ランサムウェア対策ガイド:Ontrack最新調査が明かす7つの防御策
ここ数年、ランサムウェアはサイバーセキュリティ分野で最も注目される脅威となっています。世界中の企業や組織がサイバー犯罪者の標的となり、機密データ漏洩のリスクにさらされています。もはや「自社は大丈夫」と考える企業は存在せず、あらゆる組織には十分なセキュリティ予算と、ランサムウェアに関する正しい知識、そして効果的な予防策の理解が求められています。
ランサムウェアに関する調査結果
Ontrackでは、世界541の組織を対象に、ランサムウェアの現状に関するアンケート調査を実施しました。その中から、特に注目すべき重要なポイントをご紹介します。
ランサムウェア攻撃を防ぐための7つの対策
1. OS(オペレーティングシステム)を常に最新の状態に保つ
OSを定期的にアップデートすることで、古いソフトウェアに潜む脆弱性を突いたハッカーの侵入を防ぐことができます。自動アップデート機能を有効にしておくのも有効な手段です。
2. 最新のセキュリティソフトを導入する
コンピュータに最新のアンチマルウェア(マルウェア対策)ソフトを導入すれば、潜在的な脅威から身を守ることができます。市場には多くの製品が存在するため、パソコンに標準搭載されていない場合は、信頼できる製品を選びましょう。
3. すべてのデバイスにパスワード保護を設定する
デバイスにパスワードを設定することは、最もシンプルで効果的な保護手段です。基本的な対策のように思われますが、実はパスワードを設定していない人が多いというのが現実です。今すぐすべてのデバイスを見直してみましょう。
4. 複雑で推測されにくいパスワードを作成する
パスワードを設定する際は、複雑なものを使用し、複数のデバイスで同じパスワードを使い回さないようにしましょう。パスワードを覚えるのが苦手な方は、パスワード管理ツールの活用がおすすめです。さらに、二段階認証(2要素認証)を設定することで、より強固なセキュリティを実現できます。
5. フィッシングメールに注意する
フィッシング詐欺は今でも後を絶ちません。かつてのような「海外の王女を助けてほしい」といった粗末な文面の時代は終わり、ハッカーの手口は格段に巧妙になっています。不審なメールを受け取ったら、まず送信元のメールアドレスを確認しましょう。例えば、「Appleからのメール」と記載されていても、実際のアドレスが XXX@789.com のようなものであれば、それは偽物です。
6. バックアップを常に最新の状態に保つ
自らを守るためには、データのバックアップも欠かせません。万が一マルウェアに感染した場合でも、迅速かつ手間なくシステムを復旧できるようになります。また、バックアップシステムはネットワークに常時接続せず、必要な時のみ接続することで、バックアップデータ自体がマルウェアに感染するリスクを回避できます。
7. テープ(Tape)ストレージの活用を検討する
テープメディアは、データ保存手段として最も高いセキュリティを提供します。バックアップをテープに書き込んだ後はテープを取り外し、ネットワークから切り離された状態となるため、マルウェア攻撃の影響を受けることは一切ありません。このようなエアギャップによるオフライン保管は、ランサムウェア対策として非常に有効な手法です。
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