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Windows 10/11・8・7からランサムウェアを削除する方法【完全ガイド】

ここ数年で、マルウェアの脅威は日常的なものとなりました。毎月のように悪質なランサムウェア攻撃がニュースを賑わせています。ある報告によれば、なんと14秒に1回のペースでランサムウェア攻撃が発生しているとのこと。そして、こうした攻撃の標的になりやすいのがWindows OSです。すべてのWindowsユーザーにとって、他人事ではない問題だと言えるでしょう。

では、万が一被害に遭ってしまったらどうすればよいのでしょうか?この記事では、Windows 10/11、8、または7のデバイスからランサムウェアを削除する手順について詳しく解説します。

ランサムウェアは削除できるのか?

まずこの一見単純な疑問から始めるのは、「ランサムウェアの駆除」と「暗号化されたファイルの復元」を混同している人が多いからです。残念ながら、ほとんどの場合、両者は別物です。

現代のランサムウェアは高度な非対称暗号化アルゴリズムを使用してファイルを暗号化します。つまり、固有の復号鍵がなければ、ファイルを取り戻すことは事実上不可能です。コンピューターからランサムウェアそのものを除去するツールは存在しますが、それらは復号ツールではありません。ファイルが永久に失われる可能性があることを覚悟したうえで駆除作業を進める必要があります。身代金を支払うという選択肢もありますが、支払いは強くお勧めしません。身代金を払ってもファイルが戻るとは限らず、犯罪組織への資金提供につながるだけだからです。

前提が整理できたところで、具体的な対処法を見ていきましょう。

1. アンチマルウェアソフトを使う

多くのランサムウェアは、Outbyte Anti-Malwareのようなアンチマルウェアプログラムで対処できます。アンチマルウェアソフトはシステム全体を包括的にスキャンし、マルウェアとその依存関係をすべて除去してくれます。

ただし、その前に重要な準備があります。「ネットワークありのセーフモード」でWindowsを起動することです。セーフモードで起動すると、Windows OSに不可欠なもの以外のアプリや設定の影響を切り離せるため、マルウェアの活動を封じ込めやすくなります。

Windows 7、8、10/11をネットワークありのセーフモードで起動するには、以下の手順を実行してください。

  1. Windows + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
  2. 「msconfig」と入力し、システム構成を起動します。
  3. ブートタブを開き、セーフ ブートにチェックを入れます。
  4. セーフ ブートの下にあるネットワークを選択します。
  5. OKをクリックします。
  6. 再起動をクリックします。

セーフモードへの起動方法は他にもありますが、上記の手順はWindows 10/11、8、7のどれでも共通して使える方法です。

ネットワークありのセーフモードで起動できたら、インターネット経由でランサムウェア対策に必要なユーティリティツールをダウンロードしましょう。

また、アンチマルウェアソフトに加えて、PC修復ツールを併用することをお勧めします。PC修復ツールは、ジャンクファイルの除去、過剰にCPUリソースを消費するプロセスの特定、問題のあるアプリの発見と削除を容易にする役割を果たします。さらに、壊れたレジストリエントリの修復も行ってくれます。

2. Windowsの回復オプションを使う

Windows OSには、マルウェア感染を含むPCトラブルのトラブルシューティングに役立つ、多彩な回復オプションが用意されています。

  • このPCを初期状態に戻す(リセット)
  • PCを更新する(リフレッシュ)
  • インストールメディアを使ってWindows 10/11を再インストールする
  • インストールメディアを使ってPCを復元する
  • システムの復元
  • 回復ドライブを使ってPCを復元・回復する、またはインストール済みのWindows更新プログラムを削除する

これらの回復オプションは、アンチマルウェアソフトの補助として使うのが理想的ですが、単独の対策としても活用できます。

ここでは、特によく使われる2つの回復オプションについて詳しく見ていきます。

システムの復元

「システムの復元」は、指定した復元ポイント以降に行われた設定・システムファイル・アプリへの変更を元に戻すWindowsの機能です。

Windows 7の場合は、[スタート] > [すべてのプログラム] > [アクセサリ] > [システム ツール] > [システムの復元]からアクセスできます。

Windows 10/11または8の場合は、以下の手順を実行してください。

  1. Windowsの検索ボックスに「復元ポイントの作成」と入力します。
  2. システムのプロパティ画面でシステム保護タブを開きます。
  3. システムの復元をクリックします。
  4. 復元ポイントを選択します。
  5. 画面の指示に従って処理を完了させます。

システムの復元を効果的に行うには、感染が発生するに作成された復元ポイントを選ぶことが重要です。感染時期を正確に把握するのは難しいため、実践的には最も古い復元ポイントを選ぶことをお勧めします。

このPCを初期状態に戻す(リセット)

「このPCを初期状態に戻す」機能を使うと、コンピューター内のデータをすべて消去し、初期状態にリセットできます。Windows 10/11での手順は以下の通りです。

  1. [スタート] > [設定]を開きます。
  2. [更新とセキュリティ]から[回復]をクリックします。
  3. [このPCを初期状態に戻す]の下にある[今すぐ始める]をクリックします。
  4. すべてのファイルと設定を削除するため、[すべて削除する]を選択します。
  5. [次へ]をクリックします。
  6. [リセット]ボタンをクリックします。

「すべて削除する」を選ぶ理由は、悪質なランサムウェア攻撃によってファイルが完全に失われている可能性を考慮するためです。中途半端に残されたファイルにも感染が及んでいる恐れがあります。

Windows 7のデバイスをリセットする場合は、以下の手順を実行してください。

  1. [スタート] > [コントロール パネル] > [システムとセキュリティ]を開きます。
  2. [バックアップと復元]を選択します。
  3. [バックアップと復元]の中から[システム設定やコンピューターの回復]を選びます。
  4. [高度な回復方法]を選択します。
  5. [コンピューターを出荷時の状態に戻す]を選びます。
  6. バックアップの作成を求められたら、[スキップ]をクリックします。
  7. [再起動]ボタンを押します。

コンピューターを初期状態に戻せば、マルウェアや問題のあるアプリは一切なくなり、動作も快適になります。あとは、次のランサムウェア攻撃を防ぐ予防策を講じるだけです。具体的にはどんな対策が必要なのでしょうか?最も効果的なものを以下にまとめました。

ランサムウェア攻撃を防ぐ方法

  • 有料の高品質アンチマルウェアソリューションで定期的にコンピューターをスキャンする。
  • メールで届く特典、割引情報、文書などは、安易に開かず、必ず送信元の信頼性を確認する。
  • 家族や同僚とパソコンを共有している場合は、デバイスセキュリティに関する認識を共有しておく。
  • 重要なファイルは必ずバックアップを取っておく。万一被害に遭っても、ダメージを最小限に抑えられます。
  • ソフトウェアは信頼できる公式ソースから入手し、怪しい海賊版サイトなどからダウンロードしない。

本記事が、ランサムウェアからコンピューターを守り、復旧させるための一助となれば幸いです。ご質問やご意見、ご提案がありましたら、ぜひ下のコメント欄でお聞かせください。

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