Install.WIMとInstall.ESDを相互変換する4つの方法【DISM・フリーツール活用】
これまでのチュートリアルでは、「Install.ESD」を「Install.WIM」に変換する方法や、Windows 10の修復に必要な正しい「install.wim」イメージファイルを抽出する方法をご紹介しました。本記事では、install.wimをinstall.esdに変換し、DISMによるWindowsの修復やUSBメモリからのWindowsインストールに活用できるようにするための詳細な手順を解説します。
ここでは、Windows 10/8/8.1環境において、install.wimからinstall.esdを書き出す方法、およびその逆の変換を行う方法を複数ご紹介します。
Install.WIMとInstall.ESDを相互変換する方法
- 方法1: DISMコマンドでinstall.wimをinstall.esdに変換する
- 方法2: ESD2WIM-WIM2ESD-v2でINSTALL.WIMからINSTALL.ESDを書き出す
- 方法3: WinReducer ES-WIMコンバーターで変換する
- 方法4: NTLiteでInstall.WIMをInstall.ESDに変換する
方法1: DISMコマンドでinstall.wimをinstall.esdに変換する
最初の方法は、Windows標準搭載のDISMツールを使用する方法です。
1. Windows ISOイメージから変換する場合は、インストールメディアをシステムにマウント(または接続)します。あるいは、install.wimファイルをCドライブのルートフォルダー(C:\)にコピーしてください。
※注: Windows 8/8.1をお使いの場合は、ISOファイルのマウント方法に関する記事を参考にしてください。
2. スタートボタンを右クリック
し、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
3. 次のコマンドを入力してEnterキーを押すと、install.wimファイルに含まれるイメージの一覧を確認できます。
- dism /Get-WimInfo /WimFile:X:\FullImagePath\install.wim
※注: 「X」は実際のドライブ文字に、パスは変換したいinstall.wim(またはinstall.esd)ファイルの場所に置き換えてください。この例ではDドライブにマウントしたWindowsインストールメディアからinstall.wimを抽出するため、コマンドは以下のようになります。
- dism /Get-WimInfo /WimFile:D:\sources\install.wim
4. 抽出・変換したいWindowsバージョンのインデックス番号を控えておきます。
※例: 下のスクリーンショットでは、Windows 10 Homeエディションのインデックス番号は「3」です。

5. 次のコマンドを実行して、install.wimファイルをinstall.esdに変換します。
- dism /export-image /SourceImageFile:"X:\FullImagePath\install.wim" /SourceIndex:IndexNumber /DestinationImageFile:"C:\install.esd" /Compress:recovery /CheckIntegrity
※注: 上記のコマンドでは、install.wimファイルの場所(フルパス)と、抽出したいWindowsバージョンのインデックス番号を環境に合わせて変更することを忘れないでください。ソースのinstall.wimにWindowsのバージョンが1つしか含まれていない場合、インデックス番号は「1」になります。
例: この例ではWindows 10 Home(インデックス番号=3)を抽出するため、コマンドは以下のようになります。
- dism /export-image /SourceImageFile:"D:\sources\install.wim" /SourceIndex:3 /DestinationImageFile:"C:\install.esd" /Compress:recovery /CheckIntegrity

6. 処理が完了すると、Cドライブのルートフォルダー(C:\install.esd)にinstall.esdイメージファイルが作成されます。
方法2: ESD2WIM-WIM2ESD-v2でINSTALL.WIMからINSTALL.ESDを書き出す
2つ目の方法は、専用ツール「ESD2WIM-WIM2ESDコンバーター」を使用する方法です。
1. 「install.wim」(または「install.esd」)ファイルをCドライブのルートフォルダー(C:\)にコピーします。
2. ESD2WIM-WIM2ESDコンバーターをダウンロードします。
3. 圧縮された「ESD2WIM-WIM2ESD-v2.zip」ファイルを解凍します。
4. 解凍したフォルダー内の「ESD2WIM-WIM2ESD」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

5. 「install.wim」ファイルのフルパスを入力します(例:「C:\install.wim」)。

6. 表示された書き出しオプションの一覧から、書き出したい内容に対応する番号を入力します。
※例: install.wimに複数のWindowsバージョンが含まれていて、そのうち1つだけを書き出したい場合は「3」と入力します。

7. 書き出したいWindowsバージョンのインデックス番号を入力してEnterキーを押します。
※例: Windows 10 Homeの場合は「3」と入力してEnterキーを押します。

8. 最後に、抽出が完了するまで待ちます。完了すると、ESD2WIM-WIM2ESD-v2フォルダー内にinstall.esdファイルが生成されます。
方法3: WinReducer ES-WIMコンバーターでInstall.WIMをInstall.ESDに変換する
3つ目の方法は、「WinReducer ES-WIMコンバーター」を使用する方法です。WIMからESDへ、またその逆の変換にも対応しています。
1. 「install.wim」(または「install.esd」)ファイルをCドライブのルートフォルダー(C:\)にコピーします。
2. WinReducer ES-WIMコンバーターをダウンロードします。
3. 「winreducereswimconverter.zip」ファイルを解凍します。
4. 解凍したフォルダーを開き、「WinReducerESWimConverter.exe」をダブルクリックします。
5. ライセンスをお持ちの場合は「YES」を、そうでない場合は「NO」をクリックします。

6. Configuration Error(構成エラー)のメッセージが表示されたら「OK」をクリックします。

7. 「Software installation」をクリックします。

8. 7zip、Dism、oscdimg、SetACLをすべて「ON」に設定し、「Download」をクリックします。

9. ダウンロードが完了したら「OK」を選択し、「Activate license」ウィンドウで「NO」をクリックします。
10. WinReducer ES-WIMコンバーターの画面で「Open」をクリックし、ESDに変換したいinstall.wimファイルを選択します。

11. WIMファイルを選択したら、プログラムがファイルを読み込むまで数秒待ちます。
12. 読み込みが完了したら「WIM -> ESD」オプションをクリックし、WIMファイルから抽出したいWindowsのバージョンを選択します。

13. 最後に「Convert」をクリックします。

14. 変換が完了するまで待ちます。完了すると、Cドライブのルートフォルダー(C:\install.esd)にinstall.esdファイルが保存されます。
方法4: NTLiteでInstall.WIMをInstall.ESDに変換する
最後の方法は、「NTLite」というユーティリティを使用する方法です。
※注: NTLiteは変換処理時に多くのシステムリソースを消費する点に注意してください。
1. NTLiteをダウンロードしてシステムにインストールします。
2. NTLiteを起動し、「Free license」を選択して「OK」をクリックします。
3. 変換したい「install.wim」(または「install.esd」)ファイルをCドライブのルートフォルダー(C:\)にコピーします。
4. 「Image」タブで、「Add」ボタンの横にある小さな矢印をクリックし、「Image file (WIM, ESD, SWM)」を選択します。

5. ESDに変換したいinstall.wimファイルを選択して「Open」をクリックします。

6. 警告メッセージの内容をよく読んでから「OK」をクリックします。
※注: 抽出後に起動可能なISOイメージを作成したい場合は、事前にWindowsセットアップDVDの内容全体をローカルディスク上のフォルダーにコピーしておく必要があります。

7. NTLiteの画面には、install.wimファイルに含まれるすべてのWindowsバージョンが表示されます。ESDまたはWIMに変換したいバージョンを右クリックし、「Export」>「ESD」(または「WIM」)を選択します。

8. 次のウィンドウで「OK」をクリックします。

9. install.esdファイルの保存先を指定して「Save」をクリックします。

10. 最後に、処理が完了するまで待ちます。
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