Javaで文字列と16進数を相互に変換する方法を解説
文字列を16進数(Hexadecimal)に変換する
Javaでは、IntegerクラスのtoHexString()メソッドを使うと、整数を引数として渡すだけで16進数表記の文字列を取得できます。このメソッドを利用して、文字列全体を16進数に変換する手順は以下のとおりです。
- 対象となる文字列を用意します。
- 空のStringBufferオブジェクトを作成します。
- StringクラスのtoCharArray()メソッドで、文字列をchar型の配列に変換します。
- ループ処理で、配列の各要素を順番に取り出します。
- ループ内で各文字をint型に変換し、その値をInteger.toHexString()メソッドに渡して16進数文字列を取得します。
- StringBufferクラスのappend()メソッドで、変換結果を順次連結していきます。
- 最後にtoString()メソッドで、StringBufferオブジェクトを通常の文字列に変換して完成です。
コード例
import java.util.Scanner;
public class StringToHexadecimal {
public static void main(String args[]) {
Scanner sc = new Scanner(System.in);
System.out.println("文字列を入力してください: ");
String str = sc.next();
StringBuffer sb = new StringBuffer();
// 文字列をchar型の配列に変換
char ch[] = str.toCharArray();
for(int i = 0; i < ch.length; i++) {
String hexString = Integer.toHexString(ch[i]);
sb.append(hexString);
}
String result = sb.toString();
System.out.println(result);
}
}実行結果
文字列を入力してください: Tutorialspoint 5475746f7269616c73706f696e74
この例では、「Tutorialspoint」という文字列が「5475746f7269616c73706f696e74」という16進数表記に変換されています。たとえば先頭の「54」は、文字「T」のUnicodeコードポイント(U+0054)に対応しています。
補足: 上記の方法は1文字ずつ(UTF-16のコードユニット単位)で変換するため、日本語などのマルチバイト文字を扱う場合は、getBytes("UTF-8")でバイト配列に変換してから各バイトを16進数化する方法が推奨されます。
16進数を文字列に変換する
逆に、16進数表記の文字列を元の文字列に戻す場合も、基本的な考え方は同じです。以下の手順で変換できます。
- 16進数の値(文字列)を取得します。
- toCharArray()メソッドで、char型の配列に変換します。
- 配列から2文字ずつ読み取り、部分文字列を作成します。
- その部分文字列をInteger.parseInt(文字列, 16)で基数16の整数としてパースし、char型にキャストします。
- すべての文字を連結して、元の文字列を復元します。
コード例
import java.util.Scanner;
public class HexadecimalToString {
public static void main(String args[]) {
Scanner sc = new Scanner(System.in);
System.out.println("16進数の値を入力してください: ");
String str = sc.next();
String result = new String();
char[] charArray = str.toCharArray();
for(int i = 0; i < charArray.length; i=i+2) {
String st = ""+charArray[i]+""+charArray[i+1];
char ch = (char)Integer.parseInt(st, 16);
result = result + ch;
}
System.out.println(result);
}
}実行結果
16進数の値を入力してください: 5475746f7269616c73706f696e74 Tutorialspoint
16進数の各2桁が1文字に対応しているため、ループは2文字ずつ進める点に注意してください。また、大量の文字列を扱う場合は、文字列連結(+演算子)の代わりにStringBuilderやStringBufferを使うことで、パフォーマンスを向上させることができます。
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