Windows Installerの「エラー1603」を解決する方法|原因と具体的な対処手順
エラー1603は、PC上で「Windows Installer」を使ってソフトウェアをインストールまたは実行しようとした際に表示されるエラーです。Windows Installerは、Windows環境で各種プログラムの導入を支援する中核的なコンポーネントの一つですが、このエラーが発生するとインストール作業が途中で中断されてしまいます。本記事では、エラー1603の原因と、誰でも実践できる具体的な解決手順をわかりやすく解説します。
エラー1603とは?発生する原因は?
エラー1603が発生すると、通常は次のようなメッセージが表示されます。
- 「Error 1603: インストール中に致命的なエラーが発生しました」
このエラーの主な原因は、以下の3つです。
- インストール先として暗号化されたフォルダを指定している
- インストール先ドライブが仮想ドライブ(SUBSTドライブ)になっている
- Windows Installerが使用するSYSTEMアカウントに管理者権限(フルコントロール)がない
それぞれの原因に応じた対処法を、以下の手順に沿って確認していきましょう。
エラー1603を解決する3つの手順
手順1:暗号化されていないフォルダにインストールする
インストール先のフォルダが暗号化されている場合、エラー1603が発生することがあります。まずは暗号化されていない通常のフォルダを用意し、そこにパッケージをインストールしてください。これだけで問題が解決するケースも少なくありません。
手順2:インストール先が仮想ドライブではないか確認する
「仮想ドライブ(サブステートドライブ)」とは、物理的には存在しないドライブ文字を割り当てた仮想的なドライブのことです。この種のドライブへインストールしようとすると、Windowsが必要なファイルを正しく読み取れず、エラー1603が発生します。実際の物理ドライブ(Cドライブなど)をインストール先に指定しているか、必ず確認しましょう。
手順3:SYSTEMアカウントの権限設定を見直す
SYSTEMアカウントに、インストール先フォルダへの「フルコントロール」権限がない場合にも、このエラーが表示されます。以下の手順で権限を付与してください。
- デスクトップでマイコンピュータ(エクスプローラー)を開きます。
- Windows Installerパッケージのインストール先となるドライブを右クリックし、プロパティを選択します。
- セキュリティタブをクリックします。
- セキュリティタブで、グループ名またはユーザー名の一覧にSYSTEMアカウントが表示されていることを確認します。
- SYSTEMアカウントが一覧にない場合は、次の手順で追加します。
- 追加ボタンをクリックし、「ユーザーまたはグループの選択」ダイアログを開きます。
- SYSTEMを選択して追加をクリックします。
- OKをクリックして閉じます。
- アクセス許可の欄にある「許可」のフルコントロールにチェックを入れ、詳細設定をクリックします。
- 表示されたダイアログで、「すべての子オブジェクトのアクセス許可エントリを、ここに表示されているエントリで置き換える」にチェックを入れます(Windows XPの場合)。それ以外のOSでは、「子オブジェクトすべてのアクセス許可をリセットし、継承可能なアクセス許可の伝達を有効にする」にチェックを入れてOKをクリックします。
- 最後に、Windows Installerパッケージを再度実行します。
再発防止にはレジストリのクリーニングもおすすめ
上記の手順でエラー1603は解消できるはずです。さらに安定した動作を求めるなら、レジストリクリーナーの活用も検討してみましょう。
「レジストリ」とは、Windowsの動作に必要なあらゆる設定情報を保存している重要なデータベースです。しかし、使用を重ねるうちにレジストリは破損・肥大化しやすく、これがファイル読み込みの遅延やさまざまなシステムエラー(エラー1603を含む)の原因となることがあります。信頼性の高いレジストリクリーナーで定期的にメンテナンスを行えば、こうしたトラブルの予防につながります。
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