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Windows Server 2016/2012でバックアップを削除する方法|wbadminコマンドの使い方を徹底解説

Windows Serverバックアップユーティリティを使用して、Active DirectoryやスタンドアロンのWindows Server 2016または2012のバックアップを行っていると、バックアップコピーが複数蓄積されることで、バックアップ先ディスクの容量が不足することがあります。このような問題でお困りの方は、ぜひ本記事をご覧ください。

Windows Serverバックアップツールを使用すると、管理者はオペレーティングシステム、インストール済みアプリケーション、Active Directoryに関するすべての情報(システム状態バックアップ)を含むサーバーデータ全体のフルバックアップを実行できます。これにより、障害発生時に同一サーバーまたは別のサーバーへ復元することが可能になります(ベアメタル回復バックアップ)。

しかし、Windows Serverバックアップはシステム状態バックアップの実行時にディスク容量を自動管理しないため、時間の経過とともにバックアップ先の空き容量が不足し、以下のようなエラーが表示されることがあります。

「Windowsバックアップでバックアップターゲットへの書き込み中にエラーが発生しました。詳細なエラー:ディスクに十分な空き領域がありません。」

※補足:バックアップの数と使用容量を確認するには、Windows Serverバックアップユーティリティを開き、「宛先の使用状況(Destination usage)」セクションを確認してください。

Windows Server 2016/2012でバックアップを削除する方法|wbadminコマンドの使い方を徹底解説

本チュートリアルでは、Windows Server 2016またはServer 2012において、古いシステム状態バックアップやフルバックアップ(ファイル、アプリケーション、ベアメタル回復、システム状態)を削除するための詳細な手順をご紹介します。

Server 2012/2016でWindows Serverバックアップを削除する手順

手順1. まず、以下のコマンドを入力して、利用可能なすべてのWindows Serverバックアップとその種類(システム状態またはフル)を一覧表示します。

  • wbadmin get versions *

※補足:別のボリューム(ドライブ)上のバックアップを表示したい場合は、次のコマンドを入力します。

  • wbadmin get versions -backupTarget:ドライブ文字:\

例:Gドライブ上のバックアップを表示する場合は、次のように入力します。

  • wbadmin get versions -backupTarget:G:\

Windows Server 2016/2012でバックアップを削除する方法|wbadminコマンドの使い方を徹底解説

手順2. 次に、「Can Recover(回復可能)」の行を確認して、各バックアップの種類(システム状態またはフル)を特定します。削除したいバックアップの種類に応じて、以下の手順に進んでください。

A. システム状態バックアップを削除したい場合は、パート1へ進みます。

B. フルバックアップを削除したい場合は、パート2へ進みます。

Windows Server 2016/2012でバックアップを削除する方法|wbadminコマンドの使い方を徹底解説

パート1:Server 2016/2012でシステム状態バックアップを削除する方法

システム状態バックアップを削除するには、「WBADMIN DELETE SYSTEMSTATEBACKUP」コマンドを、以下のパラメーターと組み合わせて使用します。

-keepVersions:<保持するコピー数> | -version:<バージョン識別子> | -deleteOldest
-backupTarget:<ボリューム名>
-machine:<バックアップマシン名>
-quiet

実行例 *

※補足:コマンドプロンプトを管理者として実行してください。

A. 最も古いシステム状態バックアップを削除する場合は、次のコマンドを入力します。

  • wbadmin delete systemstatebackup -deleteOldest

※補足:Fドライブに保存されている最も古いシステム状態バックアップを削除する場合は、次のように入力します。

  • wbadmin delete systemstatebackup -backupTarget:f:\ -deleteOldest

Windows Server 2016/2012でバックアップを削除する方法|wbadminコマンドの使い方を徹底解説

B. 最新10件を残して、それ以外のすべてのシステム状態バックアップを削除する場合:*

  • wbadmin delete systemstatebackup -keepVersions:10

* 補足:
1. 上記コマンドの「10」の部分は、保持したい最新バージョンの数に応じて変更してください。
2. Fドライブ上で最新10件を除くすべてのシステムバックアップを削除する場合は、次のように入力します。

  • wbadmin delete systemstatebackup -backupTarget:f:\ -keepVersions:10

Windows Server 2016/2012でバックアップを削除する方法|wbadminコマンドの使い方を徹底解説

C. 特定のシステム状態バックアップを削除する場合:

1. 「Version Identifier(バージョン識別子)」の行を確認して、削除したいシステム状態バックアップを見つけます。

Windows Server 2016/2012でバックアップを削除する方法|wbadminコマンドの使い方を徹底解説

2. 以下のコマンドで、指定したバージョンのシステム状態バックアップを削除します。

  • wbadmin delete systemstatebackup -version:バージョン識別子

例:2018年11月10日12時12分に作成されたシステム状態バックアップを削除する場合は、次のように入力します(日付の形式は「wbadmin get versions」で表示された表記に従ってください)。

  • wbadmin delete systemstatebackup -version:10/11/2018-12:12

Windows Server 2016/2012でバックアップを削除する方法|wbadminコマンドの使い方を徹底解説

D. すべてのシステム状態バックアップを削除する場合:*

  • wbadmin delete systemstatebackup -keepVersions:0

* 補足:すべてのシステム状態バックアップを削除することは推奨されません。障害発生時に復元できなくなる恐れがあります。

Windows Server 2016/2012でバックアップを削除する方法|wbadminコマンドの使い方を徹底解説

パート2:WBADMINコマンドでフルバックアップを削除する方法

フルバックアップを削除するには、「WBADMIN DELETE BACKUP」コマンドを、以下のパラメーターと組み合わせて使用します。

-keepVersions:<保持するコピー数> | -version:<バージョン識別子> | -deleteOldest
-backupTarget:<ボリューム名>
-machine:<バックアップマシン名>
-quiet

実行例:*

※補足:コマンドプロンプトを管理者として実行してください。

A. wbadminコマンドで最も古いフルバックアップを削除する場合:

  • wbadmin delete backup -deleteOldest

Windows Server 2016/2012でバックアップを削除する方法|wbadminコマンドの使い方を徹底解説

B. 最新10件を残して、それ以外のすべてのフルバックアップを削除する場合:*

  • wbadmin delete backup -keepVersions:10

* 補足:上記コマンドの「10」の部分は、保持したい最新バージョンの数に応じて変更してください。

Windows Server 2016/2012でバックアップを削除する方法|wbadminコマンドの使い方を徹底解説

C. 特定のフルバックアップを削除する場合:

1. 「Version Identifier(バージョン識別子)」の行を確認して、削除したいフルバックアップを見つけます。

2. 以下のコマンドで、指定したバージョンのフルバックアップを削除します。

  • wbadmin delete backup -version:バージョン識別子

例:2019年7月3日06時43分に作成されたフルバックアップを削除する場合は、次のように入力します。

  • wbadmin delete backup -version:03/07/2019-06:43

Windows Server 2016/2012でバックアップを削除する方法|wbadminコマンドの使い方を徹底解説

D. すべてのフルバックアップを削除する場合:*

  • wbadmin delete backup -keepVersions:0

* 補足:すべてのフルバックアップを削除することは推奨されません。サーバー全体の復元が不可能になる恐れがあります。

Windows Server 2016/2012でバックアップを削除する方法|wbadminコマンドの使い方を徹底解説

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