コンピュータのメンテナンス
 Computer >> コンピューター >  >> トラブルシューティング >> コンピュータのメンテナンス

ノートパソコンが頻繁にフリーズする?専門家が教える4つの対処法

パソコンはときどきフリーズすることがあります。軽微なソフトウェアの問題であれば、自然に解消されることも少なくありません。しかし、ノートパソコンでフリーズが頻発している場合は、放置できない深刻な問題のサインかもしれません。

この記事では、フリーズしたパソコンの復旧方法とトラブルの解決手順を解説します。まずは自分のノートパソコンの仕組みを理解し、問題の発生箇所を特定することから始めましょう。フリーズが頻繁に起こる主な原因と、それぞれの対処法についても詳しくご紹介します。

ノートパソコンの仕組み

ノートパソコンの各パーツは、一つの全体として連携しながら作業を処理しています。映画の視聴、プレゼン資料の作成、ゲームなど、どんな操作でも各パーツが互いにやり取りし、快適な体験を実現しています。

ここで、ノートパソコンの動作の流れを見てみましょう。パソコンを使用している間、CPUはマザーボードを通じて他のコンポーネントへ命令を送ります。すべてのパーツが接続されているのがこのマザーボードです。ハードドライブに保存されたOSはそれに応じて動作し、必要に応じてアプリやソフトウェアを起動します。また、RAM(メモリ)は使用中のデータを一時的に保存し、素早いアクセスを可能にします。RAMはハードドライブよりも高速に動作するため、マルチタスクがスムーズになります。

同時に、ビデオカード(GPU)は絶えず映像信号を生成し、スクリーンケーブルを通じて画面へ送信しています。レポートの入力中でもゲーム中でも、ほぼリアルタイムに画面へ表示されるのはこのためです。外部デバイスなども、ノートパソコン内のさまざまなコンポーネントの助けを借りて動作しています。

このように、ノートパソコンはほぼすべてのパーツが連動して動く仕組みです。だからこそ、フリーズの原因もおのずと見えてきます。多くの場合、重要なパーツの不具合が引き金となり、正常な動作に支障をきたしたり、最悪の場合は起動すらできなくなったりします。

なぜノートパソコンはフリーズするのか?

ノートパソコンが頻繁にフリーズする?専門家が教える4つの対処法

ノートパソコンは多くのパーツが正常に機能して初めて成り立つため、一部に不具合が生じると、故障の初期段階でも症状が現れやすいものです。問題に早く気づいて対処するほど、さらなる損傷や完全なクラッシュを回避しやすくなります。

ノートパソコンがフリーズし始めたとき、原因は大きく3つに分類できます。「ディスプレイの問題」「システムへの過負荷」「ハードドライブの故障」です。まれに、キーボードやマウスの故障というケースもあります。

ハードウェアの問題を正確に切り分けるには、まず自分のノートパソコンがどの種類のフリーズを起こしているかを見極めることが大切です。フリーズはどれも同じように見えますが、デバイスの挙動によってエラーの内容が異なります。

フリーズの種類

部分フリーズ

部分フリーズは、影響範囲の広さで判断できます。音楽プレーヤーやブラウザからは音声が聞こえているのに、画面だけが完全に固まっている――こんな状態です。数秒後に元に戻ることもあれば、戻らないこともあり、再起動が必要になる場合もあります。

原因は単一のアプリや実行中のプロセスであることが多く、ハードドライブやRAMの故障のサインである可能性もあります。

汎用フリーズ

どんな操作にも一切反応しなくなる状態を「汎用フリーズ」と呼びます。通常はしばらくすると元に戻ります。

ランダムハング

汎用フリーズと異なり、ランダムハングはパソコンを完全に無反応にします。再起動するまで回復しません。

ノートパソコンがフリーズしたときの対処法

ハードウェア故障の修理に入る前に、まず試してほしいことがいくつかあります。具体的には、「ノートパソコンの再起動」「マウスとキーボードの確認」「データのバックアップ」「ハードウェアの診断」の4つです。

1. ノートパソコンを再起動する

再起動は、小さなエラーやソフトウェアの不具合に対して非常に有効な手段です。利便性から、ノートパソコンユーザーは画面を閉じるだけで「電源を切ったつもり」になっていることが多いのではないでしょうか。完全にシャットダウンしない限り、RAMに保存されたキャッシュデータはリセットされずに残り続け、メモリを圧迫する原因になります。

フリーズの原因が軽微なものであれば、再起動だけで解決できることもあります。パソコンをリフレッシュしてリセットすることで、すべてが再びスムーズに動くようになります。

2. データをバックアップする

再起動とデータバックアップは、ほぼすべてのパソコントラブルにおいて最初に行うべき2大対策です。データを安全な場所にバックアップしておけば、万が一ノートパソコンに何かあってもデータは守られます。データ復旧に時間や費用をかける必要もなくなります。

外付けドライブなどのオフラインストレージでも、クラウドストレージサービスでも、どちらも優れたバックアップ先です。実際、バックアップは多ければ多いほど安心で、どこからでもファイルにアクセスできるようになります。

3. キーボードとタッチパッドを確認する

キーボードやマウスの故障も、ノートパソコンが反応しないように見える原因になります。液体による濡れでキーが固着・錆びたり、キーの隙間にホコリや食べかすが入り込んで接続部が損傷したりすると、キーボードが故障することがあります。マウスやノートパソコンのタッチパッドも同様です。

そのため、他のパーツを調べる前に、外付けのキーボードとマウスを使って、本体のキーボードとタッチパッドが原因かどうかを確認しましょう。外付け機器を使ってもフリーズが続くようなら、キーボードとタッチパッドは無実です。次の診断ステップに進みましょう。

4. ハードウェアの不具合を診断する

ハードドライブの故障、RAMへの過負荷、ビデオカードの不具合は、いずれもノートパソコンのフリーズの原因になり得ます。テストを実行して不具合の有無を確認し、故障したパーツを交換することで問題を解決できます。

再起動後、通常どおり操作できるのであれば、ソフトウェアユーティリティや内蔵ツールを使って初期テストを行いましょう。フリーズがひどくてまともに操作できない場合は、起動前診断(pre-boot diagnostics)を利用するか、パーツを取り出してデスクトップパソコンでテストする方法があります。

起動前診断(pre-boot diagnostics)とは

ほとんどのパソコンには、システム全体のコンポーネントに対して基本テストを実行できる内蔵ツールが搭載されています。これが「起動前診断(pre-boot diagnostics)」または「ブート診断」と呼ばれるものです。Apple Macでは「Apple Diagnostics」という名称です。この診断ツールを使えば、ハードドライブ、バッテリー、ビデオカード、RAMなどの不具合を発見できます。

起動前診断に入るための専用キーはブランドごとに異なります。Dellなら「F12」、Appleなら「D」、HPなら「Esc」などです。起動時にロゴ画面が表示されたタイミングで対応するキーを押せば、自動的にテストが実行されます。それでは、フリーズを引き起こす可能性のある各パーツの故障について見ていきましょう。

ハードドライブの故障を診断する

ノートパソコンが頻繁にフリーズする?専門家が教える4つの対処法

ハードドライブの故障は非常によくあるパソコントラブルで、ノートパソコンのパフォーマンスに大きな影響を与えます。動作が普段より遅くなったり、起動時エラーが発生したり、フリーズの原因になったりします。

OSやインストール済みのソフトウェア・アプリはすべてハードドライブに保存され、そこから実行されます。そのため、ハードドライブに不具合があるとパフォーマンス低下は一目瞭然です。ファイルが破損・消失したり、システムが正常に動作しなくなったりし、最終的にはフリーズにつながることもあります。

ハードドライブは理論上長寿命ですが、性能はそうはいきません。そのため、修理ではなくドライブ丸ごとの交換をおすすめします。ハードドライブを入念にテストし、必要に応じて修復してください。ディスク修復ユーティリティでソフトウェア関連の問題は修復できますが、いずれドライブ自体は寿命を迎えます。ハードドライブのエラーの種類とセルフ修理の方法については、「ハードドライブの8大トラブルと自分で直す方法」の記事も参考にしてください。

RAMの不具合を診断する

ノートパソコンが頻繁にフリーズする?専門家が教える4つの対処法

RAMは、快適なマルチタスク環境を支える役割を担っています。揮発性メモリを使ってハードドライブからのデータを高速に一時保存することで、複数のアプリを同時に立ち上げてもストレスなく使えるのです。RAMはハードドライブより高速に動作するため、データを一時的に置いておくことで、ハードドライブに何度もアクセスすることなくウィンドウを素早く表示できます。

そのため、RAMに不具合が起きるとプロセスが中断され、ノートパソコンがフリーズすることがあります。日頃から、バックグラウンドで動いている不要なプロセスに注意を払いましょう。RAMの使用量が過剰になり、動作が遅くなる原因になります。

RAMの故障を診断するには、起動前診断、RAM解析ソフト、予備のメモリモジュールでの差し替えテストなどの方法があります。ただし、最近のノートパソコンの多くはRAMがマザーボードに内蔵されており、チップを取り出してテストすることはできません。その場合は、起動前診断かMemtestのようなRAM解析ソフトを使うことになります。RAMのエラーは比較的まれですが、フリーズの根本原因である可能性は十分にあります。

ビデオカードの不具合を診断する

ノートパソコンが頻繁にフリーズする?専門家が教える4つの対処法

ビデオカード(GPU)は、画面上の表示を動かす役割を担うパーツです。そのため、GPUの故障によるフリーズの場合、必ずしも処理自体が止まっているわけではありません。画面がGPUから正確な映像信号を受け取れていないだけというケースもあります。キーやマウス操作に画面が反応しなかったり、色が乱れて表示されたりすることもあります。

GPU故障の主な原因は、過熱と経年劣化です。ビデオカードはCPUと同じくプロセッサの一種で、ひと回り小さいだけです。ノートパソコン内部の熱が適切に放散されないと、過労状態になって熱で変形することがあります。GPUの故障は、色のブロックが混ざった画面の乱れや、真っ暗な画面といった症状で判別できます。

画面とGPUをテストするには、ノートパソコンを外部モニターに接続してみましょう。GPUに故障がある場合、外部モニターにもノートパソコンと同じ症状が現れるはずです。映像信号自体が不正確になっているため、どの画面に表示しても同じ画像になるからです。

多くのノートパソコンのRAMと同様、ビデオカードも通常はマザーボードに内蔵されており、単体で取り外すことはできません。そのため、GPUが壊れていると判明した場合は、マザーボードごと交換が必要になります。マザーボードの修理は複雑で難易度が高いことで知られているため、少し厄介です。ノートパソコンの画面トラブルについては、こちらの記事もご覧ください。

少し探偵気分で調査すれば、ノートパソコンの不調の原因は見つけられるはずです。小さな問題かもしれないし、ハードウェア故障かもしれません。深刻化する前に早期に対処することが何より大切です。

シドニーでのパソコン修理ならSafemode Computer Serviceへ

ノートパソコンが頻繁にフリーズする?専門家が教える4つの対処法

忙しくて自分で対処する時間がない?技術に自信がない?そんなときは、プロの修理サービスを検討してみてはいかがでしょうか。

メーカー正規のサービスセンターで修理できない場合は、サードパーティの修理業者に頼ることになります。私たちSafemode Computer Serviceにお任せください。シドニー・インナーウェストの店舗にノートパソコンをお持ちいただければ、迅速にトラブルの原因を診断いたします。高評価をいただいている専門技術でお客様に最適な修理ソリューションをご提案します。経験豊富な技術者がいつでもお手伝いします!Enmore店までお越しいただくか、こちらからご予約ください。

  1. Windows 10で「このビルドのWindowsはまもなく期限切れになります」エラーを修正する方法

    Windows Insider Previewプログラムを利用すると、正式リリース前のWindows 10の最新ビルドをいち早く試すことができます。新機能のテストや開発チームへのフィードバックを通じて、Windows 10の進化に直接貢献できるのが魅力です。 しかし、利用しているInsider Previewビルドのサポート期限が切れることがあります。これは、Microsoftが現在使用中のプレビュー版のサポートを終了したことを意味し、「このビルドのWindowsはまもなく期限切れになります」というエラーが表示されるようになります。 では、このエラーはどうすれば解決できるのでしょうか? 「この

  2. 0xc000007Bエラーの原因と対処法 – アプリケーションを正しく初期化できませんでした

    0xc000007Bエラーは、Windowsシステム内のファイルや設定が正しく動作していないことが原因で発生するエラーです。この問題が起きると、Windowsが必要なファイルを読み込めなくなり、アプリケーションが正常に実行できなくなります。Internet ExplorerやVisual Studioなどのプログラムを起動しようとした際に、このエラーメッセージが表示されることが多いようです。煩わしいエラーメッセージを解消するためには、根本的な原因を突き止めて修正する必要があります。本記事では、0xc000007Bエラーを解決するための具体的な手順をご紹介します。 0xc000007Bエラーの