Windows 11/10/8/7でUSBメモリの書き込み保護を解除する4つの方法
USBの書き込み保護とは、USBメモリ内のデータを消去・変更できないようにするデータ保護機能です。書き込み保護が有効になっていると、データの編集やフォーマットが一切行えなくなり、操作を試みるたびに「ディスクは書き込み禁止になっています」というエラーメッセージが表示されます。本記事では、Windows 11/10/8/7環境でUSBメモリの書き込み保護を解除する方法を、状況別にわかりやすく解説します。
方法1:本体のスイッチをOFFにして書き込み保護を解除する
一部のUSBメモリには、データ保護のため物理的な書き込み保護スイッチ(ロックスイッチ)が搭載されています。必要なときだけONにして使う設計ですが、うっかり触れてしまうことで意図せず書き込み保護が有効になるケースも少なくありません。その場合は、以下の手順で簡単に解除できます。
1. USBメモリ本体の側面などにあるスイッチを探します。
2. スイッチがON(Lock)側になっていれば、OFF(Unlock)側にスライドします。これで書き込み保護は即座に無効になります。
3. PCにUSBメモリを挿し直し、ファイルが閲覧・編集できる状態に戻っているかを確認します。
方法2:コマンドプロンプト(Diskpart)で書き込み保護を解除する
コマンドプロンプト(cmd)は、Windows 11/10/8/7に標準搭載されているコマンドラインインタープリターです。「Diskpart」コマンドを使用すれば、USBメモリの読み取り専用属性を解除できます。手順は以下の通りです。
1. キーボードのWin + Rキーを押し、「cmd」と入力してEnterキーを押し、コマンドプロンプトを開きます。
2. 開いたら「Diskpart」と入力してEnterキーを押します。
3. 続けて「list disk」と入力し、Enterキーを押すと、接続中のディスク一覧が表示されます。
4. 対象のUSBメモリを選択します。「select disk X」と入力してください(Xは書き込み保護されたUSBドライブに割り当てられた番号)。
5. 「attributes disk clear readonly」と入力してEnterキーを押せば、書き込み保護の解除は完了です。
作業が完了したら「exit」と入力してコマンドプロンプトを閉じ、すぐにPCを再起動します。その後、書き込み保護が解除されているかどうかを確認しましょう。
方法3:レジストリエディターで書き込み保護を解除する
レジストリとは、Microsoft Windowsがハードウェア構成、インストール済みアプリケーション、OSの設定情報などを保存しているデータベースのことです。レジストリを編集することでも、USBメモリの書き込み保護を解除できます。ただし、レジストリはシステムに直接関わる重要な部分のため、誤った操作を行うとPCが正常に動作しなくなる恐れがあります。初心者の方は特に慎重に、以下の手順を正確に実行してください。なお、Windows 10/11とWindows 7では手順が異なります。
Windows 10/11の場合
1. 書き込み保護されたUSBメモリをPCに挿入します。
2. レジストリエディターを開きます。スタートボタンをクリックし、「ファイル名を指定して実行」に「regedit」と入力してOKをクリックします。
3. 「HKEY_LOCAL_MACHINE」をクリックして展開し、「SYSTEM」を開きます。
4. 「SYSTEM」から「CurrentControlSet > Control > StorageDevicePolicies」へと移動します。
5. 「WriteProtect」をダブルクリックしてDWORD値の編集画面を開きます。
6. 値のデータを「0」に変更してOKをクリックします。
7. レジストリエディターを閉じ、PCを再起動します。
※注意:「StorageDevicePolicies」キーは環境によって存在しない場合があります。存在しないときは、以下の手順で新規作成してください。
8. 「HKEY_LOCAL_MACHINE」を展開し、「SYSTEM」を開きます。
9. 「SYSTEM」から「CurrentControlSet > Control」へ移動します。
10. 右側のペインの空欄で右クリックし、「新規」にマウスを合わせて「キー」を選択します。
11. 新しいキーの名前を左側のフォルダーツリーで「StorageDevicePolicies」と入力し、Enterキーを押します。
12. 作成した「StorageDevicePolicies」キーを選択します。
13. 右側のペインの空欄で右クリックし、「新規」から「DWORD (32ビット) 値」を選択します。
14. 値の名前を「WriteProtect」としてEnterキーを押します。
15. 「WriteProtect」をダブルクリックして編集画面を開き、上記と同様に値のデータを「0」に変更します。
Windows 7の場合
1. 上記と同じ方法でregeditを開きます。
2. 「HKEY_LOCAL_MACHINE」から「SYSTEM」へ移動します。
3. 「SYSTEM」から「CurrentControlSet」、さらに「Services」へ進みます。
4. 「USBSTOR」を選択します。
5. 「Start」をダブルクリックするとダイアログボックスが開きます。
6. ダイアログボックスの値のデータに「3」を入力します。
7. 最後にレジストリエディターを閉じます。
方法4:BitLockerパーティションをオフにして書き込み保護を解除する
BitLockerは、Windows Vista以降のMicrosoft Windowsに搭載されているフルボリューム暗号化機能です。有効にすると、暗号化によってデータが保護されるため、保護を解除しない限りBitLockerパーティションを変更できません。解除手順は以下の通りです。
1. エクスプローラーを開き、BitLockerで暗号化されたボリュームを右クリックして「BitLockerの管理」を選択します。
2. 書き込み保護されているパーティション(BitLockerオンと表示されるもの)を選択し、「BitLockerをオフにする」をクリックします。
3. 自動的に復号化が進み、「BitLockerオフ」と表示されれば完了です。
以上が、Windows 11/10/8/7でUSBメモリの書き込み保護を簡単に解除するための4つの方法です。
補足:書き込み保護されたUSBメモリからデータを復元する方法
データは非常に大切なものです。万が一、上記のどの方法でも書き込み保護を解除できなかった場合でも、iBeesoft Data Recoveryを使えば、書き込み保護されたUSBメモリからデータを取り出せる可能性があります。USBメモリ上のデータは、別のデータによって上書きされない限り元の場所に残っているため、復元が可能です。
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iBeesoft Data Recoveryでデータを復元する手順は以下の通りです。
1. USBメモリをPCに接続し、iBeesoft Data Recoveryをダウンロード・インストールして起動します。
2. 次の画面にUSBフラッシュドライブの一覧が表示されます。書き込み保護されたUSBフラッシュドライブを選択し、「スキャン」ボタンをクリックします。これによりクイックスキャンが開始されます。
3. スキャン完了後、検出されたファイルをプレビューし、復元したいファイルを選択します。目的のファイルが見つからない場合は、より詳細な検索を行う「ディープスキャン」を実行してください。完了までに時間はかかりますが、ファイル復元の精度が格段に向上します。これで、書き込み保護されたUSBメモリからでもデータを復元できます。
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