LINE vs WhatsApp 徹底比較|通話品質・機能・セキュリティ、どちらを選ぶべき?
WhatsAppとLINEは、どちらもスマートフォンで無料の通話の発信・受信ができる、世界的に人気のインスタントメッセージングアプリです。しかし、通話料金の節約にはどちらが適しているのか、クリアな通話品質を楽しめるのはどちらなのか。本記事では両アプリを実際にテストし、人気度、コスト、機能などの基準で徹底比較しました。
総評
LINEの特徴
- 無料のビデオ通話・音声通話
- 優れた通話品質
- 低料金でアプリ未使用の携帯電話や固定電話にも発信可能
- ECDHプロトコルによる暗号化
WhatsAppの特徴
- 世界的に巨大なユーザーベース
- 無料のビデオ通話・音声通話
- データ消費量が多い
- WhatsAppユーザー同士しか通話できない
- Signalプロトコルによる暗号化
- 一部の国で利用がブロックされている
2つのアプリは非常に似た機能を提供しています。どちらも無料でダウンロードでき、無料の音声通話・ビデオ通話に対応し、ファイルや位置情報の共有も無料で行えます。最終的には、友人や家族がどちらを使っているか、そしてどちらのインターフェースがより使いやすく快適に感じるかで選ぶことになるでしょう。
人気度:ほぼ世界中で使われているWhatsApp
LINE
- 一部のアジア諸国で人気
- 世界最大のユーザーベース
- 一部の中東諸国でブロックされている
アプリを選ぶ際、利用者数は重要な判断材料になります。同じアプリのユーザー間の通話は無料なので、1つのアプリ上に友人や連絡先が多ければ多いほど、無料のVoIP通話やビデオ通話を利用する機会が増えます。
この点で明確な勝者はWhatsAppです。世界最大のユーザーベースを誇っています。WhatsAppが世界的に普及しているのに対し、日本発のLINEの人気は一部のアジア諸国に集中しています。
音声通話・ビデオ通話:両アプリで利用可能
LINE
- 無料の音声通話
- 無料のビデオ通話
- 無料の音声通話
- 通話時のデータ消費量が大幅に多い
両アプリともユーザー間の無料音声通話に対応しています。WhatsAppがこの機能を導入したのは2015年初頭で、LINEの方が先に搭載していました。この長い実績があるためか、LINEの通話品質はWhatsAppよりも高い傾向にあります。WhatsAppのネットワーク上のユーザー数の多さも影響しているかもしれません。さらに、WhatsAppの通話はLINEの通話よりもデータを多く消費する傾向があり、モバイルデータをより早く消費します。この部門の勝者は間違いなくLINEです。
固定電話・携帯電話への発信:LINEならどこにでもかけられる
LINE
- あらゆる携帯電話・固定電話に発信可能(ネットワーク外への通話は少額の料金がかかる)
- WhatsAppユーザー同士しか通話できない
WhatsAppでは、インターネットに接続していない相手や、WhatsAppに登録していない相手には海外でも電話をかけることができません。WhatsAppは自ネットワークの外へは対応していません。一方、LINEなら「LINE Out」機能を使って、固定電話か携帯電話かを問わず、世界中のどの電話番号にも安い料金でかけることができます。LINE Outの料金はVoIP市場でも十分に競争力があります。WhatsAppがユーザー間の通話しかできないことを考えると、この部門でLINEは高評価です。
グループメッセージ:LINEはより大規模なグループに対応
LINE
- 最大200人のグループ通話
- 最大8人のグループ通話
両アプリともグループでのコミュニケーションに対応しています。LINEのグループは最大200人まで参加可能ですが、WhatsAppは8人までしか対応していません。また、グループ管理機能もLINEの方がWhatsAppよりも優れています。この部門はLINEの勝ちです。
プライバシーとセキュリティ:暗号化は標準装備
LINE
- ECDHプロトコルによる暗号化
- 電話番号またはFacebookアカウントで登録
- Signalプロトコルによる暗号化
- 電話番号またはFacebookアカウントで登録
両アプリともネットワーク上の通信を暗号化しています。LINEはECDHプロトコルを、WhatsAppはSignalプロトコルを使用しています。
LINEとWhatsAppのどちらも、電話番号を使ってネットワークに登録します。これを懸念して電話番号を非公開にしたいと考える人もいるでしょう。ただし、両アプリとも電話番号の代わりにFacebookアカウントを使って登録することが可能です。
その他の機能:LINEはより柔軟性が高い
LINE
- 無料スタンプが豊富
- 他のユーザーとつながる方法が多数
- タイムラインなど、SNSのような機能を搭載
- スタンプは外部アプリ経由で利用
- SNSのような機能はあるが、タイムラインはない
- 主に中東を中心に、複数の国でブロックされている
LINEではスタンプ市場が発展しており、興味深い無料スタンプが多数あります。実在のキャラクターを描いたものや、感情を表現したものなど、バラエティ豊かなラインナップです。WhatsAppでもスタンプを送ることはできますが、通常は別のアプリが必要になります。
また、LINEのユーザーの中には電話番号を持っていない人もいます。そのため、LINEではスマートフォンの連絡先リスト以外の人ともつながることができます。友だち追加の方法も多彩で、相手のLINE QRコードをスキャンする方法や、2人でスマートフォンを近づけて振るだけでお互いをLINEの連絡先に追加できる機能などもあります。
両アプリともSNSアプリとしての側面を持っていますが、この点ではLINEの方が発展しており、タイムラインなどおなじみのソーシャル機能を備えています。
さらに注目すべき点として、WhatsAppの通話がブロックされている国(特に中東)でも、LINEはブロックされていない場合があります。
最終評価:人気度が気にならないならLINEがベストチョイス
アプリとその機能を総合的に考えると、ほとんどの面でLINEはWhatsAppよりも優れています。機能が豊富で、共通の機能がある場合でもLINEに軍配が上がります。
ただし、WhatsAppにはユーザーベースの大きさという大きな強みがあります。そのため、LINEの方が優れたツールであっても、多くの人はその人気ゆえにWhatsAppを選ぶことになるのです。自分のライフスタイルや連絡先の状況に合わせて、最適なアプリを選びましょう。
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