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Windows 11/10 で Hyper-V 仮想マシンをセットアップする方法【有効化から作成まで完全解説】

Windows 11/10 上でテストや検証などの目的に合わせて Hyper-V 仮想マシンをセットアップしたい場合は、この記事をご覧ください。Windows 10/11 で Hyper-V 機能を有効化する方法と、Hyper-V マネージャーで新しい仮想マシンを作成・構成する方法を詳しく解説します。

Microsoft は Windows Server 2008 以降のバージョンに Hyper-V テクノロジーを統合してきました。現在では、Windows 10 および 11 にも Hyper-V が標準搭載されており、一般ユーザーでも、メインマシンの OS(ホスト)に影響を与えることなく、仮想マシン(VM / ゲストマシン)上で複数の OS を実行できるようになっています。

実際、Microsoft Hyper-V はネイティブのハイパーバイザーであり、仮想ハードウェア上で完全に独立した OS(ゲスト OS)を実行できます。これにより、アプリケーションのテストやデバッグなどを安全に行うことが可能です。Hyper-V は、VirtualBox や VMware といった主要な仮想化ツールと同等の高機能とパフォーマンスを提供するように設計されています。

本記事では、Windows 11/10 で Hyper-V を有効化するために必要な手順と、Hyper-V マネージャーで仮想マシンをセットアップする方法を詳しく紹介します。

Windows 11/10 で Hyper-V 仮想マシンを作成する方法

  • ステップ1. Hyper-V の動作要件を確認する
  • ステップ2. Hyper-V 機能を有効にする
  • ステップ3. Hyper-V で仮想マシンを作成する
  • ステップ4. 仮想マシンに OS をインストールする

ステップ1. Hyper-V の動作要件を確認する

Hyper-V を実行するには、いくつかの要件を満たしている必要があります。Hyper-V を有効にする前に、以下の要件を必ず確認してください。

1. PC の物理メモリ(RAM)は最低 4GB 以上が必要です。仮想マシン構成時の動作遅延を防ぐためには、8GB 以上への増設がおすすめです。

2. Windows 10/11 のエディションは Pro(Professional)、Enterprise、Education のいずれかである必要があります。Home エディションでは Hyper-V を利用できません。

3. PC には、Second Level Address Translation(SLAT)に対応した64ビットプロセッサ(CPU)が必要です。

※補足:SLAT(Second Level Address Translation)は、仮想化技術がサポートされている場合に利用できるハードウェア機構です。Intel 製 CPU をお使いの場合は、プロセッサーの仕様ページで「高度な技術」欄の「Intel® Virtualization Technology(Intel® VT-x)」が記載されているかを確認してください。または、BIOS で「Virtualization Technology」が有効になっているかも確認できます(下記4参照)。

4. Hyper-V を実行するには、BIOS で以下の項目が有効になっている必要があります。

  • 仮想化技術(Virtualization Technology)
  • ハードウェアによるデータ実行防止(DEP)

※注意点:

1. 上記の項目がすでに有効になっているかを確認する方法:

1. コマンドプロンプトを開き、「systeminfo.exe」と入力します。

2. レポートの末尾までスクロールし、「Hyper-V の要件」が満たされているかどうかを確認します。満たされていない場合は、以下の手順に従って BIOS で有効にしてください。

Windows 11/10 で Hyper-V 仮想マシンをセットアップする方法【有効化から作成まで完全解説】

2. BIOS で仮想化技術とデータ実行防止(DEP)を有効にする方法:

1. PC を再起動し、メーカーのロゴが表示されたタイミングで F2、F10、F8、F12、Del キーのいずれかを繰り返し押して、BIOS/UEFI 設定画面に入ります(*キーはメーカーによって異なります)。

2. BIOS で仮想化を有効にする:

a. Intel 製 CPU の場合:

  • 「Advanced」タブを開き、「Virtualization」(Intel® Virtualization Technology(VT-x))を「Enable(有効)」に設定します。

※注意:BIOS によっては、この設定が「Performance」や「System Configuration」セクションにある場合があります。

b. AMD 製 CPU の場合:

  • 「M.I.T.」タブ →「Advanced Frequency Settings」→「Advanced Core Settings」を開き、「SVM Mode」(Secure Virtual Machine)を「Enable(有効)」に設定します。

3. BIOS でデータ実行防止(DEP)を有効にする:

PC メーカーによって設定場所や名称が異なり、「Advanced」または「Performance」セクション内にあり、「Data Execution Prevention」「XD」「Execute Disable」「NX」などの名称で表示される場合があります。

ステップ2. Windows 10/11 で Hyper-V 機能を有効にする方法

Hyper-V は複数の方法でインストールできます。最も一般的なのは「Windows の機能」から有効化する方法ですが、PowerShell や DISM(Deployment Image Servicing and Management)ツールを使ってインストールすることも可能です。ここでは、「Windows の機能」から Hyper-V を有効化する手順を紹介します。

1. 検索ボックスに「Windows の機能の有効化または無効化」と入力し、「開く」をクリックしてウィザードを起動します。

Windows 11/10 で Hyper-V 仮想マシンをセットアップする方法【有効化から作成まで完全解説】

2. 「Hyper-V」にチェックを入れ、「OK」を選択します。

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3. Windows による Hyper-V のインストールが完了するまで待ち、指示が表示されたら PC を再起動します。

ステップ3. Hyper-V で新しい仮想マシンを作成・構成する方法

再起動後、最初の Hyper-V 仮想マシンを作成する準備が整いました。仮想マシンの作成には「クイック作成」アプリか「Hyper-V マネージャー」を使用できます。このチュートリアルでは、Hyper-V マネージャーを使って説明します。

Hyper-V マネージャーで仮想マシンをセットアップする手順:

1. 検索バーに「Hyper-V マネージャー」と入力し、「開く」または「管理者として実行」をクリックしてプログラムを起動します。

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2. Hyper-V マネージャーが開いたら、自分のデバイス名を選択して、右側の操作メニューを表示します。

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3. 「操作」タブから「新規」をクリックし、「仮想マシン」を選択します。

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4. 仮想マシンウィザードの新しいウィンドウが表示されます。左側のペインには、仮想マシン作成までの一連の工程が一覧表示されます。「次へ」をクリックして作業を開始しましょう。

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5. 作成する仮想マシンの名前を指定して「次へ」をクリックします。複数の仮想マシンを作成する場合に識別しやすくなります。*

※注意:初心者の方は、仮想マシンの保存先となる既定の場所は変更しないことをおすすめします。

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6. 世代の選択は、仮想マシンの用途によって異なります。32ビットおよび64ビット両方のレガシーおよび最新プログラムを実行する予定がある場合は「第1世代」を検討してください。一方、64ビット専用の高度なプログラムを実行する場合は「第2世代」を選択します。このガイドでは「第1世代」を選択して「次へ」をクリックします。

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7. 次に、仮想マシンに割り当てるメモリを指定します。割り当てる最小メモリ量は、PC の物理 RAM 容量とインストールする OS によって決まります。インストールする OS(Linux、Windows Vista、Windows 7/8/10 など)の最小メモリ要件を確認し、パフォーマンス向上のため余裕を持たせた容量を設定しましょう。ここでは例として「2048 MB」を指定します。設定後、「次へ」をクリックします。

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8. 仮想マシンにネットワークアクセスを許可したい場合は、「Default Switch」を選択して「次へ」をクリックします。不要な場合は、既定の「接続なし」のまま先へ進みます(仮想マシンのセットアップ完了後に、いつでもネットワークを構成できます)。

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9. 続いて、仮想ハードディスク(ゲスト OS をインストールする領域)のストレージ容量を指定します。サイズは大きくなくても構いません。「仮想ハードディスクを作成する」を選択し、適切なサイズを割り当てて「次へ」をクリックします。

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10. 次の画面では、オペレーティングシステムをインストールするタイミングを選択します。仮想マシン作成直後に OS をインストールする場合(本記事で紹介する方法)、ゲスト OS のインストールメディア(CD/DVD または ISO イメージファイル)が必要です。*

※注意:このチュートリアルでは、ISO イメージファイルから Windows 7 をインストールする方法を紹介します。

a. 「ブータブル CD/DVD-ROM からオペレーティングシステムをインストールする」を選択します。

b. 「イメージファイル(.iso)」を選択し、「参照」をクリックします。

c. ISO インストールメディアファイルを選択して「次へ」をクリックします。

Windows 11/10 で Hyper-V 仮想マシンをセットアップする方法【有効化から作成まで完全解説】

11. 「概要」画面で設定内容を確認し、問題なければ「完了」をクリックします。変更が必要な場合は「戻る」を選択して設定を修正してください。

Windows 11/10 で Hyper-V 仮想マシンをセットアップする方法【有効化から作成まで完全解説】

12. Hyper-V による仮想マシンの作成と構成が完了したら、仮想マシンを選択し、右側のペインから「接続」をクリックします。

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13. 新しくポップアップしたウィンドウで「起動」をクリックすると、仮想マシンへの OS インストールが始まります。

Windows 11/10 で Hyper-V 仮想マシンをセットアップする方法【有効化から作成まで完全解説】

ステップ4. Hyper-V 仮想マシンに OS をインストールする

最後に、物理マシンに OS をインストールするのと同じ要領で、仮想マシンにオペレーティングシステムをインストールします。

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