあります。万が一に備え、アップグレードを実行する前に必ずバックアップを作成しておきましょう。
バックアップ先としては、マイクロソフトが推奨するOneDriveが便利です。クラウドストレージに重要なファイルやドキュメントのコピーを保存しておけば、新しい環境との同期もスムーズに行えます。ただし、保存するファイルが多い場合は無料枠(5GB)では足りず、有料プランの契約が必要になる点には注意してください。
OneDrive以外にも、DropboxやGoogle Driveなどのクラウドサービスを活用できます。外付けHDDやUSBメモリへの物理バックアップと組み合わせれば、さらに安心です。
アップグレードしないまま使い続けたらどうなる?
アップグレードを強制されることはありません。ただし、Windows 7のままではアプリや機能の更新サポートを受けられなくなり、今後新たに発見されるセキュリティ脆弱性や脅威からPCを守れなくなります。ネットバンキングやオンラインショッピングなど、個人情報を扱う用途があるなら、そのリスクは決して小さくありません。
これからもWindows 7をインストール・認証できる?
どうしてもWindows 7を使い続けたいという方はご安心ください。マイクロソフトは、今後もデバイスへのWindows 7のインストールと認証(アクティベーション)が可能であることを明言しています。なお、企業向けには有償の延長セキュリティ更新プログラム(ESU)プログラムが用意されていましたが、個人ユーザー向けの提供はすでに終了しています。
Windows 7を使っているのは自分だけ?
いいえ、あなただけではありません。とはいえ、世界のシェアでは状況が大きく変わりつつあります。ある四半期末の時点で、Windows 10は約39%の市場シェアを獲得し、Windows 7を抜いて世界で最も人気のあるWindowsとなりました。
世界中のWindowsユーザーは10億人を超えると言われています。つまり、この数字は数億人のユーザーがすでにWindows 10へ移行済みであることを意味します。
Windows 7サポート終了に向けて準備する方法
マイクロソフトによるWindows 7サポート終了の発表後、多くのユーザーがアップグレードを検討し始めました。ここでは、Windows 10/11へのアップグレードに向けた準備の手順をご紹介します。
1. PCの互換性を確認する
多くのPCメーカーは、各種OSバージョンとの互換性を保つよう努めています。お使いのPCがWindows 10/11に対応しているかどうかは、PCメーカーの公式サイトで確認しましょう。
2. ディスクの空き容量を確保する
Windows 10/11には最低16GBの空きディスク容量が必要ですが、余裕を持ってそれ以上を確保しておくのが安全です。日々のPC利用やウェブ閲覧の中で蓄積されるジャンクファイルやキャッシュ、一時ファイルは、システム容量を大きく圧迫します。Outbyte PC Repairのようなサードパーティ製PC修復ツールを活用すれば、こうした不要ファイルを簡単に削除できます。
3. バッテリーを満充電にする、またはUPSに接続する
理想的な環境では、Windows 10/11のダウンロードは1時間以内、インストールも数時間で完了します。しかし現実には、そう順調にいかないケースも少なくありません。
マイクロソフトは更新プログラムのサイズ縮小に成功していますが、大型アップグレードは依然として大きなデータ量になります。しかもこれはアップグレード部分のみで、複雑なセットアップ作業は含まれていません。
インストール中は、ファイルの展開やハードウェアに合わせた設定の再構成などが行われます。この間に電源が切れてしまうと、アップグレードが失敗し、最悪の場合システムが起動しなくなることもあります。ノートパソコンならバッテリーを満充電にし、デスクトップならUPS(無停電電源装置)に接続しておきましょう。
4. ウイルス対策ソフトを一時的に無効化する
意外に思われるかもしれませんが、ウイルス対策ソフトはOSアップグレードが失敗する原因として最も一般的なものの一つです。セキュリティソフトは、システム構成の変更をブロックするのが本来の役割だからです。
ウイルス対策ソフトは、アップグレードをシステムへの攻撃と誤認識してブロックすることがあります。インストールトラブルを避けるため、アップグレード中はウイルス対策ソフトを一時的に無効化し、完了後に必ず再度有効化してください。
まとめ
この記事は、読者を怖がらせて無理にアップグレードさせることが目的ではありません。アップグレードしなかった場合に何が起こるのかを正しく理解し、移行を検討している方には準備のヒントをお伝えすることが狙いです。
どのWindows OSでも、リリース直後には予期せぬ不具合が発生することがあり、それは経験の一部ともいえます。だからこそ、事前の知識と入念な準備が大切なのです。
あなたはすでにWindows 10/11へアップグレードしましたか?それともWindows 7を使い続ける予定ですか?ぜひコメント欄でお聞かせください。
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