Windows 10/11でWeb資格情報・Windows資格情報を削除・管理する完全ガイド
Windowsに標準搭載されている「資格情報マネージャー(Credential Manager)」は、アクセスする各種ウェブサイトやネットワーク上の場所のログイン情報(ユーザー名とパスワード)を自動的に保存しておく、デジタルライブラリのような機能です。以前のバージョンのWindowsから引き継がれたこの機能により、同じサイトへ次回以降自動的にログインできるようになり、機密性の高い重要な情報を効率的に管理できます。
資格情報マネージャーは、保存する資格情報を以下の2つのカテゴリに分けて管理しています。
- Web資格情報: Internet ExplorerやEdge、Microsoft製アプリ経由で各種ウェブサイトに入力した資格情報(ユーザー名、パスワード、メールアドレスなど)が保存されます。
- Windows資格情報: ネットワーク上の場所(社内のサーバーなど)への接続・認証、あるいはMicrosoftサービス(Office 365、OneDrive、Skypeなど)へのサインイン用に入力した資格情報が保存されます。
資格情報マネージャーを利用すれば、アプリケーションやサービスを使うたびに資格情報を再入力する必要がなくなり、大変便利です。しかし一方で、第三者があなたのPCにアクセスできてしまった場合、保存された機密データが漏洩するリスクにもつながります。
本記事では、Windows 10/11においてWeb資格情報およびWindows資格情報を管理・削除する方法を詳しく解説します。
Windows 11/10/8/7で資格情報マネージャーの資格情報を管理する方法 *
- パート1:Windowsに保存された資格情報を表示・削除する方法
- パート2:資格情報マネージャーに保存された全資格情報を一括削除する方法
資格情報マネージャーで資格情報を管理する手順
1. コントロールパネルから「資格情報マネージャー」を開くか、タスクバーの検索ボックスに「資格情報マネージャー」と入力して「開く」をクリックします。

■ Web資格情報を表示・編集・削除する場合
1. 「Web資格情報」タブを開き、保存されているすべてのWeb資格情報を確認して、削除したい項目を探します。
2. 確認したい資格情報の横にある矢印をクリックし、内容を表示するには「表示」をクリックします。削除したい場合は「削除」をクリックしてください。

■ Windows資格情報を表示・変更・削除する場合
1. 資格情報マネージャーで「Windows資格情報」タブをクリックします。
2. 表示・編集・削除したい資格情報を見つけ、その横にある矢印をクリックします。
3. 削除する場合は「削除」を、内容の確認や変更を行う場合は「編集」をクリックします。操作時にはWindowsアカウントのパスワードの入力を求められる場合があります。

■ 新しいネットワーク先の資格情報を追加する場合
新しくネットワーク上の場所(例:社内サーバー)への接続情報を登録したいときは、以下の手順で行います。
1. 「Windows資格情報を追加する」リンクをクリックします。

2. 接続先のインターネットまたはネットワークアドレスなどの必要な情報を入力し、資格情報(ユーザー名・パスワード)を記入して「OK」をクリックします。

資格情報マネージャーの全資格情報を一括で消去する方法
Web資格情報とWindows資格情報をひとつずつ削除するのが面倒な場合は、以下の手順で保存済みの全資格情報をまとめて削除できます。
1. キーボードでWindows + Rキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
2. テキストボックスに「notepad」と入力してEnterキーを押し、メモ帳を起動します。

3. メモ帳に以下のコードをコピー&ペーストします。
@echo off
cmdkey.exe /list > "%TEMP%\List.txt"
findstr.exe Target "%TEMP%\List.txt" > "%TEMP%\tokensonly.txt"
FOR /F "tokens=1,2 delims= " %%G IN (%TEMP%\tokensonly.txt) DO cmdkey.exe /delete:%%H
del "%TEMP%\List.txt" /s /f /q
del "%TEMP%\tokensonly.txt" /s /f /q
echo All done
Pause
4. 「ファイル」→「名前を付けて保存」をクリックし、「ファイルの種類」で「すべてのファイル」を選択して、ファイル名をClearcredentials.batとして保存します。
* 注意:ファイル名の末尾に必ず拡張子.batを付けてください。

5. メモ帳を閉じます。
6. 最後に、作成したClearcredentials.batファイルを右クリックし、コンテキストメニューから「管理者として実行」を選択します。コマンドプロンプトでスクリプトが実行され、Web資格情報とWindows資格情報がすべて一括で消去されます。処理が完了したら、任意のキーを押してコマンドプロンプトの画面を閉じれば完了です。

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